薬院エリアで需要の多い業種4選!店舗・テナント物件の探し方も解説 薬院は福岡市中央区の地名です。 地下鉄・バス・電車とアクセス手段が多く利便性抜群で、おしゃれな街として知られています。居住地・商業地・オフィス街とさまざまな面を持ち、独自性や個性のあるお店が成功しやすいのが薬院の特徴です。 薬院は、幅広い年齢層がターゲットで集客しやすく、出店したい人にとって魅力の尽きない街と言えるでしょう。 本記事では薬院で需要のある業種を4つに絞ってご紹介します。薬院で出店する際に必要な知識や店舗の探し方も解説しているので、開業をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。 薬院で需要の多い業種 「おしゃれ」「洗練されている」と表現されることの多い薬院は、こだわりのある店舗を構えたい人に最適です。お客様も薬院ならではのお店を求めて高いアンテナを持つ人が多いため、出店予定の人は徹底したリサーチが必須の街とも言えるでしょう。 薬院は学生からビジネスパーソンまで、さまざまな需要があります。オススメは、次の4つの業種です。 福岡市では起業や開業を支援する制度もあります。薬院で出店を考えている人は、参考にしてみてください。 関連記事:福岡で起業・開業する人向けの支援制度や相談窓口|飲食店ならではのポイント 福岡でスタートアップ・中小企業が資金調達を成功させる方法 飲食店 薬院は個人で出店したい人やこだわりの強い人にとって、オススメの飲食店エリアです。個性的な店舗や料理を求めて薬院へ訪れる人が多く、チェーン店や大手の飲食店は苦戦しやすい土地とも言われています。 観光客は天神や博多駅周辺ほど期待できません。しかし、ビジネスパーソン・学生・地元住民の利用が多く、お客様の年齢層や職業に幅があり、リピーターや常連客を得やすいのがメリットです。 ランチもディナーも需要が高く、さまざまな種類の飲食店があるのも、薬院ならではです。 定食・居酒屋・寿司・ラーメンなどのほか、イタリアン・フレンチ・中華・韓国・スペイン・タイなどの海外の料理を出している店もあり、バラエティに富んでいます。また、コーヒー・紅茶・焼き菓子を扱うカフェやパン屋も点在しています。 総じて、薬院では外観・内装・家具などに独自性があり、特定の料理を専門とする小規模な個人店が多い傾向です。 薬院は飲食店を経営したい人にとって選択肢が多く、個性の活かせる土地と言えるでしょう。 ただし、薬院に飲食店で新規参入するなら戦略や分析は欠かせません。「その店だからこそ」の専門的な店舗が多いので、競合店や人気店が近くにある場合はテナント物件や店舗を変えるなど、入念なリサーチと対策が必要です。 また、薬院の賃料は天神に比べると低いものの、利便性の高さや新しいビルの多さから他のエリアより若干高い物件が多めです。開業に必要な初期費用や運転資金については綿密な計算が求められます。 賃料を抑えるために駅の近くや大きな通りを避けたり、前店舗の設備がそのまま使える居抜き物件を選ぶなどの対策を取りましょう。 関連記事:居抜き物件とは?スケルトンとの違いや契約の流れを解説 美容 薬院はおしゃれなイメージが強く、女性に人気です。そのため、美容室・エステサロン・ネイルサロンなど、美容系の需要が高いエリアでもあります。 通勤や通学で薬院大通駅や薬院駅を利用する人が多く、駅の周辺はサロン系の店舗を経営する人にとって集客しやすい場所と言えるでしょう。 美容室は道路に面した路面店ばかりでなく、ビルの2階や3階を利用した店舗も数多くあります。また、エステサロン・ネイルサロン・まつげサロンなどのサロン系は、マンションの一室を利用した小規模な形態も多く、賃料を抑えた経営が目指せます。 福岡市では理容・美容行為を行う施設の開設や事業譲渡について案内しているので、薬院で開業を考えている人はご覧ください。 物販 薬院で開業している物販の店舗には、以下のようなジャンルがあります。 薬院エリアでは、雑貨・アパレル・インテリアなどの物販にも需要があります。おしゃれな街として認識され、お客様の目も肥えており、他にはないセレクトショップや雑貨を目当てに訪れる人もいます。 規模も、個人店から複数の店舗を展開するお店までさまざまです。近年は実店舗とネットショップの両方で雑貨やインテリアを販売する店舗が多く、マンションやビルの一室を利用した小規模な店も多い傾向です。 学生・単身者・ファミリー層と購入層や消費額も多岐にわたります。また、カフェと雑貨店を兼ねて成功している店もあります。 客層の動向をリサーチしてターゲット層を絞り、出店場所や宣伝方法を工夫すれば出店予定の人にとってチャンスの多いエリアです。 事務所 薬院は次のような理由から、事務所や事業所の多いエリアです。 薬院駅から天神駅まで徒歩20分の距離でありながら、天神エリアに比べてオフィスビルの賃料が低いことが事務所の多い理由と考えられます。 また、薬院は住居・飲食店・商業施設がバランス良く存在しており、従業員にとって働きやすい環境です。起業を考えている人にとって、薬院は非常に条件の良いエリアと言えるでしょう。 薬院の賃貸相場 ラルズネットの福岡テナント連合隊で調べたところ、薬院エリアの各業種の賃貸相場は下記のとおりでした。地下鉄七隈線 薬院駅エリアの平均家賃は360,865円です。 業種 最低賃料 最高賃料 飲食店(重飲食・軽飲食・バー・クラブ・スナックを含む) 85,000円 2,316,820円 美容・健康・介護 80,000円 2,316,820円 物販 85,000円 2,316,820円 事務所 80,000円 1,500,000円 2024年3月調べ 薬院は「大正通り」や「高宮通り」などの大きな通りや駅周辺のテナント料は高めです。 しかし、路地や駅から離れた場所には賃料の安い物件もあり、選択次第では初期費用や運営費を抑えることも可能です。駅に近くても面積の小さい店舗で賃料を抑える方法もあります。 […] 貸店舗・開業 2024/05/08
大名のテナント・店舗物件で飲食店を開きたい人へ|家賃相場や人口を解説 福岡市中央区の大名地区でテナント・店舗物件を借りたいものの、経営のための情報が集めきれないと、なかなか開業の決断がつかないかもしれません。 そこで本記事では、大名地区で開業したい方に向けて、家賃相場や人口の割合などを解説しました。 大名地区でテナント・店舗物件に入居するメリットや注意点についても、区域内の施設や人の流れに触れながらお伝えしていきます。 店舗開業を考えるにあたって必要な情報を集めましたので、課題解決のヒントになれば幸いです。 なお、テナント物件の取得費にお悩みの方には、以下の記事で資金調達の方法について解説していますので、あわせてご覧ください。 関連記事:福岡でスタートアップ・中小企業が資金調達を成功させる方法 大名のテナント・店舗物件の家賃相場 福岡市中央区の大名地区でテナント・店舗物件を探す際は、家賃相場を押さえておきたいところです。 今回は、ラルズネットが提供する「家賃相場表」で、大名地区の最寄り駅「地下鉄空港線赤坂駅」を指定し、家賃相場を調査しました。 不動産連合隊によれば、赤坂駅周辺のテナント・店舗物件における平均家賃は63万2,423円です。(2024年2月時点) 80万円以上の物件数が最も多い一方、8~16万円以内の物件数はその次に多い結果となっています。テナント・店舗物件の価格帯が幅広い地域といえます。 また、大名地区の家賃相場を知る際、地価がどの程度高いか押さえておけば、周辺の地域と比較しやすいです。 福岡市の「令和6年地価公示(福岡市分)」によれば、大名地区の地価公示は以下のとおりでした。 地点 公示価格(円/㎡) 商業地 1,273,400(平均) 大名1丁目15番外 1,540,000 大名2丁目177番 4,170,000 大名1丁目701番 2,260,000 参考:令和6年地価公示(福岡市分) 商業地の平均的な公示価格と比較すると、大名地区の地価は高い数字です。 地価が上がる理由はさまざまであるものの、「交通アクセスが良い」「人口が増える」などの要因でも価格は上昇します。需要の高さが地価に影響するため、大名地区の人気は高いとうかがえます。 大名の人口・割合 大名地区に店舗を開業するのであれば、人の流れをチェックしておくと、集客の段階で「お客さんが来ない!」という事態を避けられるでしょう。 人の流れを知るために、この項目では以下の2点をお伝えしていきます。 まず初めに、大名地区の人口と、その内訳を見ていきましょう。 以下の表では、大名地区・中央区・福岡市の人口と、高齢者の割合をまとめました。 項目 大名地区 中央区 福岡市 人口 5,003人 11万人 155.1万人 65歳以上の人口割合(%) 22.1 18.8 21.6 75歳以上の人口割合(%) 10.8 8.9 10.4 参考:福岡市中央区「中央区の各校区のデータ集」 福岡市全体から見ると、大名地区の人口は0.32%ほどで、割合としては低いといえます。 大名地区は都市計画法の用途地域でいうと商業地域であるため、住居を構えている人はそれほど多くないものと思われます。 また、福岡市や中央区の数字からすると、高齢者の割合は比較的高いです。とはいえ、高齢者に好まれる店舗づくりに舵を切るのは早計かもしれません。 その理由は、大名地区の乗降者人数と割合にあります。 大名地区の最寄り駅「赤坂駅」の乗降者人数は26,070人(2021年)であり、利用者データでは通勤者の割合が平均より高い結果となっています。 通勤での利用者が多い点から、ランチや小規模な宴会の需要が見込めるでしょう。 ただ、土日休日の利用者は、平日に比べて42.0%まで落ちているため、注意が必要です。 […] 貸店舗・開業 2024/03/20
福岡でテナントを構えるのにおすすめのエリアは?街の特徴や物件の選び方を解説 福岡市には充実した観光スポットがあり、空港からのアクセスも良いため、数多くの観光客やビジネスパーソンが街を訪れます。 福岡県内で集客効果の高い地域にテナントを構えたい方にとって、福岡市は非常に魅力的なエリアです。 しかし、福岡市は性質の異なる複数の区画に分かれているため、「どのようなエリアに出店すべきかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。福岡市でテナント物件を探す際は、まず出店エリアを絞り込むことが重要です。 そこで本記事では、福岡市の特徴やおすすめのエリアを紹介します。テナント選びのポイントも解説していますので、福岡市で開業したい方はぜひ参考にしてください。 福岡市の特徴 特定のエリアを絞り込む前に、福岡市全体の特徴を押さえましょう。 ほかの街とも比較しつつ福岡市の特性を理解すれば、自身との相性をもとに出店可否の正確な判断ができます。 人口 福岡市は、人口165万人を超える福岡県最大の都市です(2024年12月1日時点)。県内だけではなく、九州全体でも最大の人口規模を誇り、街のなかでは数多くの人々が行き来しています。 また、新型コロナウイルスが流行する以前は、年間2,000万人近くの観光客が街を訪れていました。 このことから、九州地方のなかでも特に集客効果が高い地域だといえるでしょう。 福岡市は、街の北東から中央にかけて広大な市街地が広がっています。その利便性の高さから、市街地が広がる中央区や博多区、東区などに人口が集中しています。 参考:福岡市ホームページ|福岡市の主な統計、福岡市の観光・MICE 2023年版(福岡市観光統計) 交通アクセスの良さ 福岡市博多区には、多くの定期便が就航する福岡空港があり、各地からさまざまな観光客が訪れます。 また、福岡空港から電車で5分ほどの場所にある博多駅は、新幹線や地下鉄、JRに対応したターミナル駅で、まさに九州の玄関口といえる場所です。 ほかにも複数の埠頭がある博多港や、街のなかを横断する高速道路など、交通手段の選択肢に恵まれています。 そのため、市街地から離れた場所でも店舗やオフィスを開きやすいメリットがあります。 経済とビジネスの中心地 数多くの人で賑わう福岡市は、九州地方を代表する経済の中心地としても有名です。 市内総生産は7兆円を超え、政令指定都市のなかでは大阪市・横浜市・名古屋市に次ぐ全国4位を記録しています。 市街地を中心にバリエーション豊かな店舗が並んでいることから、卸売・小売業(市内総生産1位)が盛んです。博多駅の付近には飲食店やホテルも多く、これからビジネスを始めたい方にとって有利な立地だといえます。 参考:福岡市「福岡市経済の概況」について(2024年12月に参照) 魅力的な食文化と豊かな自然 福岡市には、豚骨ラーメン・もつ鍋・水炊き・明太子といった有名な郷土料理や食材が数多く存在します。 福岡市の南部や南西部、さらには近隣地区の久山町や須恵町には豊かな山々や田園地帯が広がっています。そのため、産地から距離が近く、新鮮な食材を素早く仕入れられるのがメリットです。 市街地のなかにも、福岡市動植物園や大濠公園など、自然に恵まれたスポットが豊富にあります。 このように福岡市は、伝統的な食文化で観光客を魅了しつつ、さらに都市と自然の融合で定住者も住みやすい街です。幅広いターゲットユーザーにアプローチできるのは、この街ならではの魅力だといえるでしょう。 福岡市のおすすめエリア 福岡市のなかでも、大きな特徴を持つエリアは次の通りです。 自身のビジネスとの相性をもとに、適切な出店エリアを絞り込みましょう。 博多周辺(商業施設・観光スポット) 博多駅や福岡空港があるエリアは博多区に分類され、広大な市街地が広がっています。 特に博多駅の周辺には商業施設が密集しており、平日・休日を問わず多くの人が訪れます。なかでも、「KITTE博多」や「キャナルシティ博多」は、家族連れにも人気の施設です。 商業施設のほかにも博多周辺には、飲食店やホテル、小売店が多数軒を並べています。さまざまなオフィスビルが建っており、ビジネスパーソンが多いことも特徴です。 博多周辺に店舗を構える場合は、観光客やビジネスパーソンなど、幅広いターゲットユーザーを対象にできます。 参考:福岡テナント連合隊 博多区テナント物件一覧 天神周辺(繁華街エリア) 天神周辺は、県内で有数の繁華街として知られるエリアです。地下鉄空港線を利用すれば、博多駅から約5分、福岡空港駅からは約10分で到着します。 天神周辺には多くの飲食店が集まり、福岡名物の屋台や居酒屋などが密集しています。特に、天神駅や博多駅の付近で働いているビジネスパーソンに人気のエリアで、休日前の夜間帯には仕事帰りの人々で大きな賑わいを見せます。 また、「天神ビッグバン」と呼ばれる、天神駅の半径約500mのなかで再開発プロジェクトが進められていることも特徴です。 このプロジェクトでは、2026年末を目標に周辺ビルの建て替えが行われます。 再開発が進めば、より多くの人が訪れるエリアになることが予想されます。 ※2024年12月に執筆した記事です。最新情報は福岡市ホームページ|天神ビッグバンをご確認ください。 参考:福岡テナント連合隊 天神周辺テナント物件一覧 中洲周辺(日本を代表する夜の街) 中洲エリアは、博多川と那珂川に囲まれた長さ約1km、幅わずか200mの細長い土地です。博多駅までは電車で3~4分と、ターミナル駅からのアクセスに優れています。 中洲周辺には居酒屋やバー、キャバクラが多く立ち並んでいます。このエリアは、東京都新宿区の歌舞伎町、札幌市のすすきのと並び、日本三大歓楽街と呼ばれている場所です。 夜間帯は賑やかな印象がある一方で、近くには川端商店街をはじめとする下町情緒あふれるエリアも存在します。 中洲川端駅の周辺では、1年を通して祭りやコンサートなどのイベントが開催されており、地元の参加者や観光客の集客が期待できるでしょう。 参考:福岡テナント連合隊 中洲周辺テナント物件一覧 テナント物件を選ぶ際のポイント 各エリアの特徴を理解した後は、実際にテナント探しを始めましょう。 その際、事前に気を付けておくべき3つのポイントがあります。このポイントを理解することで、よりスムーズな物件選びにつながります。 […] 貸店舗・開業 2023/11/22
地方起業のアイデア7選!思い浮かばないときの見つけ方も紹介 地方は都会に比べて市場規模が小さく、都会とは異なるニーズを持つ場合があります。そのため、なかなか起業の良いアイデアが見つからないことも考えられるでしょう。 そこで、地域特有の課題に着目することで、斬新なビジネスモデルが思い浮かびやすくなります。実際に特定の地域に住んでみると、人々がどのようなことに悩んでいるかが見えてきます。 とはいえ、いきなり移住を検討するのはハードルが高いため、まずは事例研究を通じてアイデアの源泉を探るのがおすすめです。さまざまな事例を参考にすることで、地方起業の成功に結びつくヒントが得られるでしょう。 本記事では、地方起業に関する7つのアイデアや、アイデアの見つけ方を紹介します。 地方起業におすすめのアイデア7選 地域の特色を活かした事業や地方特有の課題を解決する事業など、さまざまなアイデアを参考にすると、地方起業をする際の貴重なヒントとなります。 ここでは、実際に地方起業で活用された7つのアイデアを紹介します。 特産品を活かした商品を実店舗と通信販売で提供 「PIZZERIA DEL CAPITANO(ピッツェリア デル カピターノ)」は、北海道江別市の特産品を使ったピザを提供しています。 創業者の宮本翼氏は創業前に「えべつ観光特使」を務めたり、ピザ職人の世界大会に出場したりと、地元とピザには人一倍愛着を持った人物です。江別市の特産品である小麦を使い、食を通じて地元の魅力をアピールすべく起業を決意しました。 起業した2022年4月は、まだ新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期です。 そこで、単一事業に依存しない飲食店経営を構築するため、実店舗販売と通信販売を同時期にスタートします。実店舗は夕方以降と週末に、通信販売は平日の日中に取り組むなど、時間帯によって販売方法を変えることで、コロナ禍の影響を受けにくい運用体制を確立しました。 参考:日本政策金融公庫|地域の魅力を凝縮したピッツア 実店舗と通信販売で提供 地域の需要を徹底調査してUターン起業 「B.Chance(ビーシャンス)」は、宮城県石巻市にあるデザインカラーを得意とする美容室です。 創業者の伊藤恭平氏は、開業前に地元である石巻市に帰省しました。 その際、自身が施術したデザインカラーを友人に見せると、「地元には需要があるものの美容師が少ない」という話を耳にします。起業に興味があった伊藤氏は、SNSで市場調査を実施しました。 すると、自身のSNSアカウントに、短期間で3,000人を超えるフォロワーがつきました。地元にはデザインカラーの需要があることを読み取った伊藤氏は、即座に起業を決意したといいます。 その後、デザインカラーに特化した美容室を無事開業し、予約が1か月待ちになるほどの人気を集めています。 参考:日本政策金融公庫|Uターン創業を決めた地方でのデザインカラーのニーズ コミュニティナースが地元高齢者の生活をサポート 栃木県那珂川町で地域おこし協力隊として活動していた佐藤豊彦氏は、活動終了後に合同会社 繋ごう農村を設立しました。 同社は、車が重要な生活基盤となる地方で、高齢者向けの生活支援サービスや移動販売サービスを提供しています。また、「コミュニティナース」と呼ばれる取り組みを行っているのも特徴です。 コミュニティナースは、看護師が患者の容体を見守るように、地元住民の医療と生活を支える取り組みを指します。 合同会社 繋ごう農村では、移動販売車にコミュニティナースが同乗し、歩行困難者の付き添いや服薬のサポートなどを実施しています。 同地域は、チラシや広告ではターゲットにアプローチしにくい過疎地です。そのため、対象者の自宅を一軒ずつ訪問し、直接的なコミュニケーションを図っています。 参考:創業手帳|話題のコミュニティナースとは?移動スーパーで高齢者を見守る看護師 フードデリバリー×ネットショップ×動画配信のバーチャルレストラン 「吉田調理技術研究所」は、実店舗を持たないバーチャルレストランを運営しています。 北海道江別市出身の創業者は、フードデリバリーとネットショップ、調理動画の配信をかけ合わせた新しい業態の飲食店を持ちたいという想いから起業を決意。先輩経営者からの助言を参考に吉田調理技術研究所を開業しました。 加えて、1日1組限定で予約制の「美食会」も展開し、参加者の好みに合った本格的な和食を提供しています。 メインターゲットは25〜35歳の女性です。集客にはInstagramをはじめとするSNSを活用し、味覚だけでなく視覚的にも楽しめるアプローチを展開しています。 デジタル上のあらゆるチャネルを最大限に活かした好事例だといえるでしょう。 参考:日本政策金融公庫|レストランの味を家庭に届けるバーチャルレストラン 趣味と地域の特徴を組み合わせたオリジナルブランド展開 アパレルメーカーの企画デザインに携わっていた木下潤一氏は、岐阜県岐阜市で「PEPS(ペップス)」というオリジナルブランドショップを開業しました。 この店舗には、創業者の趣味が大きく反映されているのが特徴的です。木下氏が好きな釣りと、地元に流れる木曽三川、さらにアメリカンカジュアルのイメージを融合させた、「Kiso Three Rivers」という独自ブランドを展開しています。 特にマーチャンダイジング(企画から価格設定までに至る戦略的な商品化計画)に力を入れており、販売実績や顧客の声にもとづいた販売戦略を構築しています。実店舗に加え、ネットショップでも商品を販売することで、コロナ禍でも創業計画通りの売上を確保できているようです。 今後は店舗がある柳ヶ瀬周辺を中心に、ブランドの賛同者を増やしつつ地域活性化に貢献する予定です。 参考:日本政策金融公庫|地元資源を活用したオリジナルブランドショップ 地方旅館で快適なリモートワークをサポート 「蓼科 親湯温泉」は、長野県茅野市にある老舗旅館です。 蓼科 親湯温泉は、企業が在宅勤務制度を相次いで導入するなかで、子ども連れの宿泊客を対象とした「リモートワークプラン」を提供しました。宿泊期間中は、小学生2名までの料金が無料になり、基本宿泊料も10%割引が適用されます。 客室内の無料Wi-Fiやロビーに設置されたプリンターなど、リモートワークに最適な環境が整っています。 […] 地方移住・田舎暮らし 2023/11/01
地方起業でおすすめの地域は?メリットや具体的なステップも解説 地方移住とともに昨今注目を集めている地方起業。 地方にはその地域特有の特産物や環境など、魅力のある資源であふれています。地方での起業を考えている方のなかには、「おすすめの地域はある?」「具体的に何から始めれば良い?」と悩んでいるケースも多いのではないでしょうか。 準備に時間をかけ過ぎないためにも、おすすめの地域や起業するステップをある程度把握しておくことが大切です。 本記事では、地方起業のメリットやおすすめの地域、具体的なステップについて詳しく解説しています。起業に関する支援制度についても紹介していますので、地方起業を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 地方起業が注目を集めている背景 地方起業が注目を集めているのは、コスト削減や地方の資源を使って優位性を得たい企業が徐々に増えているからです。また、地方活性化のために企業誘致を積極的に推進する自治体が増えたことも、要因の一つだといえます。 昨今の日本では少子高齢化が問題視され、特に地方では首都圏への一極化の影響もあり、より深刻な状況が続いています。 これを防ぐためにも、地方創生の一環として創業支援を押し出している自治体が増えています。起業家が集まりベンチャー企業が増えれば、地域経済の活性化や雇用の創出につながり、人口の流出を抑えられるためです。 また地方では、都市圏に比べて最低賃金や家賃などのコストが低く、競合の数も少ないため、企業にとってもメリットがあります。 地方起業のデメリット 多くの企業から注目を集めている地方起業ですが、デメリットも存在します。 地方起業で注意すべき点を把握し、あらかじめ対策を講じると良いでしょう。 人材の確保や新規顧客の開拓が難しい 地方はもともとの人口が少ないため、高度な知識や技術を持つ人材が見つかりにくい傾向があります。 特に若い人材は首都圏に流出しがちです。人材の確保は、その地域でよく利用されている求人媒体をリサーチして余裕を持って取り組む必要があります。クラウドソーシングなどを活用して業務委託するのも一つの手段でしょう。 また、人口の母数が少ないということは、マーケットボリュームが小さいことを表しています。新規顧客の開拓や販路拡大の機会が都市部に比べて少なく、思うような業績につながらない可能性もあります。 しかしランチェスター戦略など、狭い地域のなかでもトップシェアを目指せる方法もあることから、必ずしも人口の少なさがマイナスに働くわけではありません。 業種によっては参入障壁が高い 地方では、既存の企業が市場を独占している業種もあり、参入障壁が高くなってしまう可能性があります。伝統ある企業が地域と深く結びついており、市場占有率が高い場合ほど新規参入が難しいでしょう。 地域住民にとって親しみのある既存企業が街のなかにあると、参入しても受け入れてもらえない、よそ者扱いを受けてしまうことも考えられます。 地方起業を考える際は、参入したい業界の動向や競合他社の地元定着具合をしっかりとリサーチしておくことが大切です。 通信環境や交通環境に配慮する必要がある 地方によっては、通信環境が悪かったり、近くに駅がないことで移動が不便だったりする可能性があります。 特に山間部では、インターネットにつながりにくく、通常業務に支障が出ることも珍しくありません。 また、交通環境が悪いと、通勤はもちろん出張時などの移動に時間がかかり、従業員がストレスを抱えてしまうこともあります。 地方は都会以上に、通信環境や交通環境に配慮する必要があるでしょう。 地方起業のメリット 地方起業は企業にとってさまざまな恩恵をもたらします。 ここでは、地方起業の代表的なメリットを紹介しますので、どのような効果が得られるか事前に検討してみてください。 初期費用・ランニングコストが抑えられる 地方では、都市圏に比べて人件費や家賃などのコストが低くなる傾向があります。 また、自治体によっては、起業に関する支援金や事業継続に役立つ補助金などの支援制度が充実していることもあり、初期費用やランニングコストを低く抑えることが可能です。 ただし、自治体の支援を受ける条件として、代表者自身がその地方に移住しなければならないケースがほとんどです。 プライベートでの生活の利便性も意識しつつ、起業先の地域を慎重に検討する必要があります。 顧客が奪われにくい 地方は都市圏に比べて人口が少ないからこそ、企業の総数が限られている地域も珍しくありません。競合の数が少ない分、一度獲得した顧客を他社に奪われるリスクが低いでしょう。 中小企業が中心となって地域経済を回しているケースも多く、起業したばかりの企業でも十分に太刀打ちできる環境が整っています。 前述したように、業種によっては新規参入が難しい地域もありますが、辛抱強く地元に馴染んでいくことで、盤石な経営体制を構築しやすいのが地方起業の大きな利点です。 未開拓エリアに参入したり、独自性の高い製品を投入したりといった工夫を凝らせば、小さなマーケットでトップシェアを狙えるチャンスが生まれます。 地域の特性や資源を活かしてビジネスができる それぞれの地方には異なる特性や独自の資源があります。 特産品や名産品、伝統工芸品など、地域それぞれの資源を活かしてビジネスを展開すれば、より付加価値の高いブランディングにつながるでしょう。 さらに地方の課題を解決するようなビジネスを展開することで、地域住民からの支持を獲得でき、事業拡大にも発展可能です。 地域特有のネットワークを活かせる 多くの地方では、起業家同士のコミュニケーションが活発で、商工会による積極的な支援が行われています。横のつながりが強いという点が地方の魅力です。 地域特有のネットワークを活かすことで、事業運営コストの削減や新たなビジネスチャンスの発見につながることもあります。 例えば、栃木県佐野市にあるメーカーでは、地元にある複数の企業と連携して案件獲得を進めています。デジタルでスムーズな情報共有を実現しつつ、それぞれの弱みを補いながら製造に取り組むことで、競争力の強化につなげています。 参考:METI Journal ONLINE|地域に根付いたネットワークでモノづくりを展開 地方で起業する具体的なステップ 起業においては、事業継続にリソースを集中することが何よりも重要だといえます。 起業そのものに労力をかけないためにも、地方で起業する具体的なステップを把握しておきましょう。 地方で起業する目的を明確にする 起業を成功に導くには、強い意志と行動力が必要です。そのためにも、自分は起業して何を成し遂げたいのか、起業する目的を明確にしましょう。 […] 地方移住・田舎暮らし 2023/10/25