賃貸契約の流れ|かかる期間や必要なもの、スムーズに行うコツも解説

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賃貸契約の流れ|かかる期間や必要なもの、スムーズに行うコツも解説

「賃貸契約ってどんな流れ?」「いつ入金が必要?」「遠方からでも契約できる?」

引っ越しや就職、進学などのライフイベントにあわせて賃貸契約を行う場合、多くの疑問が浮かんできます。

とくに初めて賃貸契約を結ぶ方にとっては、不動産会社とのやり取りや契約手続きの進め方がわかりづらく、不安に感じることもあるでしょう。

この記事では、賃貸契約の流れを全8ステップで解説するとともに、契約完了までにかかる期間や必要なもの、スムーズに進めるためのコツもご紹介します。

よくある質問への回答も掲載していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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賃貸契約の流れ【8ステップ】

賃貸契約の流れ【8ステップ】

賃貸契約は、人生の節目に行う大切な手続きです。しかし、契約の流れや必要な準備を理解していないと、余計な時間や手間がかかることもあるでしょう。

物件探しから実際に入居するまでの一般的な流れを、8つのステップに分けて解説します。

ステップ1. 物件探し

賃貸契約における最初のステップは、希望条件に合う物件探しです。希望するエリアや家賃、間取りや設備条件(バス・トイレ別、インターネット無料、オートロックの有無)などをリストアップします。検索サイトや不動産会社のホームページを確認して候補を絞り込みましょう。

不動産連合隊」のような地域密着型のポータルサイトを活用することで、周辺の生活環境や利便性まで細かいチェックが可能です。

また、希望条件に優先順位をつけておくことで、理想に近い物件を効率よく探せます。希望をすべて満たす物件はなかなか見つからないため、「駅近」「築浅」「家賃◯万円以内」など、譲れないポイントを明確にすることが大切です。

ステップ2. 問い合わせ

条件に合う物件が見つかったら、不動産会社に連絡を取りましょう。人気物件はすぐに埋まってしまうため、早めの連絡が重要です。

問い合わせでは、空室状況や初期費用の目安、入居可能日、契約条件などを確認すると良いでしょう。メールより電話の方がすぐに対応してもらえて、確認したいこともその場で回答を得られるためオススメです。

あわせて内見予約の希望日も伝えておきましょう。とくに土日や繁忙期(1〜3月)は予約が取りにくいため、早めの行動がカギとなります。

ステップ3. 内見

内見では、写真や間取り図だけではわからない物件のリアルな状態を確認できます。

日当たりや通風、周囲の騒音、収納の広さ、壁や床の劣化具合や水回りの清潔さなど現地でしか確認できないポイントをしっかりチェックしましょう。また、コンセントの位置やドアの開閉具合など生活動線も意識することで、快適に暮らせるか確認できます。

遠方に住んでいるなど、現地に足を運べない場合は、ビデオ通話を使った「オンライン内見」に対応している不動産会社がオススメです。画面越しでもある程度の確認は行えるため、積極的に活用しましょう。

ステップ4. 申し込み

内見を行い、物件が気に入ったら早めに「入居申込書」を提出しましょう。申し込みの際に必要な書類は、主に以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票・給与明細など)
  • 学生証や在学証明書(学生の場合)
  • 勤務先情報や内定通知書(新卒・転職直後の場合)
  • 保証人情報(連絡先・年収・続柄など)

申し込みが完了すると、希望する物件は「申し込み済み」として他の人に紹介されなくなります。そのため、賃貸契約の意思が固まったら、できるだけ早く申し込むことが重要です。ただし、申込書提出から審査完了までの間にキャンセルすると、次回以降の申し込みに影響する場合があるため注意しましょう。

ステップ5. 審査

申し込みが受理されると、管理会社や家主、保証会社による入居審査が行われます。 収入に対する家賃の割合、勤務先の安定性、過去の家賃滞納歴などがチェック項目です。

審査はおおよそ1〜3営業日程度で完了します。ただし、書類に不備があると延びることがあるため注意しましょう。とくに収入証明や連帯保証人に関する書類は、早めに準備しておくとスムーズです。

ステップ6. 重要事項説明

審査に通過すると、次は宅地建物取引士から「重要事項説明(重説)」を受けます。重説とは賃貸契約前に、物件の状態や契約条件、解約や更新のルールなどについての説明を受ける法的な手続きです。

以前は対面でのみ可能でしたが、現在はオンラインでの実施も増えています。ZoomやGoogle Meetなどを使って、スマホやパソコンから受けられるため、忙しい方や遠方にお住まいの方にも対応しやすくなりました。

重要事項説明の内容に不明点があれば質問しましょう。

ステップ7. 契約・初期費用の支払い

重要事項説明の内容に同意できれば、賃貸借契約書に署名・捺印をして契約を締結します。契約時に発生する初期費用の相場は以下の通りです。ただし、物件や地域によって異なるため注意しましょう。

  • 敷金(家賃1〜2か月分)
  • 礼金(家賃0〜2か月分)
  • 前家賃(当月または翌月分)
  • 仲介手数料(家賃1か月分+税)
  • 保険料(1〜2万円程度)
  • 鍵交換費用(1〜2万円程度)

合計で家賃の半年分ほどが必要になることもあるため、資金計画をしっかり立てておきましょう。支払いは銀行振込が一般的ななか、管理会社によってはクレジットカード決済や分割払いに対応している場合もあります。

ステップ8. 鍵の受け取り・入居

契約と初期費用の支払いが完了すると、鍵の受け取りが可能です。店舗で直接受け取るほか、遠方で直接受け取れない場合に「鍵の郵送」を行ってくれる不動産もあります。

入居日が決まったら、引越し業者の手配やライフライン(電気・ガス・水道・ネット)の手続きも忘れずに行いましょう。入居後は、室内に不備がないかを確認します。問題があれば写真を撮って早めに報告しましょう。

【賃貸契約までの流れ】かかる期間

【賃貸契約までの流れ】かかる期間

物件探しから入居までに必要な期間は、早くても1週間、平均的には2週間から1か月ほどが目安です。ただし、時期や契約方法、物件の種類によって前後する場合があります。一般的なスケジュール例は以下の通りです。

  • 物件探し・内見:3〜7日
  • 申し込み・審査:1〜3日
  • 重要事項説明・契約手続き:2〜5日
  • 鍵の受け取り・入居準備・入居:3〜7日

郵送での契約やオンライン対応を利用する場合、書類のやり取りに2〜3日余分にかかるでしょう。また、引越し業者の予約状況や家具・家電の準備状況によって日程の調整が必要です。入居希望日に間に合うよう、逆算して行動しましょう。

賃貸契約に必要なもの

賃貸契約に必要なもの

賃貸契約には、流れに応じて提出を求められる書類や準備しておくべき物があります。不備があると手続きが遅れたり、審査が止まったりすることがあるため、事前の準備が重要です。以下では、3つのフェーズに分けて必要なものを解説します。

「物件探し〜内見」で必要なもの

物件探しの段階では、特別な書類は必要ありません。ただし、スマートフォンやメジャー、メモ帳などを用意しておくと内見時に便利です。写真を撮って後から比較したり、窓やドアの寸法を測ったりすることで、家具の配置などをより具体的に検討できるでしょう。

また、希望条件や予算、入居希望日などを整理したメモがあると、不動産会社とのコミュニケーションをスムーズに行えます。

「申し込み〜審査」で必要なもの

申し込みから審査にかけては、以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票、給与明細、確定申告書)
  • 在職証明書または内定通知書(転職・新社会人の場合)
  • 学生証または合格通知書(学生の場合)
  • 保証人の身分証・収入証明書(必要な場合)

これらの書類をすぐに提出できるよう、紙で用意するだけでなく、PDFで保存しておくのもオススメです。最近はスマートフォンで提出できるサービスも増えています

「重要事項説明〜契約」で必要なもの

重要事項説明から契約までに必要な書類は、以下の通りです。

  • 印鑑(認印・実印)
  • 契約書への署名・押印
  • 初期費用の振込明細または決済証明
  • 通帳や口座番号(家賃の引き落とし用)
  • 住民票

郵送契約では封筒や切手などの確認も忘れずに行いましょう。印鑑の押し忘れや記入漏れにも注意が必要です。

なお、住民票の取得方法や記載内容の詳細については、以下の記事で解説しています。こちらもあわせてご確認ください。

関連記事:賃貸契約は住民票いらない?記載事項はどこまでか、取得方法や注意点も解説

賃貸契約をスムーズに進めるためのコツ3つ

賃貸契約をスムーズに進めるためのコツ3つ

スムーズな賃貸契約のために、以下の3つのコツを意識しましょう。

  1. 希望条件に優先順位をつけておく
  2. 必要な書類を事前に揃えておく
  3. 不動産ポータルサイトを活用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コツ1. 希望条件に優先順位をつけておく

家賃・築年数・駅からの距離・ペット可など、希望条件が多すぎると物件を決めきれなくなる可能性があります。判断で迷わずに済むよう、希望条件を「必須」「希望」「妥協可」の3段階に分けておくのもオススメです。時間のロスを防ぎ、契約機会を逃さないようにしましょう。

コツ2. 必要な書類を事前に揃えておく

申し込みから審査、契約に至るまでに求められる書類は多岐にわたります。直前に慌てて準備すると、提出が遅れて審査に時間がかかる原因にもなるでしょう。

賃貸探しを始めた段階で、書類を一式フォルダにまとめておくと安心です。

賃貸契約に必要な書類については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

関連記事:賃貸契約に必要なものって?提出する書類や初期費用について解説

コツ3. 不動産ポータルサイトを活用する

物件情報を幅広く取り扱い、希望条件で細かく絞り込める不動産ポータルサイトは、今や物件探しに欠かせないツールです。エリアや沿線、家賃帯、設備条件などを選ぶことで、自分に合った物件を効率よく見つけられます。

不動産連合隊」のような地域密着型のポータルサイトであれば、理想の賃貸物件を見つけられるでしょう。

賃貸契約の流れに関するよくある質問

賃貸契約の流れに関するよくある質問

賃貸契約の流れに関するよくある質問3つに回答します。

賃貸契約の流れで入金が必要になるのはどのタイミングですか?

重要事項説明を受けて、契約書に署名・押印した直後に、初期費用の入金を求められます。

支払い方法は一般的に銀行振込ですが、クレジットカード決済や分割払いに対応している管理会社もあります。支払い期限は厳守しましょう。

賃貸契約の一連の流れは遠方からでも対応可能ですか?

遠方からでも対応可能です。郵送契約やオンライン重説などを活用することで、来店せずに契約を完了させられます。

オンライン内見にも対応した不動産会社を選べば、遠方への転居や急な転勤にも対応しやすいでしょう。

賃貸契約の審査ではめったに落ちないと聞きました。落ちる確率はどれくらいですか?

審査の通過率が高いのは事実ですが、確実とは言い切れません。家賃に対して収入が少ない場合や、信用情報に問題がある場合、保証人がいない場合などは審査に落ちることがあります。

不安がある場合は、事前に不動産会社に相談すると良いでしょう。

スムーズな賃貸契約には「不動産連合隊」がオススメ!

スムーズな賃貸契約には「不動産連合隊」がオススメ!

賃貸契約をスムーズに進めるには、地域密着型の不動産ポータルサイトの活用がオススメです。

物件数が多く、検索機能も充実しており、オンライン内見や郵送契約に対応した物件も簡単に見つけられます。さらに、最新の空室情報や契約条件もすぐに確認できるため、無駄なやり取りを減らすことが可能です。

不動産連合隊」では賃貸物件を豊富に掲載しており、初めての一人暮らしから家族での住み替えまで幅広く対応しています。賃貸契約の流れをスムーズに進めたい方は、ぜひ以下のリンクから物件検索を始めてみてください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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