札幌でテナント選びにおすすめのサイトやポイント・注意点を解説

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札幌でテナント選びにおすすめのサイトやポイント・注意点を解説

札幌市は北海道最大の都市で、数多くの人々で賑わう街です。

特に市街地周辺は、公共交通機関や各種施設が整備されており、利便性の高さからたくさんのビジネスマンや観光客の姿も見受けられます。集客効果の高い街中にテナントを構えたい方にとって、札幌市は魅力的な地域だといえるでしょう。

とはいえ、なかには「札幌市にどのような物件があるのかわからない」「自身のビジネスと札幌市は本当に相性が良いのだろうか」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、札幌市の特性やテナント選びのポイントを解説します。テナントを構えるに際しておすすめのエリアも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

札幌市の特徴

札幌市の特徴

札幌市で理想的なテナント物件を探すには、まずその地域の特性を理解することが重要です。

ここでは、札幌市の人口動態や交通機関の充実度など、街の特性を解説します。

人口

札幌市は、北海道最多となる196万9,912人の人口を有します(2023年10月1日時点)。

徐々にではあるものの、札幌市の人口は年々増加傾向にあります。2008年6月時点の人口は189万9,159人と、ここ15年で7万人近く増えているのが特徴です。

そのうち最も人口が多いのは、地下鉄南北線のある北区。次いで札幌丘珠空港やモエレ沼公園がある東区、札幌駅や札幌市電が通っている中央区と続きます。

札幌市は、北海道唯一の政令指定都市であり、仕事や観光などで数多くの人が街を訪れます。そのため、集客向けのテナント物件を構えるには、好立地だといえるでしょう。

参考:札幌市ホームページ|人口統計

交通機関の充実

札幌市にはJRが2本、地下鉄が3本、市電が1本と、数多くの路線が通っています。

市内の行き来には地下鉄や市電、市営バスが使えるほか、JRを利用して千歳市や小樽市、旭川市などの市外にも容易に移動できるのがメリットです。

また、札幌丘珠空港からは、道内の各空港に加え、県営名古屋空港や三沢空港(青森県)などにアクセスできます。そのため、出張で長距離での移動が必要になったときでも安心です。

新鮮な食材に恵まれている

高度な都市機能を備えつつ、豊かな自然環境にも恵まれている札幌市。

札幌市の市街地を離れると、市内の南西部や西部には田園地帯や山間部が広がっています。そこから採れる旬の食材が豊富な点も、札幌市の魅力だといえるでしょう。

札幌市の主な農産物には、玉ねぎや小松菜、レタスなどの種類があります。また、ほうれん草の「ポーラスター」やカボチャの「大浜みやこ」、「サッポロスイカ」といったブランド農産物も豊富にそろっています。

産地から距離が近く、新鮮な食材を短時間で仕入れることができるからこそ、札幌市は飲食店や食品関連の小売店を開きたい方におすすめです。

札幌市内の特徴的なエリア4選

札幌市内の特徴的なエリア4選

札幌市内にはどのような街があるのかという点も、出店を考えるうえで重要なポイントとなります。

そのエリア独自の特徴があり、テナント物件を構えるのに向くエリアは次の4つです。

  • すすきの
  • 円山周辺
  • JR札幌駅周辺
  • 大通(おおどおり)

すすきの

すすきのは、JR札幌駅のやや南、市街地のほぼ中央に位置するエリアです。

このエリアは、札幌市の繁華街として活気にあふれており、数多くの飲食店が並んでいます。なかでも特に多いのがラーメン店です。そのほか、北海道ならではのジンギスカンや海鮮料理の店舗も目立ちます。

また、すすきのにはバーやクラブ、キャバクラなどの店舗も多く、「夜の歓楽街」として広く認知されています。

すすきのは、老若男女問わず、昼でも夜でも気軽に楽しめる街として人気です。2023年秋には、地下鉄南北線すすきの駅の近隣に「COCONO SUSUKINO」が開業する予定で、さらなる盛り上がりが期待できそうです。

※2023年10月に執筆した記事です。最新情報は東急不動産|COCONO SUSUKINOをご確認ください。

円山周辺

円山(まるやま)は、JR札幌駅から西に電車で7~8分程度の距離にあるエリアです。エリア内には、円山公園や札幌市円山動物園があります。

札幌市の市街地と山間部のちょうど境目にある地域で、繁華街に比べて落ち着いた雰囲気が特徴です。

円山周辺には、おしゃれで上品な雰囲気の雑貨店やレストランなどが立ち並びます。また、円山公園周辺は緑が多く、自然に囲まれたカフェやオーガニック料理店が人気を集めています。

地元の若者やカップルに親しまれるスポットが多いのは、円山周辺の特筆すべき性質だといえるでしょう。

JR札幌駅周辺

JR札幌駅周辺は交通の要所であり、ショッピングモールやデパート、ホテル、オフィスビルが密集しています。

特に、JR札幌駅直結の「札幌ステラプレイス」や「大丸札幌店」などの大型ショッピングモールが人気です。

JR札幌駅から地下鉄南北線すすきの駅までの間には、「さっぽろ地下街」と呼ばれる広大なスペースがあります。地下街のなかは、飲食店やアパレルショップ、サロンなど、数多くの店舗が軒を並べています。

JR札幌駅周辺は、ビジネスマンや観光客が集まりやすいエリアです。

ビジネスマンが仕事帰りに気軽に立ち寄れる、あるいは観光時に仲間と楽しめるような事業を展開している場合は、このエリアと相性が良いでしょう。

大通(おおどおり)

JR札幌駅と地下鉄南北線すすきの駅のちょうど中間に位置するのが、大通(おおどおり)エリアです。高さ約147メートルの「さっぽろテレビ塔」があることでも知られています。

大通エリアにはオフィス街が広がっており、多くのオフィスビルが建ち並びます。その分、ランチタイムにビジネスマンで賑わうカフェやレストランが数多く存在するのが特徴です。

また、大通公園周辺ではイベントが頻繁に開催されています。

特に冬場は、数十万個の電球が公園内を彩る「さっぽろホワイトイルミネーション」や、雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」が開催され、数多くの人々が周辺に集まるため、大きな集客効果が見込めるでしょう。

テナント選びのポイントや注意点

テナント選びのポイントや注意点

自身の目的に合ったテナント物件を探す際は、できる限り時間を無駄にすることなく、効率良く作業を行いたいところです。

効率的に理想的な物件を見つけるには、テナント選びのポイントや注意点を押さえることが重要です。

ここでは、そのポイント・注意点を3つに分けて解説します。

  • 希望条件を明確にし優先順位をつける
  • 路面店と空中店舗の長短を理解する
  • 事前に現地を視察する

希望条件を明確にし優先順位をつける

テナント物件に対する希望条件を明確にすることで、よりスムーズなテナント選びが可能です。結果、物件探しばかりに時間や労力をかけるリスクを軽減できます。

テナント選びの際の主な希望条件としては、次のような内容が考えられます。

  • 出店エリア
  • テナント物件の賃料・保証金
  • 事業を営むうえで必要となる延床面積
  • 物件タイプ(店舗・事務所・倉庫/工場)
  • 内装の状態(スケルトン・居抜き)
  • 駐車場の有無
  • 利用可能時間

このような要素のなかから、事業の目的やテナント物件の用途を加味し、優先順位をつけると良いでしょう。

すべての希望に適うテナント物件を探すのは難しいため、あらかじめ優先順位をつけておくと、自身の理想に近いものが見つけやすくなります。

路面店と空中店舗の長短を理解する

店舗用のテナント物件には、主に「路面店」と「空中店舗(階上店舗)」の2つの種類があります。両者はメリット・デメリットがはっきりと分かれるため、慎重に物件を選別することが大切です。

路面店とは、道路側から店内の様子が見える、道路に面した1階にある店舗です。空中店舗は、オフィスビルや雑居ビルなどの2階以上の階層にある店舗を指します。

それぞれのデメリットとメリットは次の通りです。

路面店空中店舗
デメリット・空中店舗に比べて賃料や保証金が高い傾向にある
・空き物件が少なく、物件選びに時間や手間がかかりやすい
・階層が高いほど入店のハードルが高く、一見客の集客が見込みづらい
・集客効果を高めるための宣伝費が高額になりがち
メリット・人通りの多い場所では、高い集客効果が期待できる
・店内の雰囲気が一目でわかるため、お客様が気軽に入店しやすい
・店頭の装飾に関する自由度が高い
・路面店に比べて賃料や保証金が低い傾向にある
・路面から離れている分、騒音に悩まされるリスクが低い
・路面店と比較して競争率が低く、理想の物件に出会いやすい

飲食店や小売店は路面店が向いています。このような業種では、路面から見た店内の視認性の高さが集客力に大きく影響を与えるためです。

空中店舗の場合、クリニックや美容院といった予約制の営業形態であれば、一見客の集客が見込みづらいデメリットを感じにくくなるでしょう。

事前に現地を視察する

インターネットでテナント物件を探す場合は、あらかじめ現地視察を行っておくことをおすすめします。

インターネットの情報は、いつでもどこでも物件の情報を確認できる一方で、現地の雰囲気や人通りの多さ、競合の激しさといった情報を把握しにくいのが難点です。

そこで、インターネットで複数の物件のなかから理想に近いものを絞り込み、本当に気に入った物件があれば、周辺エリアを実際に視察することで、両者のメリットを最大限に活かせるでしょう。

現地視察でチェックすべき点は次の通りです。

  • 事前に国や自治体の統計データを取得し、現地での実態と差異がないか確かめる
  • 人の流れを確認する(駅を中心にどの方向に人が流れやすいかなど)
  • その流れの先にどのような施設が多いかを把握する
  • 曜日や時間帯、天候が異なる複数のタイミングで通行量を調査する
  • 周辺に騒音・異臭発生源といった嫌悪エリアがないか確認する

札幌市のテナント選びなら「札幌テナント連合隊」がおすすめ

札幌市のテナント選びなら「札幌テナント連合隊」がおすすめ

札幌市でテナント物件を探している方には、当社ラルズネットが運営する「札幌テナント連合隊」がおすすめです。

ここでは、札幌テナント連合隊を活用するメリットについてご紹介します。

北海道の地域に根付いたポータルサイト

当社ラルズネットは、北海道の各地域に根付いた不動産ポータルサイト「不動産連合隊」を運営しています。

不動産連合隊では、移住や定住を検討する方に向け、数多くの賃貸物件・売買物件の情報を提供していますが、そのなかでも札幌市のテナント情報に特化しているのが「札幌テナント連合隊です。

「地元の人が集まる賑やかな商店街」をコンセプトに、不動産に詳しい運営スタッフが、面白いと感じる数多くの物件をピックアップしています。そのため、商店街を歩いている途中で掘り出し物の商品が見つかるような、さまざまな発見につながるのがメリットです。

札幌テナント連合隊には、2023年10月時点で7,000件近くのテナント物件が掲載されており、札幌市最大級の規模を誇ります。

細かい検索条件が設定可能

検索機能が優れているのも、札幌テナント連合隊の特徴です。

札幌テナント連合隊では、テナント物件の種別や賃料、広さといった条件からワンクリックで検索できるほか、さらに詳細な条件を指定することも可能です。詳細検索で指定できる条件には、次のような項目があります。

  • 物件種別(店舗・事務所・倉庫/工場)
  • 賃料・坪単価
  • 広さ
  • 駅・バス停までの徒歩分数
  • 築年数
  • 物件の特徴(エアコン付・24hセキュリティ・フリーレントなど)
  • 駐車場の有無
  • エリア(住所・路線/駅)
  • 情報公開日
  • フリーキーワード

また、「集客力重視の物件」や「駅前にある物件」、「居抜き物件」といった特集ページがあり、テーマ別に希望のテナントを探せるメリットがあります。

札幌市で理想的なテナント物件を探そう

札幌市で理想的なテナント物件を探そう

北海道の最大都市として、数多くの人で賑わう札幌市。

仕事や観光などでたくさんの人が街を訪れるため、店舗の場合は高い集客効果が見込めるでしょう。事務所や倉庫などの場合でも、都市機能と自然環境がバランス良く調和しており、従業員の方が不自由なく暮らせる環境を備えています。

札幌市でテナント物件を見つける際は、当社ラルズネットが運営する「札幌テナント連合隊をぜひご活用ください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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