上士幌町に移住しよう!町の魅力や支援制度を詳しく紹介

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上士幌町に移住しよう!町の魅力や支援制度を詳しく紹介

十勝地方の北側に位置する上士幌町は、北海道の中でも雪が少なく、過ごしやすい気候が特徴です。

また、子育て支援や就業支援にも力を入れているため、移住先として魅力的な町といえます。

この記事では、上士幌町の基本的な情報や町の魅力、移住支援制度についてお伝えします。

メリットだけでなく、移住を考えるうえで注意しておきたいポイントも解説しているので、上士幌町への移住を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

上士幌(かみしほろ)町の基本情報

上士幌町への移住

上士幌町は十勝エリアの北部に位置し、南北に長い地形です。2023年5月時点での人口は4,814人となっています。

総面積の約76%を山林地帯が占めており、緑豊かな景色が広がっています。

基幹産業は農業や林業といった第1次産業です。特産品にはじゃがいもや大豆、小麦などがあります。

年2回開催されるバルーンフェスティバルには全国からたくさんのファンが訪れるなど、「熱気球の町」としても有名です。

上士幌町の魅力【暮らし編】

上士幌町の魅力【暮らし編】

ここからは上士幌町の魅力を具体的に見ていきましょう。

暮らしに関する魅力は以下の3つです。

  • 積雪が少なく年間を通して過ごしやすい
  • 豊かな自然が身近に感じられる
  • 年2回のバルーンフェスティバルが楽しめる

積雪が少なく年間を通して過ごしやすい

上士幌町は北海道の中でも積雪が少なく、冬でも晴れの日が多いのが特徴です。

気象庁のデータによれば、1月における過去30年間の最深積雪は41cmでした。

札幌市の76cm、豪雪地帯といわれる幌加内町の167cmと比較しても、雪の少なさがよくわかります。

夏の平均気温も約20℃と涼しいため、1年を通して過ごしやすい気候といえます。

ただし、雪が少ないのはあくまで北海道内で比較した場合なので、道外から移住する場合は寒さ対策や雪かきの必要性を認識しておきましょう。

豊かな自然が身近に感じられる

北海道の魅力といえば、なんといっても自然豊かな環境ではないでしょうか。

上士幌町にはクマネシリ連峰や石狩岳など、雄大な山々の景色が広がっています。牧場や温泉街といった観光資源も豊富で、自然を身近に感じられます。

上士幌町の主なレジャースポットは次の通りです。

  • ナイタイ高原牧場
    日本最大の面積を誇る公共牧場。頂上のカフェからは牧場と十勝平野を見下ろせる。
  • ぬかびら源泉郷
    大雪山国立公園の自然と調和する静かな温泉街。温泉宿や土産物屋のほか、スキー場、鉄道資料館などのレジャースポットも充実している。
  • 三国峠
    北海道の国道としては最も高い、標高1,139mの峠。初夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の景色が楽しめる絶景スポット。

年2回のバルーンフェスティバルが楽しめる

1969年、日本初となる熱気球の飛行が北海道で行われました。

そして上士幌町では、1974年に「第1回熱気球フェス」(現在の北海道バルーンフェスティバル)が開催されたことから、「熱気球の町」としても知られています。

北海道バルーンフェスティバルは毎年夏に開催され、約40機もの熱気球が町に集います。

冬に行われる上士幌ウィンターバルーンミーティングと合わせて、町を象徴するイベントとして全国的にも有名です。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は北海道バルーンフェスティバルをご確認ください。

上士幌町の魅力【子育て編】

上士幌町の魅力【子育て編】

上士幌町では若い世代の移住定住を促進するため、子育て支援策にも力を入れています。

上士幌町が行う独自の取り組みや、子連れで楽しめるお出かけスポットをご紹介します。

町の子育て支援制度が充実している

上士幌町は安心して子育てができるよう、経済面・環境面から子育て支援を充実させています。

上士幌町の独自の子育て支援制度は次の通りです。

  • 高校生まで医療費が全額無料
  • 認定こども園利用料が無料
  • 保護者負担の軽減策(修学旅行の費用や補助教材の購入費用の一部助成)
  • 子育て支援カード(ポイントを貯めて5,000円分の商品券を獲得)
  • 住宅の新築補助金(中学生以下の子ども一人あたり100万円の補助金を支給)

町の制度により子育てにかかるお金の負担が軽減されるため、上士幌町は子育てがしやすい町といえるでしょう。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町ホームページ|子育て・教育をご確認ください。

子連れで楽しめるお出かけスポットが多い

子育て世帯が移住を考える際、休日に遊びに行ける場所があるかどうかは重要なポイントです。

上士幌町には以下のようなお出かけスポットが揃っています。

  • 道の駅かみしほろ
    2020年6月にオープン。地元の食材を使ったレストランやカフェのほか、レンタサイクルやドッグランなどのアクティビティも充実。
  • 上士幌航空公園キャンプ場
    入浴施設やコインランドリーのある市街地に近いため、快適にキャンプが楽しめる。
  • 上士幌町鉄道資料館
    路線図やジオラマなどの資料を通して、旧国鉄士幌線の歴史が学べる資料館。
  • ひがし大雪高原鉄道
    上士幌町鉄道資料館の隣を走る足こぎトロッコ。往復約20分、のんびりと鉄道の旅を楽しめる。
  • ひがし大雪自然館
    北海道の自然について、標本や映像でわかりやすく学べる博物資料館。

上士幌町の魅力【仕事編】

上士幌町の魅力【仕事編】

移住先で仕事を探す場合、どのようなサポートが受けられるのかは気になるところです。

上士幌町では職業紹介や起業支援・就農支援など、さまざまな働き方に対応した支援制度が充実しています。

職業紹介サイトで具体的な求人情報を探せる

上士幌町無料職業紹介所は、雇用の創出と町民・移住者の就業支援のため、職業紹介サイト「かみしほろ会社・仕事図鑑」を運営しています。

募集職種や給与といった条件面だけでなく、企業のトップや採用担当者からのメッセージも掲載されているため、よりリアルな情報を得ながら仕事を探せます。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町無料職業紹介サイト|かみしほろ会社・仕事図鑑をご確認ください。

起業を後押しする制度がある

起業を後押しする制度の一つに、起業家のための交流の場である起業家支援センター「hareta(ハレタ)」があります。上士幌町で起業を目指す方や、空き家を店舗として活用したい方などに支援を行っているのが特徴です。

また、上士幌町創業促進支援事業では、起業資金や店舗の増改築の費用が補助されます。

上士幌町創業促進支援事業の概要は次の通りです。

  • 新規創業支援事業
    新規事業のための新築や増改築の費用、備品の購入費用などの1/2以内を補助する(上限300万円)。
  • 空き店舗・空き家活用事業
    空き店舗や空き家を改修して新規事業を行う場合、増改築費用や備品の購入費用などの1/2以内を補助する(上限300万円)。
  • 店舗改修支援事業
    老朽化した店舗等の改修に対し、増改築費用や備品の購入費用などの1/2以内を補助する(上限200万円)。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町ホームページ|上士幌町創業促進支援事業をご確認ください。

新規就農への支援が受けられる

上士幌町では、新たに農業や酪農業を始めたい方からの相談を受け付けています。

また、所定の条件を満たした新規就農者に対し、36ヶ月以内に限って月額8万円の助成が受けられる「上士幌町担い手育成助成事業」の制度があります。

申請時に町内に居住していること、上士幌町農業再生協議会の承認を受けることなどが条件です。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町ホームページ|上士幌町担い手育成助成事業をご確認ください。

上士幌町へ移住する際に注意すべきポイント

上士幌町へ移住する際に注意すべきポイント

魅力あふれる上士幌町ですが、移住を考える際に注意したいポイントもいくつかあります。

上士幌町は、北海道の都市部に比べ、交通インフラが整っているとはいえません。電車が通っていないため、移動は自家用車が基本です。

空路に関しては、上士幌町から最も近い空港は帯広空港ですが、それでも車で約1時間の距離があります。さらに2023年7月現在、帯広空港発の国内線定期便は羽田空港行きのみで、国内各地に行き来できる新千歳空港よりも利便性に欠けます。

上士幌町から新千歳空港までは車で約2時間40分、道内最大の都市である札幌市までは約3時間と、かなり距離があります。帰省や出張で道外に移動する場合は、どうしても不便になってしまいます。

また、町内には大きな病院がなく、商業施設も少ないため、通院やショッピングなどで町外に出る機会も多くなるでしょう。

自然豊かな落ち着いた環境で暮らしたい方に向いている上士幌町ですが、移住を検討する前に町内の交通環境をチェックすることが大切です。

体験移住制度を活用して事前に上士幌町に短期移住し、現地の暮らしを肌身で感じてみるのもおすすめです。

上士幌町への移住に役立つ支援制度や相談窓口

上士幌町への移住に役立つ支援制度や相談窓口

上士幌町では、移住希望者向けにさまざまな支援制度を設けています。

移住を成功させるには、自治体の制度を賢く利用することも大切です。事前の情報収集は十分にしておきましょう。

【町での生活をお試し体験】生活体験モニター

上士幌町では、移住を検討している方を対象に、生活体験モニターを受け入れています。

町が用意した移住体験用の住宅で暮らしながら、上士幌町での生活を体験できるというものです。

1週間〜1ヶ月程度の短期型と、1ヶ月〜1年程度の中長期型の2種類があります。

申し込みはNPO法人「上士幌コンシェルジュ」を通して行い、選考によって参加者が決まります。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町ホームページ|生活体験モニターをご確認ください。

【賃貸でもマイホーム購入でも安心】子育て住宅建設助成事業

理想の移住生活を実現するには、住まいも大切な要素です。

上士幌町では、町への定住を目的に住宅を取得する方に向け、子育て住宅建設助成事業を展開しています。助成内容は次の通りです。

  • 新築の場合
    中学生以下の子ども1人につき100万円を助成。
  • 中古住宅購入の場合
    中学生以下の子ども1人につき50万円を助成。

また、帯広不動産連合隊」では、上士幌町の物件情報を探せます。住みたいエリアやこだわり条件をもとに検索できるので、ぜひご活用ください。

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は上士幌町ホームページ|子育て住宅建設助成事業をご確認ください。

【移住をサポート】上士幌コンシェルジュ

NPO法人の「上士幌コンシェルジュ」では、生活体験モニターの運営業務や移住促進のプロモーション活動を行っています。

また、上士幌コンシェルジュが運営する移住促進サイト「移住.com」では、オンライン移住相談を受け付けています。

上士幌町に関する疑問や移住について不安なことがあれば、ぜひ問い合わせてみましょう。

上士幌町で快適な移住生活を送ろう

上士幌町で快適な移住生活を送ろう!

積雪が少なく、年間を通して過ごしやすい気候が特徴の上士幌町は、「北海道に住みたいけれど雪が心配」という方におすすめの移住先です。子育てや仕事面でのサポートも充実しているため、この記事を参考に、ぜひ上士幌町への移住を検討してみてください。

上士幌町の物件情報は、ラルズネットが運営する「帯広不動産連合隊」に掲載されています。賃貸物件と売買物件のいずれも豊富な選択肢があるため、理想的な住まいを見つけやすいのがポイントです。

帯広不動産連合隊を活用し、ぜひお気に入りの物件を探してみてください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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