ファミリー賃貸の相場は高い?探し方や注意点、賃貸物件の例もご紹介

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ファミリー賃貸の相場は高い?探し方や注意点、賃貸物件の例もご紹介

「子どもが生まれたし、そろそろ広めの部屋に引っ越したいな…でも、ファミリー賃貸って高いのかな?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ファミリー賃貸の家賃相場は地域によって大きく異なります。地域ごとの家賃相場を正しく理解し、探し方や注意点を押さえることで、住み心地とコスパのバランスが取れるでしょう。

【この記事でわかること】
・3〜4人家族に適したファミリー賃貸の選び方
・大阪・札幌などエリア別の家賃相場と物件の具体例
・探し方の5ステップと探すときの注意点

この記事を読めば、家族のライフスタイルに合ったファミリー賃貸をスムーズに見つけられるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ファミリー賃貸とは

ファミリー賃貸とは

ファミリー賃貸とは、家族向けの賃貸物件のことです。入居人数や間取りなど、ファミリー賃貸の特徴について詳しく見ていきましょう。

ファミリー賃貸は3〜4人家族向け

ファミリー賃貸は、家族が3〜4人で暮らすのにちょうど良い物件です。具体的には、夫婦と子ども1〜2人が快適に暮らせる広さや間取りを確保しています。

また、単身向けやカップル向けの物件とは異なり、ファミリー賃貸は子どもがいる世帯の入居を想定している点が最大の特徴です。近くに学校や公園・病院があるケースや、治安が良い立地など、周辺環境が充実している点も大きな魅力でしょう。

ファミリー賃貸の間取りは2LDK以上

家族3〜4人でも快適なファミリー賃貸では、2LDK以上の間取りが一般的です。

間取りが2LDKあれば、夫婦の部屋と別に、一室を子ども部屋にできるでしょう。兄弟構成や子どもの年齢を踏まえて、一人一部屋確保したい場合には、3LDK以上の間取りがオススメです。

子育て世代にオススメの間取り・動線は?

子育て世代がファミリー賃貸に住む場合、以下のような間取り・動線がオススメです。

  • 戸建て住宅(マンション・アパートの場合、1階の部屋または下の階が居住スペースではない部屋)
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)の建物
  • 和室のある間取り
  • 家事動線の良い間取り
  • 収納スペースが十分ある間取り

ファミリー賃貸を選ぶ際のポイントの1つに「防音性」が挙げられます。子育て世代は、乳児期では泣き声、幼児期には足音や大声など、子どもの成長段階によって生じる音漏れに気をつけなければなりません。

防音性を考慮すると、たとえば戸建て住宅であれば、音漏れの心配は減らせるでしょう。また、マンションやアパートでは、1階の部屋または階下が共有スペースの間取りを選ぶことで、下の階へ音漏れするリスクを下げられます。防音性の高い鉄筋コンクリート造の建物を選ぶのもオススメです。

ほかにも、和室の畳はクッション性・防音性に優れているため、おもちゃで遊んだりお昼寝に使ったりするスペースとして重宝します。

さらに、キッチンや洗面脱衣所などの配置が近くて便利な家事動線や、増えやすい子どもの荷物を収納できるスペースがある間取りを選ぶことで、快適な生活が送れるでしょう。

ファミリー賃貸の具体例

ファミリー賃貸の具体例

ファミリー賃貸の具体例について、大阪と札幌の2つのエリアで見ていきましょう。

大阪のファミリー賃貸

大阪は、大阪市天王寺区や中央区、箕面市など、子育て支援に力を入れている自治体が多く、大阪府外から移住してくるファミリー層も増えています。

大阪市内エリアのファミリー賃貸では、2LDK〜3LDKの間取りが人気です。交通の便が良いため、車を持たない子育て世帯でも生活しやすいでしょう。2LDKあると、たとえば夫婦の寝室と別に子ども部屋を設けることが可能です。

また大阪郊外のファミリー賃貸には、駐車場付きで4LDK以上の間取りの物件もあります。同じ間取りでも、大阪市内に比べて家賃を抑えられるでしょう。

中心部は買い物や交通の利便性が高く、郊外に行けば自然豊かな環境もあるのが大阪の魅力です。大阪のファミリー賃貸は、家族でどのような暮らしをしたいかイメージしながら選ぶと良いでしょう。

札幌のファミリー賃貸

札幌の賃貸物件を掲載している「札幌不動産連合隊」には、2K以上の賃貸物件が以下の通り数多く掲載されています(2025年6月現在)。

  • アパート:760件
  • マンション:1,180件
  • 一戸建て:124件

ゆとりある間取りの物件も多く、大阪市内などに比べると家賃も抑えられるでしょう。

札幌不動産連合隊」では、木造・鉄筋コンクリート造など建物の構造や築年数、エアコンが付いているかなど、ファミリー層が重視したい条件をつけて物件を検索できます。

札幌でファミリー賃貸をお探しの方は、ぜひ一度検索してみてください。

【地域別】ファミリー賃貸物件の家賃相場

【地域別】ファミリー賃貸物件の家賃相場

ファミリー賃貸物件の家賃相場について、地域別に見ていきましょう。

東京エリアのファミリー賃貸

東京の中でも目黒区・品川区などのいわゆる「城南エリア」を中心に、都心部のファミリー賃貸では家賃が高額になる傾向にあります。たとえば、3LDKの家賃が50万円を超えるケースも少なくないでしょう。

一方、郊外エリアは都心部に比べると家賃が下がります。3LDKで家賃が20万円前後の物件も見つかるでしょう。ただし、都心部へのアクセスが良いエリアや、周辺環境が良好でファミリー層に人気のエリアなどは家賃が高くなります。

参考:東京不動産連合隊

大阪エリアのファミリー賃貸

大阪エリアのファミリー賃貸も、東京同様に中心部と郊外では家賃が変わります。

大阪市内の3LDKだと、家賃が20万円以上かかる場合も珍しくありません。一方、郊外になると家賃を月10万円前後に抑えて、ファミリー賃貸に住むことが可能です。

参考:大阪不動産連合隊

福岡エリアのファミリー賃貸

福岡エリアのファミリー賃貸は、東京や大阪に比べて家賃は安くなります。東京や大阪より土地に余裕があり、地価が比較的低いからです。

交通の利便性が高い福岡市内でも、3LDKに15万円前後で住めます。また、自然豊かな環境が魅力の郊外では、家賃10万円以下のファミリー賃貸物件も見つかるでしょう。

参考:福岡不動産連合隊

札幌エリアのファミリー賃貸

札幌エリアのファミリー賃貸は、福岡エリアと同等か、少し安くなります。市内中心部の3LDKで月10万円前後、郊外では7〜8万円が相場でしょう。

なお、寒さの厳しい札幌エリアでファミリー賃貸物件を探す際には、家賃とあわせて暖房代(光熱費)が月々どれくらいかかるか想定しておくと安心です。

参考:札幌不動産連合隊

上記以外の地方エリアのファミリー賃貸

上記以外の地方エリアでは、3LDKのファミリー賃貸は5〜8万円が多いでしょう。同じ3LDKでも一部屋が広いため、収納や配置できる家具にも余裕が生まれます。

なお、東京や大阪などに比べると交通の便が悪いため、自家用車を置ける駐車場付きのファミリー賃貸が人気です。

参考:ハトマークサイト 全国統計データ 賃料相場

ファミリー賃貸の探し方【5ステップ】

ファミリー賃貸の探し方【5ステップ】

ファミリー賃貸の探し方について、5つのステップにまとめました。ポイントを押さえて、希望に合うファミリー賃貸を見つけましょう。

ステップ1.条件やこだわりに優先順位をつける

まず、ファミリー賃貸を選ぶ際の希望条件やこだわりを書き出して、優先順位をつけましょう。優先順位をつけることで、物件どうしの比較をスムーズに行えます。

具体的には、間取りや家賃、周辺環境や通勤・通学距離などの希望条件を洗い出し、重視したい順に優先度をつけます。「間取りは必ず3LDK以上確保したい」「通勤・通学にかかる時間は30分以内ならOK」といった具合です。

条件の洗い出しや優先度をつけるときには、できるだけ家族全員で話し合うことをオススメします。また、子どもが成長したときのライフスタイルを想像することで、長く住み続けられるファミリー賃貸を探せるでしょう。

ステップ2.希望エリア内の物件を検索する

次に、希望エリア内の物件について、実際にネットで検索してみましょう。

検索には、「不動産連合隊」のようなポータルサイトがオススメです。不動産ポータルサイトであれば、地域名から検索エリアを絞ったり、地図上からエリア内の物件を調べたりできます。

ステップ1.で決めた優先順位をもとに、希望エリアの中で条件に合う物件を複数ピックアップしましょう。

ステップ3.複数の候補物件を比較・検討する

ステップ3.では、検索で見つけた候補物件について、比較・検討していきます。物件どうしを比べることで、各物件の特徴だけでなく、メリット・デメリットも把握可能です。

間取りや家賃、築年数や設備などを比較し、実際に内見してみたい物件を選定しましょう。

ステップ4.希望物件の内見を行う

ステップ4.は、希望物件の内見です。内見では、室内の採光や音の聞こえ方、ニオイなどを確認すると良いでしょう。

また、持ち込みたい大型家具がある場合、部屋に搬入・設置が可能か確認するためのメジャーがあると便利です。

なお、物件まで足を運ぶ内見は、周辺環境を確認する絶好の機会です。物件を見るだけでなく、地域の雰囲気や子どもが通学に使う道路の交通量など、実際に歩いてチェックすることをオススメします。

内見する際のポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。

関連記事:お部屋探し中の方へ!内見するときに押さえておきたいポイントとは?

ステップ5.物件申し込み・契約を行う

内見で得られた情報をもとに、入居したいファミリー賃貸物件を選び、申し込み・賃貸借契約を交わしましょう。まず、入居審査のための申し込みを行い、審査が完了してから賃貸借契約を結ぶ流れです。

申し込み・契約の際には必要な書類を揃えて提出します。なお、契約時には敷金・礼金や仲介手数料、前家賃など初期費用の支払いも必要です。金額を事前に確認し、忘れずに準備しておきましょう。

以下の記事で、賃貸契約に必要なものを詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

関連記事:賃貸契約に必要なものって?提出する書類や初期費用について解説

ファミリー賃貸を探すときの注意点5つ

ファミリー賃貸を探すときの注意点5つ

ファミリー賃貸を探すときの注意点は、以下の5つです。

  • 注意点1.入居希望時期から逆算して探し始める
  • 注意点2.建物の構造を確認する
  • 注意点3.子どもの成長も踏まえる
  • 注意点4.内見時には周辺環境もチェックする
  • 注意点5.更新・解約時の条件を確認しておく

それぞれ詳しく解説します。

注意点1.入居希望時期から逆算して探し始める

ファミリー賃貸を探すときには、入居したい時期から逆算して物件を探し始めましょう。

まず、「新年度が始まるタイミングで子どもを転校させたい」、「転勤先で業務を始める1週間前までには引っ越したい」など、目的や状況に応じて入居したい時期を定めます。

また、引越しまでには通常、物件検索・内見・入居審査・契約・引越し準備などで1〜2か月必要です。この期間も考慮して、物件は早めに探し始めると良いでしょう。

注意点2.建物の構造を確認する

ファミリー賃貸探しでは、建物の構造にも注意しましょう。具体的には、遮音性の高い「鉄筋コンクリート造(RC造)」が、音漏れが気になるファミリー層にはオススメです。

また、築年数も重要な判断材料と言えます。築年数の古い物件は、家賃を抑えられますが、音漏れしやすいケースもあるため注意が必要です。

建物の構造を確認して、音漏れによるストレスや騒音トラブルを防ぎましょう。

防音性が高い賃貸物件の探し方や騒音対策については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

関連記事:防音性が高い賃貸物件の探し方|アパートやマンションの騒音対策も紹介

注意点3.子どもの成長も踏まえる

ファミリー賃貸を探す際には、子どもの成長を踏まえる必要があります。

たとえば小さな子どもがいる世帯では、子どもが階段やキッチンなど危ない場所に入らないように、柵を設置できる間取りがオススメです。また、思春期や受験期を控えた子どもがいる場合、あらかじめ個室を用意しておくと良いでしょう。

ファミリー賃貸は、現在の子どもの年齢だけでなく、将来も踏まえて探すのがポイントです。

注意点4.内見時には周辺環境もチェックする

ファミリー賃貸の内見時には、周辺環境のチェックも忘れずに行いましょう。実際に物件の周辺を歩いてみる方法がオススメです。

周辺環境をチェックする際は、公園やスーパー・病院へのアクセスや、子どもの通学路の交通量などを確認します。

日中と夜間帯、平日と休日でも雰囲気は異なるため、可能な範囲で複数回チェックしておくと安心です。

注意点5.更新・解約時の条件を確認しておく

注意点の5つ目は、更新・解約時の条件を確認しておくことです。

具体的には、更新料の有無や、解約時の連絡方法などを確認しておきましょう。条件の確認が不十分だと、想定外の出費につながりかねません。

ファミリー賃貸の契約や引越し準備等で忙しくても、更新・解約時の流れは意識しておきましょう。

ファミリー賃貸に関するよくある質問

ファミリー賃貸に関するよくある質問

ファミリー賃貸に関するよくある質問について回答します。

ファミリー向け賃貸はうるさいですか?

ファミリー向け賃貸にはファミリー層が多く入居しており、子どもの泣き声や足音などをうるさく感じることはあります
ただし、ファミリー層どうしならお互いさまとも言えます。生活音を抑える気遣いと、ファミリー賃貸に住む世帯どうしの関係性も大切です。
どうしてもうるさいと感じる場合には、防音性の高い鉄筋コンクリート造(RC造)や1階のファミリー賃貸物件、戸建て物件への転居も検討してみましょう。

ファミリー向け賃貸で一人暮らしはできますか?

ファミリー向け賃貸での一人暮らしは可能です。一人暮らしでも荷物が多い場合や、広さにゆとりのある物件で生活したい単身者に向いています。
一方で、1DKや1LDKなど、単身者向け間取りの物件に比べると、家賃は高くなる傾向にあるため注意が必要です。広さを持て余してしまう恐れもあります。
一人暮らしでファミリー賃貸を契約するかどうかは、荷物の量やライフスタイルを踏まえて判断すると良いでしょう。

ファミリーで選ばないほうがいい賃貸物件は?

ファミリー世帯が避けるべきなのは、以下のような特徴を持つ賃貸物件です。

  • 防音性が低い
  • 治安が悪いエリアにある
  • 間取り・専有面積が狭い
  • 収納が少ない
  • 周辺道路の交通量が多すぎる

音漏れしやすい物件を避けることや、周辺環境の安全性もチェックすることをオススメします。
上記5つの特徴に注意しながら、安全・快適な暮らしができるファミリー賃貸を探しましょう。

ファミリー賃貸をお探しなら「不動産連合隊」!

ファミリー賃貸をお探しなら「不動産連合隊」!

この記事では、子育て世帯に適したファミリー賃貸の家賃相場や具体例、探し方の手順や注意点について解説しました。

ファミリー賃貸で快適な暮らしを実現するには、間取りや家事動線、防音性などの条件はもちろん、地域の家賃相場を把握して物件を選ぶことも重要です。

また、ファミリー賃貸の物件探しでは、入居希望時期から逆算して探し始めることや、内見時に周辺環境をチェックするなどのポイントを押さえるとスムーズでしょう。子どもの成長を見据えた長期視点で物件を比較・検討することも大切です。

ファミリー賃貸をお探しなら「不動産連合隊」がオススメです。検索条件を細かく設定できるため、ファミリー向けの良質な物件を効率的にお探しいただけます。

まずは「不動産連合隊」で、エリアごとの物件をチェックしてみてください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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