美瑛町移住に役立つ情報を徹底解説!支援制度や生活環境まとめ

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美瑛町は北海道のほぼ中心に位置する、農業と観光業が盛んな町です。

北海道を代表する観光地のひとつでもある美瑛町は、自然が織りなす情景を年中楽しめます。

移住制度も充実しており、移住先としても近年注目が高まっています。

こちらの記事では、美瑛町の魅力や移住する際に活用できる移住制度、移住前のチェックポイントをご紹介します。

移住する前に知りたい美瑛町の基本情報

美瑛町は人口9,514人(2023年3月時点)の北海道中央部に位置する町です。

四季を通じて美しい景色が楽しめる観光地であり、自然の美しさや豊かな食文化も魅力の一つです。

美瑛川を中心に広がる「四季彩の丘」は、四季折々の美しい景色が広がり、美瑛町の名所として観光客にも人気があります。また、花の町としても知られており、春から秋にかけてラベンダーやコスモス、ヒマワリなどの花が咲き誇り、国内外から多くの人々が訪れます。

美瑛町の基幹産業は農業。じゃがいもやトウモロコシ、豆などが栽培され、豊かな自然の中で育まれた食材を味わえるのが特徴です。

北海道のなかでも美瑛町は、比較的雪の多い地域です。スキーやスノーボードといった冬のアクティビティを楽しめる一方で、雪かきや雪下ろしの機会が多い傾向があります。

美瑛町に移住する4つのメリット

美瑛町は「美しい日本のむら景観百選」にも選ばれるほど、美しい景観を持つ町の一つです。都会とは一風異なる美しい景色が日々の疲れを癒してくれるでしょう。

ここでは、美瑛町に移住した際に味わえる4つの魅力をご紹介します。

季節ごとに表情が変わる自然を満喫できる

四季折々の自然を楽しめるのが美瑛町の魅力です。

春には、国道237号線沿いにある「ぜるぶの丘」に約3,000本のラベンダーが咲き誇り、夏や秋になると、ひまわりやポピーなど色とりどりの花を観賞できます。

また、白金温泉郷にある「白ひげの滝」では、秋になると絶景の紅葉が、冬には雪が積もった岩肌と滝筋とのコントラストが楽しめます。幻想的な雪景色を堪能したい場合は、タバコのCMで注目を集めた「マイルドセブンの丘」もおすすめです。

美瑛町に移住すれば、季節ごとに移ろいゆく色鮮やかな自然をいつでも体感できます

雄大な景観に恵まれた白金温泉を堪能できる

十勝岳連峰の山麓に位置し、雄大な自然の景観を望める温泉地「びえい白金温泉」。1950年に元美瑛町長の鴻上覚一氏が、「温泉は地底から湧いたプラチナ(白金)ともいうべき尊いものだ」と語ったことから、いまでは「白金温泉」の名称で親しまれています。
参考:一般社団法人 美瑛町観光協会|びえい白金温泉

泉質にはマグネシウムやカルシウムが含まれており、筋肉痛や神経痛などへの効能が期待できます。

近くには、「大雪山白金観光ホテル」や「湯元白金温泉ホテル」といったさまざまな宿泊施設が用意されています。美瑛市に移住し、お休みの日に疲れた体をリラックスさせたい方におすすめです。

生活や交通手段の利便性に優れる

美瑛町は北海道第二の都市である旭川市にアクセスしやすいのがメリットです。

旭川市は商業施設や医療施設などが多く、生活インフラが整っています。

「美瑛町では目的の仕事が見つからない」という方は、求人数が豊富な旭川市で仕事を探すのもおすすめです。テレワークに対応した仕事が見つかれば、美瑛町の伸び伸びとした環境で働けます。

また、羽田空港行きの便がある旭川空港に近く、帰省や出張の際に役立ちます。

  • 美瑛町-旭川駅:車で約40分、電車で約30分
  • 美瑛町-札幌駅:車で約150分、電車で約120分
  • 美瑛町-富良野駅:車で約40分、電車で約35分
  • 美瑛町-旭川空港:車で約15分
  • 美瑛町-新千歳空港:車で約150分

アクティビティが充実している

シーズンごとに、その季節ならではのアクティビティが楽しめるのも魅力的です。

例えば、一般社団法人 美瑛町観光協会が主催の「白金原生林フォレストウォーク」では、ネイチャーガイドとともに自然豊かな国立公園を散策できます。珍しい動植物を観賞できるため、美瑛町のなかでも人気の高いイベントの一つです。

そのほか、夏や秋には「トウキビ収穫体験」、冬になると「四季彩の丘」を中心に、ライトアップされた幻想的な雪景色を体験できます。

美瑛町には、さまざまなアクティビティ施設やイベントが用意されているため、飽きの少ない町だといえるでしょう。

美瑛町に移住する際に役立つ支援・補助金制度

美瑛町は移住に関するサポートが充実しています。移住後のサポートだけではなく、移住前から移住に関する手厚いサービスを受けられるのがポイントです。

1. 移住支援制度

美瑛町のような地方移住を検討する際は、何かと不安や疑問が生まれやすいものです。

ここでは、移住についての不安や疑問を解消してくれる移住支援制度をご紹介します。

  • オンライン移住相談
  • 移住体験プライベートツアー

オンライン移住相談

オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使って自治体へ相談ができます。

直接美瑛町に足を運ばなくても、移住後の暮らしに関する疑問や悩みを解消できるのがメリットです。また、Zoom以外に電話やメールでの問い合わせも可能です。

美瑛町への移住を検討中の段階でオンライン移住相談を活用すると、現地の生活環境や仕事環境、子育てに関する制度などの詳細な情報を教えてもらえます。

「東京から地方に移住するので、生活スタイルが大きく変わらないか不安」「雪国の環境に馴染めるのか気になる」と、なかなか一歩を踏み出せない方におすすめです。

オンライン移住相談は平日の9時半~12時、13~16時の間で利用できます。仕事の都合で平日日中の利用が難しい場合は、夕方以降の時間帯に調整してくれるため、気軽に相談してみましょう。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|オンライン移住相談をご確認ください。

移住体験プライベートツアー

こちらも前述のオンライン移住相談同様、自治体が用意する移住支援制度の一つです。

移住体験プライベートツアーに申し込むと、移住定住コーディネーターが町の中を案内してくれるほか、先輩移住者の体験談やアドバイスを聞けます。自身の要望をもとにオーダーメイドプランを設定できるのが特徴です。

また、利用者の希望次第で、一般社団法人 美瑛町観光協会運営の「丘のまちびえいDMO」が主催する体験プログラムに参加できます。移住前に一度でも町を訪問しておくと、実際の生活感をイメージしやすくなるでしょう。

宿泊代や食事代、体験プログラムの費用などは利用者が負担しなければならないため、注意が必要です。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|移住体験プライベートツアーで移住の疑問を解消しよう!をご確認ください。

2. 子育て支援制度

美瑛町は、子育てをする際に役立つサポートも充実しているので安心です。一家揃って美瑛町に移住する際は、ぜひ以下の制度を活用してみてください。

  • プレママ&はぐくみサポート
  • 子ども支援センター

プレママ&はぐくみサポート(美瑛町伴奏型相談支援・子育て応援給付事業)

子育て中の親が、子どもの世話や育児に専念するために、妊娠期から出産・子育てまでの間に一貫した経済的支援を受けられる制度です。

申請時点で美瑛町に居住する方であれば、出産応援給付金と子育て応援給付金がそれぞれ現金5万円もらえます。

里帰り出産の場合は、住民票のある市町村からの支給となります。住民票のある市町村、もしくは里帰り先での面談が必要です。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|子育て給付金をご確認ください。

子ども支援センター

子ども支援センター(子育て支援)では、子どもが伸び伸びと成長できるよう充実した支援を行っています。0歳から就園前の子どもを対象とする、親子の遊び場の提供や育児相談会などが代表例です。

子ども支援センターの中には絵本・おもちゃなどが沢山用意されている「おもちゃライブラリー」や、0歳児の子どもを持つ親と妊娠中の方が対象の「0歳児のお部屋」といった、親子で楽しめる遊び場があります。

電話や対面、オンライン面談で育児に関する相談ができるため、初めて子育てをする方でも安心です。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|子ども支援センターをご確認ください。

3. 就業支援

移住者が安心して働ける環境をサポートしてくれるサービスも用意されています。

テレワーク施設の提供や支援金の給付などがあり、美瑛町でより有利な仕事環境を構築したい方は、制度の活用をご検討ください。

  • 美瑛でテレワーク(美瑛町テレワーク推進事業)
  • UIJターン新規就業支援事業

美瑛でテレワーク(美瑛町テレワーク推進事業)

美瑛町ではテレワーク施設を貸し出しており、年度内で最長2ヶ月間利用できます。

個人事業主やフリーランスのほか、テレワークを実施している企業の複数の従業員でも参加可能です。

自宅以外の施設を借りてテレワークを行うことで、新しい知り合いが増える可能性も考えられるでしょう。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|びえいテレワークをご確認ください。

UIJターン新規就業支援事業

東京圏からのUIJターンによって美瑛町で新規就業する際に、移住支援金を支給する制度です。

単身での移住者には最大60万円、世帯移住の場合は最大100万円の移住支援金が支給されます。18歳未満の世帯員がいる場合は、1人につき100万円の移住支援金が加算されるのも特徴です。

支援を受けるには、美瑛町に住民票を移す直前10年間のうち、直近1年以上かつ通算5年以上、東京23区内に在住している必要があります。

※2023年6月時点に執筆した記事です。最新情報は美瑛町ホームページ|仕事をご確認ください。

美瑛町への移住前にチェックすべきポイント

美瑛町のような地方移住を検討する際は、都市部に比べて生活インフラが整っていないケースもあるため、事前に仕事環境や居住環境などを確認することが大切です。

ここでは、美瑛町への移住前に検討すべきチェック項目をご紹介します。

生活環境

美瑛駅の周辺には飲食店やスーパー・コンビニといった、生活必需品を取り扱う数多くの店舗があります。

また、近隣に大型商業施設が揃う旭川市があり、都市部に行けば町内で足りないものを不自由なく購入できるでしょう。美瑛町から旭川市までの距離は車で30~40分ほど。距離が離れすぎておらず、良好なアクセス環境だといえます。

雪国である北海道に移住する際は、地域ごとの年間降雪量を把握することも大切です。

美瑛町の年間降雪量の平年値は717cmで、461cmの札幌市中央区よりも雪の降る量が多い傾向にあります。そのため、冬になると雪かきや雪下ろしの必要性が高まるほか、車での移動が難しくなる可能性も考えられます。
参考:気象庁|累積降雪量一覧表

仕事環境

大手求人情報サイト「Indeed(インディード)」で美瑛町の求人を検索すると、約400件の仕事が見つかります(2023年6月時点)。

リモートワーク可の仕事であれば、都会のキャリアと地方暮らしを両立することも可能です。

美瑛町は北海道第二の都市である旭川市から距離が近く、ほかの町に比べて豊富な求人があります。製造業や農業に加え、IT業界の求人件数が多いのも特徴です。

なお、北海道最大の都市である札幌市の求人件数は約18万件(Indeed調べ、2023年6月時点)。

美瑛町は札幌市に比べて求人件数が少ないため、「自分に合う仕事が見つかるのか不安」という方もいるでしょう。そこで方法の一つとして、札幌市でテレワーク可能な仕事を探し、自然豊かな美瑛町でのんびりと働くという選択が可能です。

また、美瑛町で起業や就農をしたい方は、「美瑛町起業支援事業補助金」をはじめ、自治体が提供する補助金制度を活用するのも良いでしょう。

移住にかかる費用

美瑛町へ移住を検討した際に、どの程度の費用がかかるか気になる方も多いでしょう。そのため、移住を検討している段階で、必要な予算をシミュレーションすることをおすすめします。

例えば、家賃や引っ越し費用、自家用車を保有していない場合は車の購入費などです。札幌市や旭川市などの都市部に比べ、美瑛町は交通の利便性がやや見劣りするため、自家用車があったほうがストレスなく日常生活を送れるでしょう。

ほかにも月々の食費や生活費など、必要なコストをおおまかに計算しておくと良いでしょう。食費や生活費に関しては、短期移住や自治体が提供する「移住体験プライベートツアー」などを活用することで、どの程度の料金がかかるのかを自分自身で体感できます。

美瑛町への移住で豊かな自然や温泉を堪能しよう

本記事では、美瑛町への移住を検討している方に向け、美瑛町の魅力や移住時に活用できる支援制度を紹介しました。

美瑛町での住まいを探している方には、「旭川不動産連合隊」で検索することをおすすめします。「地元の人が集まるにぎやかな商店街」をコンセプトにしているので、掘り出し物の物件が見つかるかもしれません。

美瑛町は旭川市へのアクセスが良好な点に加え、広大な自然を堪能できるのが特徴です。そのため、不便なく日常生活ができるほか、ワークライフバランスにも優れています。

本記事の内容を参考に、自然溢れる美瑛町への移住を検討してみてください。

参考:旭川不動産連合隊 美瑛町賃貸物件一覧


参考:旭川不動産連合隊 美瑛町売買物件一覧

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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