北海道への移住で空き家を探す方法!おすすめサイトも紹介

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北海道への移住で空き家を探す方法!おすすめサイトも紹介

北海道へ移住する際にまず決めておきたいものが、住まいです。生活の基本として、働く場所と同じく、住居を決めておくことも必要になります。

移住先の住居の選択肢としては、賃貸や新築物件の購入だけでなく、空き家に住むという方法もあります。住宅購入の選択肢を広げることで、より理想的な移住ができるようになるでしょう。

そこで今回は、北海道で空き家を探す方法について解説します。空き家に住むことはメリットもありますが、もちろん注意点も存在しますので、合わせて確認しておきましょう。

北海道に移住するときに空き家を探す方法

北海道に移住するときに空き家を探すなら

住まいを探す際は、現地の不動産屋に足を運んで物件を見学するスタイルが一般的です。しかし、北海道への移住で住まいを探すとなると、何度も足を運ぶことが難しいという方も多いでしょう。

そのため、インターネットなどを活用して、効率的に空き家探しをすることがおすすめです。ここでは北海道の空き家を探し方について、4つの方法を紹介します。

  • 不動産ポータルサイトを活用する
  • 北海道空き家バンクで検索する
  • 各自治体の市町村空き家バンクを活用する
  • 地元の不動産会社に問い合わせる

1つの方法のみで探していても、気に入る空き家が見つからないかもしれません。そこで、複数の方法を組み合わせて空き家を探すことがポイントです。

選択肢を広げて、より希望に合った空き家を見つけましょう。

不動産ポータルサイトを活用する

空き家を探すときに便利なのが不動産ポータルサイトです。

不動産ポータルサイトとは、不動産会社を問わずに複数の物件情報をまとめたサイトです。ポータルサイト自体が物件の販売をしているのではなく、物件情報を見たユーザーと不動産会社をつなぐ役割があります。

しかし、多くのポータルサイトでは、全国の物件を広く浅く扱っているケースがほとんどで、北海道の空き家を専門としているわけではありません。そのため、なかなか理想の住まいが見つからない可能性もあります。

そこでおすすめなのが、ラルズネットの「北海道移住促進連合隊です。北海道移住促進連合隊は、北海道エリアに特化した不動産ポータルサイトとなります。

北海道移住促進連合隊では、北海道に根付いた不動産会社の情報が提供されており、細かく絞り込み検索できます。そのため、北海道への移住を考えているなら、良い空き家が見つかるかもしれません。

北海道空き家バンクで検索する

北海道空き家バンク」で、希望条件に当てはまる空き家を検索する方法もあります。

北海道空き家バンクは、道内の空き家を有効活用する目的で北海道が運営しているサイトです。所有者が売買を希望している空き家の情報が掲載され、購入を検討している人への情報提供を目的としています。

北海道空き家バンクには、北海道エリアの空き家が売買・賃貸ともに掲載されており、2023年5月時点では500件前後の空き家が登録されています。

空き家を希望の条件に合わせて検索ができ、間取りや築年数、希望価格などの絞り込みが可能です。また、「温泉のある暮らし」「雪が少ない」「牧畜体験や乗馬などを楽しみながら暮らす」など、北海道ならではの条件で空き家を検索でき、より理想の物件を探せます。

気になる物件を見つけたら、インターネットの申し込みフォーム、もしくは物件ごとの問い合わせ窓口へ申し込みを行いましょう。その後、物件の所有者との契約を行うことになります。

ただし、空き家情報バンクの物件には、不動産会社を経由せずに個人で契約を行う物件も含まれています。そのため、個人間での契約が必要になる場合があり、ある程度は所有者とのコミュニケーションが必要になることを認識しておきましょう。

当事者間で契約を行う場合は、不動産会社に仲介してもらうより安く空き家を契約できる可能性もあります。少しでもお得な空き家を探したい方は検討してみてください。

各自治体の市町村空き家バンクを活用する

北海道の各自治体が運営している市町村空き家バンクも、北海道での空き家探しに最適です。

市町村空き家バンクの一覧は、先ほど紹介した北海道空き家バンクのサイト内にある「市町村空き家バンク」に掲載されています。この中から、空き家を探している自治体の市町村空き家バンクを見つけてください。

各市区町村の空き家情報バンクは、空き家情報のほかに、住居に関するサポートが記載されたポータルページになっています。そのため、すでに暮らしたいエリアが決まっている方は、市区町村のページを確認してみることがおすすめです。

ただし、すべての自治体が市町村空き家バンクを作成しているわけではありません。そのため、空き家を探している地域のサイトが載っていない可能性もあります。

市町村の空き家バンクが掲載されていない場合は、各自治体に問い合わせてみましょう。移住の相談窓口などで、空き家に関する相談や不動産紹介を受けられるケースもあります。

地元の不動産会社に問い合わせる

空き家を探す際、インターネットのみを利用するのではなく、直接不動産会社へ問い合わせて空き家を探す方法もあります。

全国的に有名な大手不動産会社へ問い合わせる方法もありますが、北海道で空き家を探すと決まっているのであれば、北海道にある地域密着型の不動産会社への問い合わせもおすすめです。北海道地域といっても広いため、とくに移住予定のエリアに強い不動産会社を探すことが大切です。

もし北海道に知り合いがいる場合、良い不動産会社を紹介してもらうとスムーズに空き家探しを進められるかもしれません。

不動産会社によっても得意な分野や、対応スピードが異なります。少し値段が張ってもいいからとにかく早く空き家を見つけたいのか、時間をじっくりかけてもいいからできるだけお得な空き家を見つけたいのかなど、自分の希望に合わせてくれる不動産会社を探しましょう。

北海道移住での空き家探しの流れ

移住での空き家探しの流れ

北海道の空き家を探す方法をお伝えしましたが、いい物件が見つかったらどうすればいいのでしょうか。空き家を探すだけで満足してしまい行動に移さなければ、他の人が先に契約を済ませてしまうかもしれません。そこで、移住するために空き家を探すときの流れを3ステップで把握しておきましょう。

  • ステップ1:移住するエリアの物件を探す
  • ステップ2:物件を実際に見てみる
  • ステップ3:契約する

せっかく気に入った空き家を見つけたのに契約できなかった、なんてことにならないように、事前に契約の流れを確認しておくと安心です。

ステップ1:移住するエリアの物件を探す

まずは移住するエリアの物件を探します。先ほど紹介したようにポータルサイトや北海道空き家バンクなどを使ってインターネット上で探したり、不動産会社に問い合わせたりして物件をピックアップしましょう。

気になる空き家が見つかったら問い合わせ先に連絡して、空き家を購入、もしくは借りたい旨を伝えておきます。

購入申し込みは、あくまでも購入の意思表示をするだけで、売買契約を結ぶまでは法的拘束力がありません。つまり、購入申し込みをした後でも、売買契約を結ぶまでであればキャンセルが可能です。

ただし、購入申し込みをした順番がそのまま契約の優先順位となるため、気に入った物件があれば購入申し込みまで済ませておきましょう。

ステップ2:物件を実際に見てみる

購入申し込みをしたあとは、実際に物件を見に行きます。

遠くて足を運びにくいかもしれませんが、必ず空き家を見て確かめておくようにしましょう。インターネット上の写真には載っていない部分や不動産会社からの話だけではわからなかったことなども、空き家を訪れれば一目瞭然です。

「思っていたより素敵な物件」となればいいですが、「あれ、想像していたのとは違う」「こんなふうになっているなんて、聞いていない」「空き家の周辺に何もない……」など、行かなければわからない部分もあるはずです。

実際に空き家を見てそれでも妥協できるのか、最初から空き家探しをやり直すのかを決めましょう。

ステップ3:契約する

移住したい空き家が見つかったら、いよいよ物件の契約をすることになります。契約は賃貸物件として借りるのか、購入するのかによって内容が異なるので注意しましょう。

賃貸物件として借りる場合は、賃貸契約を行います。不動産会社に仲介してもらう場合は不動産会社で入居の申し込みをし、審査に通れば契約成立です。

大家さんと直接契約する場合は自ら大家さんと連絡をとり、条件が合えば契約成立です。

空き家を購入する場合も、仲介を挟む間接交渉か、所有者と間で契約を行う直接交渉のどちらかで契約方法が異なります。

間接契約の場合は、不動産会社などとの間で手続きを進めることになります。一方で直接交渉の場合は、契約書の作成などを当事者間で行うことが必要です。

直接交渉は、契約や不動産に関する知識が必要であるため、仲介してもらうケースがスムーズに契約できるでしょう。

北海道の空き家へ移住する際の注意点

北海道の空き家へ移住する際の注意点

北海道の空き家へ移住する際には、注意しなければならない点が4つあります。

  • 空き家の中には訳あり物件もある
  • 空き家の状況によっては改修が必要
  • サイトによっては仲介なし
  • 環境が合わない可能性もある

空き家は一度購入してしまうと、なかなか簡単には手放せません。契約してから後悔しないよう、空き家を探している段階から気をつける必要があります。

トラブルになってしまったり、お買い得だと思って空き家にしたのに予定していたより費用がかさんでしまったりしないために、注意点を知っておきましょう。

空き家の中には訳あり物件もある

空き家が相場より安くてお買い得だと思ったら、訳あり物件だったというケースも考えられます。

空き家になって間もない物件であれば、ただ単に手放されたばかりで問題のない物件も多いでしょう。しかし、安いのになかなか買い手が見つかっていない空き家には、買い手が見つからない原因があるかもしれません。

そのうえ、長期間空き家となっている場合には、最低限の手入れしかされていない物件もあります。建物の状態が良くなく、シロアリやゴキブリなどの害虫が発生しているケースもあるため、過去に同じような被害がなかったかなどを内覧時にチェックしましょう。

空き家の状況によっては改修が必要

空き家の状態によっては住むために改修が必要であり、せっかく安く物件を手に入れたのに、改修すると総額が相場を大幅に上回ってしまうかもしれません。

排水管が古かったり、床が歪んでいたりする可能性もあるので、設備はきちんと使用できるか確認しておきましょう。最初は気にならなかった少しの歪みでも、しばらくすると扉が開かなくなるケースもあります。

改修することを前提に住むのであれば、改修費用がかかっても空き家を購入すべきかしっかり検討してください。

サイトによっては仲介なし

空き家探しにサイトを利用した場合、使ったサイトによっては仲介がないケースもあります。仲介がないことは一概にデメリットであるとは言えませんが、不動産に関する知識がない場合は、仲介をしてもらったほうがスムーズに契約が進められるでしょう。

大家さんと直接契約する場合はすべて自己責任であるため、何か問題が発生すれば自身で対応しなければなりません。

たしかに、仲介してもらうと仲介手数料がかかってしまうため、直接契約をするよりも費用がかさみます。

しかし、所有者や大家さんと交渉してもらえるため、やり取りの手間が省けます。さらに仲介をした不動産会社は、物件に関する調査や説明の義務があるため、契約不適合であれば損害賠償を請求することも可能です。

環境が合わない可能性もある

北海道に移住すると、現在住んでいる地域とは環境が大きく異なる可能性もあります。場合によっては、地域の環境が合わないかもしれません。

ひとくちに北海道と言っても広いため、地域によって気候や周辺環境が大きく異なることもあります。

例えば、交通の便もよく施設も充実している地域もあれば、自然豊かで移動は自家用車を主とする地域もあります。普段からあまり車を運転しない方や、ペーパードライバーの方は、生活を始めたときには苦労をするかもしれません。

土地や建物はリフォームなどで対応できますが、周辺の環境を自分で変えることはできません。そのため、空き家を購入するときは、必ず地域の環境をしっかりと調べておくようにしましょう。

北海道の空き家へ移住するメリットは?

北海道の空き家へ移住するメリットは?

ここまで、北海道で空き家を探す方法や注意点について解説してきました。慎重に選ばなければならない空き家ですが、それでも多くの人が空き家を購入しています。

それでは、なぜ空き家を購入する人が多いのでしょうか。ここでは、移住後の住宅として空き家を選ぶメリットも紹介します。

空き家へ安く移住できる

北海道の空き家へ移住する場合、新築を建てたりマンションを購入したりするケースに比べて安く移住できることが多いです。

当然ながら、空き家はすでに人が住んでいたことのある中古になりますので、新築を購入する場合に比べて安く購入できます。また、北海道空き家バンクなどのサイトから問い合わせをすれば、所有者との直接契約となるため、仲介手数料をかけずに物件を購入できます。

そのうえ、自治体によっては空き家購入にかかる費用を負担してくれる制度を実施している点も、ポイントです。

例えば、北海道登別市では、特定の条件を満たした空き家のリフォームを行う場合、最大で100万円まで費用を助成する施策が実施されています。購入する空き家によっては、改修が必要になるケースもありますので、費用を負担があるのは大きなメリットです。

空き家購入に関する補助は、自治体によって内容が異なりますので、移住エリアが決まっている方は必ず確認しましょう。

※2023年5月時点に執筆した記事です。最新情報はこちらのページをご確認ください。

自分好みにアレンジできる

前述の通り、空き家なら安く購入できるため、浮いたお金で好きにアレンジできます。賃貸契約を検討している場合はリフォームが難しいですが、空き家を購入するなら自分好みにリフォームできるのです。

内装を好みに改装すれば、安く購入した空き家でも快適に暮らせること間違いありません。浮いた予算の分だけリフォームの幅が広がるので、どのような家にするのか想像するだけでもワクワクします。

広大な自然の中で暮らせる

北海道には広大な自然がたくさんあり、道外から多くの観光客が訪れるほどです。それほど素晴らしい自然の中で暮らせるため、のびのびとリラックスして生活できます。

また、広大な自然の恩恵を受けた農産物や海産物もあり、美味しいものが多くあるのも北海道の魅力です。

とはいえ先ほどからもお伝えしている通り、北海道の中でも地域によって特色が異なります。理想の暮らしはどのようなものか考え、移住先の地域を決めることも大切です。市街地に近く交通の便がよいエリアがいいのか、多少不便でも自然いっぱいのエリアがいいのか考えておきましょう。

北海道へ移住するなら空き家もチェック

北海道へ移住するなら空き家もチェック

北海道へ移住するなら、新築の家を建てたりマンションを購入したりするのではなく、空き家に住むという選択肢もあります。

空き家なら安く暮らすことができ、余った予算で自分好みにリフォームすることもできます。

北海道での暮らしをより楽しむために、空き家も選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?今回解説した注意点などを押さえながら、理想の空き家を探してみましょう。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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