学生マンションとアパートはどっちがいい?やめとけ・危ないと言われる理由

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学生マンションとアパートはどっちがいい?やめとけ・危ないと言われる理由

進学を機に初めて一人暮らしをする方のなかには、自分に適した住まい選びに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

大学生向けの賃貸物件はいくつかありますが、学生マンションと一般のアパートは違いがわかりにくく、判断に迷うかもしれません。

そこでこの記事では、学生マンションやアパートに向いているタイプを解説します。「学生マンションは危ない・やめとけ」と言われる理由も、SNSの口コミを紹介しながら解説しますので、参考になれば幸いです。

学生マンションとは?学生寮・学生会館などとの違い

学生マンションとは?学生寮・学生会館などとの違い

学生マンションに向いているタイプを知る前に、定義や学生寮・学生会館などとの違いを押さえておきましょう。それぞれの違いを理解すれば、ご自身の希望条件に合った選択ができます。

そもそも学生マンションとは、学生を対象にした賃貸物件です。

基本的には学生しか入居できず、学校卒業時には退去しなければなりません。とはいえ、まれに社会人もOKな物件もあります。

学生マンションは、学生寮・学生会館と異なり、管理人が常駐したり、食事が提供されたりはしません(一部を除く)。

それぞれの項目ごとの違いを、下記の表にまとめました。

項目学生寮・学生会館学生マンション一般的な賃貸物件
入居できる人学生学生制限なし
食事付き
(食事付きの物件もあり)
セキュリティ
自由度
初期費用高め高め抑えられる
トータルコスト抑えられる高め標準

以上の内容から学生マンションは、学生寮・学生会館と、一般的な賃貸物件のちょうど中間の立ち位置にあるといえます。

学生マンションのメリット・デメリット

学生マンションのメリット・デメリット

学生マンションの代表的なメリット・デメリットを、下記の表にまとめました。

メリットデメリット
・セキュリティが充実しており安全性が高い
・通学しやすい立地の物件が多い
・居住者も学生で安心できる
・費用が高い傾向にある
・物件数が少ない
・学生同士で騒音トラブルが起きることもある
・一般の賃貸物件より自由度が低いこともある

一般的な賃貸物件と違って、学生マンションは居住者も学生であるため、身元がわかっていて安心できる点がメリットです。

一方で、騒音トラブルが起きたときに「見知った学生が相手なので注意しづらい」と我慢してしまうケースもあります。

以下の記事では、学生マンションのメリット・デメリットをより詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。

関連記事:学生マンションが向いているのはどんな人?メリットとデメリットを総まとめ

アパート(一般の賃貸物件)のメリット・デメリット

アパート(一般の賃貸物件)のメリット・デメリット

アパート(一般の賃貸物件)の代表的なメリット・デメリットを、下記の表にまとめました。

メリットデメリット
・学生マンションと比べて家賃が抑えられる
・選択肢が幅広い
・自由度が高い
・学生向けのサービスが少ない
・セキュリティが整っていないこともある
・友人を作りにくい

アパート(一般の賃貸物件)の場合は、学生マンションのように管理人が常駐しているとは限りません。

オートロックやモニター付きインターホンが付いていない物件も多いため、セキュリティを重視する人には不安な部分もあるでしょう。実際に不動産ポータルサイト「札幌不動産連合隊」の物件をみると、オートロックやモニター付きインターホンが付いている物件は、7,698件中2,930件(約38%)でした。

一方で、学生マンションと比べて物件の選択肢が幅広く、自由度が高い点はメリットです。

学生マンションとアパートはどっちがいい?

学生マンションとアパートはどっちがいい?

前の項目まで、学生マンションとアパート(一般の賃貸物件)のメリット・デメリットをお伝えしてきました。「結局、入居するならどっちがいい?」と悩んでいる方に向けて、オススメなタイプを解説します。

学生マンションがオススメなタイプ

学生マンションがオススメなタイプは、以下のとおりです。

  • 通学しやすい立地の物件がいい
  • 防犯設備を重視したい
  • 近隣で友人を作りたい
  • 学生寮・学生会館のように生活の制限をされたくない
  • ある程度は家賃が高くても良い

まず、学生マンションは学校から近い立地の物件が多く、通学しやすいです。一人暮らしは自己管理能力が求められるので、通学のハードルは可能な限り下げておくと、「通学がおっくうで単位を落とした」という事態を避けられます。

次に、学生マンションは充実した防犯設備の物件が多いです。オートロック・モニター付きインターホンが付いているだけでなく、管理人が常駐していたり、警備会社と連携していたりするので、初めての一人暮らしでも安心できます。

また、学生寮や学生会館は外泊に許可が必要だったり、門限があったりする物件もありますが、学生マンションであれば基本的に制限がありません。

「利便性や自由度を確保できるなら、ある程度は家賃が高くても問題ない」という方に向いています。

アパート(一般の賃貸物件)がオススメなタイプ

アパート(一般の賃貸物件)がオススメなタイプは、以下のとおりです。

  • 家賃を抑えたい
  • プライバシーを確保したい
  • 家具や部屋のレイアウトなどを自由に選びたい
  • 近隣に学生が多いと落ち着かない

可能な限り家賃を抑えたいなら、アパート(一般の賃貸物件)を選ぶのがオススメです。学生マンションはセキュリティが充実している分、コストが割高なため、アパートのほうが家賃を抑えられます。

また、学生マンションは近隣に見知った学生が住んでいるケースもあるため、共用部で顔を合わせることになります。交流しやすいというメリットもありますが、「落ち着かない」「住まいの近くで顔を合わせたくない」などの場合は、アパートのほうが良いでしょう。

「学生同士で距離が近すぎるのはストレス」という方には、アパートが向いています。

学生マンションが危ない・やめとけと言われる理由

学生マンションが危ない・やめとけと言われる理由

学生マンションを選ぶにあたって、ネット上で「危ない」「やめとけ」と言われる理由が知りたい方もいるのではないでしょうか。

ここからは、学生マンションが「危ない」「やめとけ」と言われる理由について、実際の口コミを紹介しながら解説していきます。

コストが高い

いくら新築といえど学生マンション(ワンルーム15平米ちょい)で管理費込み10万オーバーってエグすぎない?
家具家電付いてるけど、2年契約で約25万の礼金+諸々ありで初期費用も安くない。
セキュリティはしっかりしてて利便性も高いのは分かるけど、学生マンションでこれは高い

出典:https://x.com/kiyopik_2525/status/1754878996460814643

学生マンションは設備が充実している分、コストが高い傾向にあります。上記の投稿によれば、ワンルームの学生マンションで月額10万円のコストがかかったとのことです。

なお、家具家電付きの賃貸物件(ワンルーム)は、札幌市で3~4万円・東京都で7万円ほどが相場となっています。地域ごとに相場が異なるので、調べてから学生マンションと比較してみてください。

住居費に多額の費用をかけられない場合は、学生マンション以外の選択肢を検討するのがオススメです。

騒音がする

うちの学生マンション家賃安いし古い割には綺麗で広くて立地も設備も良く満足いく良物件だが、やはり学生の巣窟なだけあって夜中に大声で騒ぐ、夜通し通話してる、深夜に謎のヒップホップが鳴り響くといった騒音問題が絶えない。特に今の季節窓を開けるからそれが顕著である。いまも常に誰かの声が響く

出典:https://x.com/nirogt/status/1268199616790458368

学生マンションは若い学生ばかりが住んでいることもあり、騒音が問題になりやすい傾向にあります。上記の投稿者の方は、家賃や立地・設備などには満足しているものの、騒音問題が気になるようです。

学生マンションに住んでいる人のなかには、友人を呼んで騒いだり、大音量で音楽を聞いたりする学生もいます。

近隣住民のマナーに左右される部分が大きいものの、事前に建物の防音性をチェックしておくと、騒音トラブルが回避しやすいです。

なお、自分で解決しようとするとかえってトラブルに発展する恐れもあるため、騒音問題に悩まされるときは、管理会社に相談するのがオススメです。

勧誘やセールスに狙われやすい

私の家、学生マンションなんですけど毎年毎年年度初めには一年生がセールスの人うっかりオートロック内にいれちゃってみんな餌食になるんだよねえ……一人暮らしする前にこういう「知らない人は開けない」て暮らしを徹底してほしいもんだわ……。

出典:https://x.com/oz_bq/status/1168062085848109056

学生マンションは、まだ社会経験が浅く、警戒心も薄い若者が住んでいるため、勧誘やセールスに狙われやすい傾向にあります。

宗教勧誘や新聞のセールスが多く、断れない学生が付け込まれてしまうケースも少なくありません。

トラブルに遭った場合は、すぐに学生マンションの管理会社や、大学の相談室などに相談しましょう。

大学生が一人暮らしするアパートを探す方法

大学生が一人暮らしするアパートを探す方法

大学生が一人暮らしするアパートを探すには、おもに4つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。

まず、大学生協は、利用者のほとんどが学生であるため、大学生の生活に合った物件を紹介してもらえる点が強みです。一方で、物件の選択肢は多くありません。

次に、不動産会社は、大まかに「大手の不動産会社」「地元の中小不動産会社」に分かれます。大手の不動産会社は店舗数が多く、立地も良いため、相談に行きやすいです。ただし、手数料が割高だったり、契約を急かしてくるケースがあったりします。

対して地元の中小不動産会社は、自社で所有する物件の場合は、どこよりも詳しい情報を持っています。しかし、大手と異なり対応エリアが限定的です。

最後に不動産ポータルサイトは、オンラインで24時間物件を探せる点がメリットです。とはいえ、インターネット上の情報に限られるため、騒音・異臭など、実際に訪問しないとわからない部分もあります。

このように、どのサービスも一長一短なので、組み合わせて使うのがオススメです。

最初に不動産ポータルサイトで物件の比較をしてから、地元の不動産会社を使うと、いいとこ取りができます。

当社が運営する「不動産連合隊」では、地域密着型の不動産会社が多く物件を掲載しています。細かい条件付きで検索できるので、一度チェックしてみてください。

関連記事:大学生の一人暮らし!部屋探しのポイント6選|よくある失敗を避けるには?

学生マンションに関してよくある質問

学生マンションに関してよくある質問

学生マンションを検討するにあたって、よくある質問に回答します。

学生マンションには門限がある?

学生マンションには、基本的には門限や外泊の制限はありません。学生会館や学生寮は、門限や外泊の制限がある物件もあります。自由に生活したい人は、学生マンションが向いています。

学生マンションとアパートはどちらが安い?

物件によって差はあるものの、傾向としてはアパートのほうが安いです。

学生マンションは防犯設備が充実しており、コストが高いためです。

費用を抑えたいなら、アパートでの一人暮らしをオススメします。

セキュリティを重視したい人は、学生マンションが向いています。

学生マンションは親や友達は泊められる?

数日程度であれば、親や友達が泊まることを認めている学生マンションが多いです。

ただし、長期間の宿泊は規約違反になる場合があります。

また、女性専用のマンションは、男性が出入りするのは禁止されているケースもあります。

入居後にトラブルにならないように、物件の規約を事前に確認しておきましょう。

大学生が一人暮らしするアパートを探すなら「不動産連合隊」!

大学生が一人暮らしするアパートを探すなら「不動産連合隊」!

大学生が一人暮らしをする際は、大きく分けて4つの選択肢があります。

  1. 学生マンション
  2. 学生寮
  3. 学生会館
  4. アパート(一般の賃貸物件)

学生マンションの場合は、門限や外泊の制限がありません。また、セキュリティが充実しており、大学からの立地が良い物件も多いです。自由度の高さと安全性を両立させたい人であれば、学生マンションは魅力的な選択肢です。

一方で、設備が充実しているため、コストが高い傾向にあります。SNSの口コミによれば、月額10万円以上かかる物件もあり、「そこまで高いお金をかけられない」という人も多いのではないでしょうか。

コストを抑えて一人暮らししたいなら、アパート(一般の賃貸物件)を検討するのもオススメです。

不動産ポータルサイト「不動産連合隊」では、地域密着型の中小不動産会社が多く物件を掲載しています。「春から家賃発生OK」の物件も検索できますので、一度チェックしてみてください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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