小樽に移住したい!街の魅力や支援制度は?必要な費用等も詳しく解説

ポスト シェア LINEで送る

北海道にある小樽市は、多くの自然に触れられる地形と、多くの観光スポットがあり、移住先として人気のある街です。
多くの魅力がある小樽市へ、「移住してみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、

  • 小樽の魅力
  • 小樽への移住時に活用できる支援制度
  • 小樽へ移住するときにかかる費用

これらの内容を中心に紹介します。

小樽市への移住を検討している方に参考となる内容となっているため、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

北海道小樽市の基本情報

北海道小樽市の基本情報

小樽市は、北海道の北海道後志地方北部に位置しています。
小樽運河や、おたる水族館といった観光スポットが多く存在し、同じ北海道にある函館市や札幌市などの主要都市と共に、全国でも有名な観光場所として名が挙がる地域です。

市の一方が日本海に面しており、他の三方には山々に囲まれている特徴的な地形をしており、坂が多い街でもあります。

北海道の中でも季節によっての寒暖差が少なく、暖かい時期にはお花見や、ゴルフ、マリンスポーツ、秋には紅葉、冬はスキーなどのウィンタースポーツといったように、四季を通じて豊かな自然を満喫できる地域です。

本記事では、この小樽市の魅力について細かくも細かく紹介するため、移住を考えている方はぜひ参照してみてください。

・人口:108,354人(世帯数61,332人)※令和5年1月時点
・面積:243.83km²(平成26年10月1日時点)
・市の花:ツツジ
・市の木:シラカンバ
・市の鳥:アオバト
小樽市の基本情報

参考:小樽市ホームページ | 小樽市のプロフィール

小樽への移住前に知っておきたい5つの魅力

小樽への移住前に知っておきたい5つの魅力

ここからは、小樽市の魅力となるポイントとして以下の5つを紹介します。

  1. 歴史を感じられるスポットが豊富
  2. 海と山に囲まれており大自然を満喫できる
  3. 海鮮グルメが充実
  4. 都心までのアクセスが良い
  5. 市民交流イベントが数多く開催される

ぜひ、小樽市への移住を検討するヒントとしてください。

歴史を感じられるスポットが豊富

小樽市といえば、レトロな建築物が多く立ち並び、昔ながらの光景が広がる街並みの景色です。

定番の観光スポットともされている小樽運河では、運河に沿ってレンガ造りの倉庫が立ち並ぶ情景を堪能でき、川沿いを歩くだけでもノスタルジックな雰囲気を感じられることでしょう。

小樽運河の他にも、小樽オルゴール堂や歴史資料館などといった、時代や歴史を感じられるスポットが多く、それらの建造物を目的に全国からも多くの観光客が訪れます。

現代生活とは違った雰囲気を味わえる建物が立ち並ぶ小樽市では、レトロ好きな方やノスタルジーな雰囲気を感じたい方にとっては、移住にうってつけな街となるでしょう。

海と山に囲まれており大自然を満喫できる

小樽では、自然に囲まれている地形を活かして、自然を満喫できるスポットが多く存在しています。

小樽市に面している港内を存分に堪能できる「小樽海上観光船」や、小樽の名所である青の洞窟を堪能できる「龍宮クルーズ」では、神秘的な景色と共に船上から潮の香りや、風の心地良さを感じられることでしょう。

また、小樽市の南西には雄大にそびえる天狗山があり、ロープウェイを利用して山頂に登れば、広大な小樽市の景色を一望しながら、自然の中でリフレッシュできることでしょう。

山や海などの自然に囲まれた地形を満喫する楽しみ方ができるのは、小樽市の強みといえます。

※ここで紹介している観光地やサービスは、時期によっては内容が変更されている場合があります。それぞれの公式ホームページにて最新の情報を確認するようにしてください。

海鮮グルメが充実

漁港が近くにある小樽市では漁業が盛んで、新鮮な海産物を味わえます。

スーパーやコンビニが普及した現代でも、小樽地域では昔ながらの市場が多く残っており、店内では活気あふれる雰囲気とともに、採れたての新鮮な海産物を購入できます。

市場では、都会暮らしの中では味わえないような、独特の空気を感じられることも魅力の一つです。

小樽周辺では、数多くの海鮮グルメを楽しめる飲食店もあるため、新鮮な海の幸を思う存分堪能してみてください。

都心までのアクセスが良い

小樽市は、北海道の都心部である札幌駅まで電車を利用すれば30分ほどで行けるため、立地にも恵まれています。

札幌市は全国の市町村で4位の人口数を誇る大都市(※)であり、多くのショッピング施設や娯楽施設などが点在している市です。

また、札幌市内では、電車やバスなどの交通網が発達しており、北海道にある各方面への移動がしやすく観光の拠点としても利用できる点も魅力です。

普段は自然溢れる小樽で穏やかに生活し、ショッピングや観光がしたいとなれば、札幌方面に出向くといった生活も、小樽市では可能となるでしょう。

※2023年1月時点データ。(出典:ウィキペディア | 日本の市の人口順位

市民交流イベントが数多く開催される

小樽市が開催している、「小樽雪あかりの路」といったイベントをご存じでしょうか。

小樽雪あかりの路は、冬季の1週間近くに渡り開催されるイベントで、無数のスノーキャンドルで街中が色鮮やかに装飾され、幻想的で情緒ある雰囲気を味わえる、北海道の中でも有名なイベントとなっています。
この小樽雪あかりの路の開催時には、全国から約50万人の観光客で賑わうこともあります。

小樽市では、小樽雪あかりの路の他にも、多くのイベントが定期的に開催されていますので、ぜひイベント情報をチェックしてみてください。

各イベントの実施タイミングでは、小樽市内が賑わい、多くの交流が楽しめることでしょう。

小樽市で開催されるイベントの情報や開催時期などの最新情報は、おたるぽーたる | イベント情報にて確認が可能です。

小樽への移住で活用できる制度やサポート情報

小樽への移住で活用できる制度やサポート情報

小樽市では、移住検討者に向けて、いくつかの移住支援制度や移住相談会を用意しています。

  • 北海道さっぽろ圏移住フェア
  • 移住体験ツアー
  • 移住者向け住宅購入費補助金制度

移住するときには、移住後の生活や費用面での不安がある方も多いのではないでしょうか。
ここで紹介する相談会や補助金制度を活用して、効率的に移住計画を立てていきましょう。

北海道さっぽろ圏移住フェア

北海道さっぽろ圏移住フェアは、小樽市を含む北海道のさっぽろ圏に区分けされている、12市町村のエリアへの移住検討者に向けて開催されている移住相談会です。
現地で移住に関しての相談や交流ができるほか、2021年からはオンラインでの相談にも対応しています。

小樽市への移住を検討している方は、ぜひ参加して悩みや不安を解消する場として、活用してみてください。

また、北海道さっぽろ圏移住フェアでは、小樽市だけではなく周辺にある地域の情報が受け取れる点も、嬉しいポイントです。

※2023年3月時点に執筆した記事です。最新情報は札幌市公式ホームページ | 北海道さっぽろ圏移住フェアをご確認ください。

移住体験ツアー

小樽市では、移住検討者に向けて移住体験ツアーが開催されています。
2021年からはオンラインで開催されており、遠方の方でも参加しやすい取り組みがされています。

移住体験ツアーでは、オンライン会議ソフトを通して小樽へ移住した方との交流や現地の状況を確認することが可能です。

オンラインでの開催により、移住検討者は自宅にいながらでも気軽に参加できるため、移住に関しての不安や相談があれば、ぜひ移住体験ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

※2023年3月時点に執筆した記事です。最新情報は小樽市ホームページ | 移住体験ツアーをご確認ください。

移住者向け住宅購入費補助金制度

小樽市では、移住者に向けて中古住宅の購入や、増改築またはリフォーム時に関する費用の一部を補助する制度があります。

この制度により、小樽市内での中古住宅の購入時には最大で60万円、増改築やリフォーム時には最大で40万円の補助を受けられます。

補助を受けるための主な条件は以下のとおりです。

  • 対象期間以降に開始した三世代同居・近居であること
  • 子育て世帯又は親世帯のどちらかが2年以上小樽市に住所を有する世帯であること
  • 転入前1年間に小樽市内に住所を有していないこと
    ※条件の一部を抜粋。その他の条件に関しては移住・定住促進住宅取得費等補助金についてを確認してください。

上記のような条件を満たしている家庭であれば、住宅購入時にかかる費用を一部抑えられます。

2年以上小樽市に住んでいる必要があるなどの条件を定めていますが、小樽市で長い期間の生活を考えている方であれば、ぜひ活用してみてください。

※2023年3月時点に執筆した記事です。最新情報は小樽市ホームページ | 移住・定住促進住宅取得費等補助金についてをご確認ください。

小樽へ移住するときにかかる費用は?

小樽へ移住するときにかかる費用は?

小樽市へ移住を検討するときに、費用面に関して不安になる方も多いのではないでしょうか。

ここからは、移住時に考えておきたい費用内訳に関して、

  • 移住時に用意しておきたい費用内訳
  • 小樽移住後にかかる生活費の目安

これらの内容を、目安金額と一緒に紹介します。

それぞれ、確認しておきましょう。

移住時に用意しておきたい費用内訳

小樽市へ移住を検討している場合、移住するタイミングで用意しておきたい主な費用項目は以下の通りです。

項目費用(単身世帯想定)
入居費用20~40万円(家賃6万円想定)
引越し費用5~10万円
旅費交通費 5~10万円

移住する方の人数や、移住前に住んでいた地域にもよりますが、移住時には60万~100万円ほどの資金を用意しておく必要があるでしょう。

移住を考えるときに、早めに確定しておきたいのが小樽市で生活する場所です。

賃貸物件をこれから探そうと考えている場合は、市内の家賃相場についても確認しておきましょう。
LIFULL HOME’Sが提供している小樽市の家賃相場データでは、1K物件が3.5万円、1LDKが5.1万円となっています。(2023年3月時点)

また、賃貸入居時には、初期費用の支払いが必要となるため、事前に用意しておきましょう。
一般的な初期費用の相場とされている家賃の5〜8倍ほどの資金を確保しておくと安心です。

旅費交通費に関しては、移住前に住んでいた地域から小樽市へ移動するための費用や、小樽市内での移動に使用するための費用などが含まれます。
東京から飛行機を利用して小樽市へ移動する場合は、片道で約4~5万円ほどかかることになります。(羽田空港から新千歳空港間)

小樽市周辺で交通機関を利用して仕事探しや、物件探しを行う場合はさらに交通費がかかるため、移動頻度に応じて資金計画を立てておきましょう。

小樽移住後にかかる生活費の目安

つづけて、小樽市へ移住後の生活費の目安について見ていきましょう。

項目費用(1か月/単身世帯想定)
家賃(1LDK)70,300円
家賃(2LDK)87,650円
LPガス(使用量5㎥)6,327円
電気5,963円
水道(使用量5㎥)1,845円
灯油(使用量40L)3,600円
※同地域にある倶知安町のデータ
出典:北海道公式ホームページ | 北海道での移住生活イメージ

小樽市での月々の生活費で、特に意識しておきたいのが冬の暖房費用です。
寒冷地である小樽市では、12~3月頃は厳しい寒さとなるため、多くの家庭で暖房の使用機会が多くなり、暖房費用がかさむことになります。

少しでも冬の暖房費用を抑えるためには、寒さ対策がされている物件を選ぶことも重要です。
物件選びでは、日当たりの良さや、窓が複層ガラスになっているかなど寒さを抑える構造になっているかを確認しておきましょう。

対して、小樽市の夏は比較的過ごしやすい気候になります。

例年の平均気温データによると、東京や大阪、沖縄といった都市では、8月の最高平均気温が31~34度となっていますが、小樽市の8月の最高平均気温は25度となっています。
参考:気象庁ホームページ | 小樽の平年値(年・月ごとの値)

そのため、クーラーなしで夏を過ごす家庭もあるほどで、冷房費用に関してはそこまで大きく跳ね上がることはないでしょう。

小樽へ移住してレトロで落ち着いた雰囲気を体感しよう

小樽へ移住してレトロで落ち着いた雰囲気を体感しよう

小樽市は、海や山などの雄大な自然があり、歴史的な建造物が立ち並ぶ魅力ある街で、移住先としても適している地域です。

もし、小樽市で移住後の住まいを探しているなら、「小樽不動産連合隊」を活用してみてはいかがでしょうか。2023年11月時点で約380件の賃貸物件、約870件の売買物件を取り扱っています。

エリアや家賃、部屋の広さなどの詳細な条件で物件情報を検索できるほか、不動産会社に希望条件をリクエストすることも可能です。ぜひ同ポータルサイトを活用し、理想的な住まいを探してみてください。

Avatar photo

この記事を書いた人: ラルズネット編集部

関連するキーワード

この記事に関連するタグ

〈 PICK UP 〉

小樽での暮らし、 小樽不動産連合隊 探してみませんか?