入居者は、31歳男性、土木関係の会社に勤務をしていたが半年前に退社、その後は仕事もしていないようだった。前から、家賃は滞納気味だったが、2ヶ月前より完全に入金も無くなり、連絡が取れなくなる。1ヶ月前には、電気とガスが止められる、サラ金からの督促状も多数きている、また、友人からも借金をしているようで、玄関に「○○、金返せ! 連絡よこせ! ▲▲より」の張り紙もされる、素人のやる事は恐ろしい。
保証人である母親に電話するが、母親もまったく連絡がとれていないようだ。家賃が3ヶ月分たまる11月01日、保証人である母親立会いのもと、部屋を開ける。案の定、身の回り品と最低限必要な物だけが無くなっているので、逃げたようだ。
部屋自体は、いつも見ている夜逃げした後の状態と同じで珍しくも無いが、トイレを開けてビックリ ! トイレットペーパーの芯が多数、汚物も溢れている、トイレの床も見えない、便器も見えない、凄まじいトイレだ。母親は、「ヒドスギル・・・」と言ったきり、立ちすくんでしまった。
母親には、10日以内に全ての荷物を処分すること、トイレもキレイニすること、滞納家賃は全額支払うことを言って、別れて来たが、それにしても、凄まじいトイレだった。
30歳過ぎて、親に迷惑かけたらイケナイネ、これこそ「自分のケツぐらい、自分でふけよ」と言いたくなりますね。
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