「旭川への移住を考えている」
「旭川への移住を効率的にする方法が知りたい」
このような考えを持ってはいないでしょうか。
本記事では、
- 旭川の魅力
- 旭川への移住時に活用できる支援制度
- 旭川へ移住するときに必要な費用の目安
これらの内容を中心に紹介します。
旭川市に移住を検討している方に参考となる内容となっているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
北海道旭川市の基本情報

旭川市は、北海道で2位の人口を持ち、北海道の中央部に位置している北北海道の拠点都市です。
旭川空港や多くのJR路線が利用できるため、北海道内の交通や物流、観光の出発点、中継地点としても幅広く利用されています。
また、全国的に有名な旭山動物園などの観光スポットや、良質な雪を使用したスキー場があり、国内外から年間500万人を超える観光客が訪れる地で、国際会議観光都市としても認定されている場所です。
人口:339,605人(北海道内2位・平成27年時点) 市域面積:747.66平方キロメートル |
旭川への移住前に知っておきたい街の6つの魅力

ここからは、旭川市の魅力として以下の6つを紹介していきます。
- 交通機関が豊富
- 医療機関が充実
- 都市機能と自然のどちらにも触れられる
- 災害が少ない
- お出かけスポットが多い
- ご当地グルメが豊富
旭川市の良い部分を把握し、ぜひ移住を検討するときのヒントとしてみてください。
一つずつ紹介していきます。
交通機関が豊富
旭川市では、豊富な交通機関が利用できるため、自家用車がない家庭でも暮らしやすい魅力があります。
北海道の中心部に位置する旭川市は、北海道内の交通や物流の拠点とされるほど、多くの交通機関が整備されています。
鉄道では、JR北海道である函館本線、宗谷本線、富良野線、石北本線といった複数の路線が利用できるため、自家用車がなくても移動に困ることは少ないでしょう。
また、旭川市には旭川空港があり、飛行機を利用することで東京方面へのアクセスしやすいため、仕事やプライベートの都合で足を運ぶ方にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
医療機関が充実
地域の発展が進んでいる旭川市では、多くの医療機関が用意されています。そのため、突然の病気や事故などの不測の事態があっても、通える距離に医療機関がある点が魅力です。
地方地域によっては、共用施設や医療機関が整っていない場所もあり、求める分野の医療機関が近くにないことや、移動に時間をかけないと目的の分野に対応している施設がないといったこともあります。
病気や事故にあったときに近くに通える医療機関がないと、車で長距離を移動したり、電車で時間をかけて移動したりといった行動が必要となります。体調が良くないタイミングと重なってしまうと大変な思いをすることもあるでしょう。
医療機関が多く整備されている旭川市では、緊急時にも安心して対応できます。
都市機能と自然のどちらにも触れられる
旭川市では、近代文化が繁栄した都市機能と、自然の美しさに触れられる空間が備わっています。
旭川駅の北側には、数多くの専門店や飲食店が並ぶ平和通買物公園を筆頭に、多くの共用施設や医療施設があり、不自由ない暮らしを実現できます。
対して、旭川駅の南側に存在するのが「あさひかわ北彩都ガーデン」です。
雄大な山々と美しい川や緑の絶景を堪能できるあさひかわ北彩都ガーデンでは、自然に触れながら癒しの時間を過ごせるでしょう。
旭川駅を中心として、都市機能と自然のどちらにも触れられるのは、旭川市に住む魅力となるでしょう。
災害が少ない
旭川市では、2018年以降の30年間に震度6弱以上の大地震が発生する確率は、全国最小の0.55%であるというデータがあります。
過去のデータを見ても、1989年から2018年の間で震度1以上の地震が発生した回数は年平均で1.8回となっており、かなり少ないことがわかります。(※東京では年平均68回)
また、盆地状の地形に囲まれた特徴的な形状をしている旭川市は、その地形の性質上から台風が発生する確率の少なさも突出しています。
全国トップクラスの自然災害の少なさを誇る旭川市で、安全で安心な暮らしを実現しましょう。
お出かけスポットが多い
北海道の中でも主要都市とされる旭川市には、上野ファーム、旭山動物園などの多くの観光スポットがあります。
国内外から多くの観光客が来るほどのお出かけスポットがあるため、旭川市での暮らしで娯楽に困ることは少ないでしょう。これらの有名なお出かけスポットに気軽に足を運べる点は、旭川市へ移住するメリットといえます。
スキー場やスケート場などのアクティビティスポットも充実しているため、体を動かすことが好きな人にとってもうってつけな地域です。
子どもがいる家庭や、外出が好きな方にとっては、充実した暮らしが実現できる環境となるでしょう。
ご当地グルメが豊富
旭川市では、「旭川ラーメン」「旭川しょうゆホルメン」などの地元民から愛されるご当地グルメが豊富なのも大きな魅力です。これらの人気料理を、本場の味で気軽に楽しめるのは旭川市に住む人の特権ともいえます。
また、旭川市では農業にも力を入れており、豊かな自然の中で育った農作物を新鮮な状態で食べられる点も嬉しいポイントとなるでしょう。
旭川市には飲食店も多いため、近くにあるお店を開拓してみるのも移住後の楽しみとして良いかもしれせん。
旭川への移住活用できる制度やサポート情報

旭川市では、移住検討者に向けていくつかの支援制度やサポート体制が用意されています。
- オンライン移住相談
- はたらくあさひかわ(就業支援)
- 北海道空き家情報バンク
- 就農フェア
これらの制度を利用して、効率的に移住の準備を進めていきましょう。
オンライン移住相談
旭川市では、移住者向けにオンライン移住相談が開催されています。オンライン移住相談とは、Zoomなどのオンライン通話ソフトを利用して、旭川市にいる地域職員の方と対話ができる仕組みです。
オンライン移住相談のメリットとして、自宅にいながらでも移住先の方への相談や情報共有してもらえる点が挙げられます。
住んでいる地域にもよりますが、北海道まで移動するのは時間や費用がかかるため、頻繁に移動するのは難しいという方も多いでしょう。
地域の雰囲気や、どのような人がいるのかなど、移住前に確認しておきたいことがあれば、ぜひオンライン移住相談を活用してみてください。
なお、オンライン移住相談を受けるためには、公式サイトの予約フォームから日時を予約する必要があります。
※2023年4月時点に執筆した記事です。最新情報は旭川市ホームページ | 旭川市移住情報をご確認ください。
はたらくあさひかわ(就業支援)
旭川市へ移住した後に、就業予定のある方が活用できるのが「はたらくあさひかわ」です。
はたらくあさひかわとは、地元にいる方や旭川への移住を検討している方を対象に、旭川市にある求人情報の提供を行っています。
はたらくあさひかわでは、業種やエリアごとに求人情報を探せるだけでなく「50年以上の歴史がある企業」「女性が多く活躍している企業」のように細かい条件に絞って検索することも可能です。
移住先地域で、新しく仕事を見つけたいと考えている方は、ぜひ「はたさくあさひかわ」を利用してみてください。
※2023年4月時点に執筆した記事です。最新情報ははたらくあさひかわをご確認ください。
北海道空き家情報バンク
北海道にある空き家を売買したい方が活用できるのが「北海道空き家情報バンク」です。
北海道空き家情報バンクでは、空き家を売ったり、貸したりしたい方が掲載された情報を参照できるため、上手に活用すれば通常よりも少ない負担で住居を手に入れられます。
通常の不動産屋で物件の購入や賃貸契約をする場合であれば、仲介会社へ仲介手数料を支払うことが多いですが、その費用が不要となる点も大きな魅力です。
もし、移住後に住む場所を決めていない場合は、空き家を探してみるのも一つの手として検討してみてはいかがでしょうか。
※2023年4月時点に執筆した記事です。最新情報は北海道空き家情報バンクをご確認ください。
就農フェア
北海道で就農を考えている方に向けた相談会として「北海道新規就農フェア」があります。
旭川市だけではなく、北海道内の47市町村の農業に関する情報を収集できるため、就農に興味がある方にとってはぜひ参加しておきたいイベントです。
豊かな自然に囲まれている北海道では、農業が盛んに行われていることも特徴の一つです。
元々農業を営んでいた方や、移住後に新しく農業を始めてみたいという方は、ぜひ北海道新規就農フェアに参加してみてはいかがでしょうか。
※2023年4月時点に執筆した記事です。最新情報は北海道農業担い手育成センターをご確認ください。
旭川への移住にかかる費用の目安

旭川市へ移住をするにあたり、費用面で不安がある方は多いのではないでしょうか。
ここからは、移住時にかかる費用の目安を見ていきましょう。
- 移住時に用意しておくべき費用内訳
- 旭川移住後にかかる生活費の目安
- 場合によって必要となる費用
移住には、引越しにかかる費用だけでなく、移住後の暮らしに必要な費用も考えておくと安心です。事前にどのくらいの費用が必要なのかを把握しておき、移住後に困らないようにしておきましょう。
移住時に用意しておくべき費用内訳
地方への移住時に必要となる費用項目と目安金額は以下のとおりです。
なお、単身での移住を想定しています。
項目 | 費用 |
入居費用(移住後住居) | 20~40万円(家賃5万円の場合) |
退去費用(移住前住居) | 0~10万円 |
引越し費用 | 5~10万円(遠距離の引越し) |
旅費交通費 | 5~10万円 |
住居用費用として、旭川市移住後に新しく住む物件の入居費用の他、移住前に住んでいた物件の退去費用も計算しておく必要があります。
新しく住む物件の入居費用や、移住前に住んでいる物件の退去費用は、物件によって金額が変動しますので、事前に物件管理会社に確認などをしておくと安心です。また、賃貸物件を新しく契約するときには、家賃だけでなく契約時に初期費用の支払いがあります。
初期費用の目安としては、一般的に家賃の5か月分となることが多いため、物件を選ぶ際の参考としてみてください。
旭川移住後にかかる生活費の目安
続けて、旭川市へ移住した後にかかる毎月の生活費の目安を見ていきましょう。
家賃(1LDK) | 49,850円 |
家賃(2LDK) | 53,600円 |
都市ガス(使用量11㎥) | 2,717円 |
電気 | 5,963円 |
水道(使用量5㎥) | 2,328円 |
灯油(使用量40L) | 3,520円 |
旭川市は、北海道にある地域の中でもっとも寒暖差が大きいことが特徴で、冬は非常に寒くなり、逆に夏は猛暑となります。
特に冬場は、強烈な寒さに耐えるために灯油ストーブが欠かせない時期となるため、利用状況に応じて灯油費用がさらに変動する点を頭に入れておきましょう。暖房にかかる費用を抑えるためには、高断熱・高気圧の物件や窓が二重構造になっているなど、寒さ対策が厳重にされている物件を選ぶなどの対策が有効です。
場合によって必要となる費用
移住後に快適な暮らしを手に入れるためには、生活スタイルや環境に応じて必要となるアイテムも変わってきます。
例として考えられるのが、以下です。
- 自家用車購入費
- 暖房器具や防寒着
- 雪かき道具
- 移住先に持っていかない不要物の処分費用
住むエリアによっては、交通機関が少ないため、広大な北海道を移動するためには自家用車が必須となる地域もあるでしょう。もし、自家用車を新しく購入する場合は、移住後にかかる費用が増えることになります。
また、住む地域や住居建物の構造にもよりますが、旭川市の冬は雪が降り積もるため、雪かき道具などが必要となる場合もあります。
移住後の生活をイメージして、何が必要か、どのくらい費用を用意しておけば良いのかを調べておくと安心です。
魅力が多い旭川市へ移住して理想の暮らしを叶えよう

旭川市は、自然を身近に感じられる環境でありながら、都市機能が発達している街です。いままで東京や大阪に住んでいた人でも、不自由なく移住後の生活を楽しめるでしょう。
旭川市で移住後の住まいを探している方は、ぜひ「旭川不動産連合隊」をご活用ください。旭川市やその近隣エリアの物件情報を多数掲載しています。
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参考:旭川不動産連合隊 賃貸物件一覧
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