札幌の一人暮らしの費用は?初期費用と生活費の基礎知識を解説!

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札幌の一人暮らしの費用は?初期費用と生活費の基礎知識を徹底解説!

「札幌で一人暮らしを始めたいけれど、生活費ってどれくらいかかるの?」

「初期費用はどのくらい準備すればいい?」

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

札幌は家賃が比較的安く、一人暮らしの初心者にも人気の都市です。

ただし、冬の暖房費や、物件選びの注意点を把握しておかないと、快適な生活が送れません。

本記事では、札幌で社会人が一人暮らしをする際に必要な費用を、わかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

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    札幌市の一人暮らしの費用

    札幌市の一人暮らしの費用

    札幌で社会人が一人暮らしをする際、一か月当たりに必要な費用は約15万円と言われています。大まかな内訳を表にしてみました。

    項目費用目安(一か月当たり)
    家賃
    札幌不動産連合隊 家賃相場表のワンルーム・1Kの家賃相場より
    ※2025年3月の情報です
    37,680円
    食費
    総務省統計局 家計収支編 単身世帯より
    42,015円
    水道料金2,000~3,000円
    光熱費電気代:約5,000円~8,000円
    ガス 3,942円
    灯油 3,900~5,200円
    医療・保険代5,000円~10,000円
    通信費8,064円
    交通費5,000円~10,000円
    その他の支出10,000~20,000円
    合計
    ※最大の場合
    147,901円

    札幌は全国的に見ても家賃が安い都市です。

    冬は暖房費が増加して光熱費が高くなるものの、出勤などで日中家にいない人であれば、それほど生活費を圧迫することはありません。

    余裕のある生活を求める場合は、上記の表の費用にプラス約10万円と考えましょう。たとえば、グレードの高い部屋に住みたい場合や、貯蓄・交際費などにお金を割きたい場合が考えられます。

    2024年に北海道労働組合総連合が試算したところ、札幌市在住の25歳の一人暮らしの若者が普通の生活を送るためには、男性で月額262,307円、女性で月額256,259円という結果になりました。
    参考:厚生労働省 北海道最低賃金専門部会資料

    札幌市で一人暮らしをしたいのであれば、約15万円~26万円の生活費が必要と考えておきましょう。

    一人暮らしの初期費用の相場

    一人暮らしの初期費用の相場

    札幌で一人暮らしを始める場合に気になるのが、初期費用の相場です。ここでは下記の項目について解説します。

    • 初期費用は家賃の4~6倍が相場
    • 札幌は初期費用を抑えやすい

    初期費用は家賃の4~6倍が相場

    賃貸物件を借りる際に必要な初期費用は、一般的に家賃の4~6倍が相場とされています。

    初期費用の内訳は次の通りです。

    項目内容費用目安
    敷金退去時の原状回復費として回収される。
    退去時に原状回復に使用した金額が差し引かれて返還される。
    家賃の1~2か月分
    礼金物件所有者(大家さん)に対するお礼の費用。
    退去時に返還されない。
    家賃の1~2か月分
    仲介手数料物件を仲介した不動産会社に支払うお金。家賃の0.5~1か月分
    前払い家賃入居する月の家賃を前払いする。
    月途中での入居は日割り家賃を支払う。
    1か月分
    火災保険料火災などで部屋に損害を与えた場合に補償してくれる保険1万~2万円

    ほかにも、鍵交換費用や消毒費などがかかる場合があります。

    たとえば、家賃5万円の物件を借りた場合の初期費用は、約20万円~30万円が目安です。

    初めて一人暮らしをする人は、家具・家電の購入費も考慮しなければなりません。

    余裕のある資金計画を立てましょう。

    家具・家電

    初めて一人暮らしを始める人は、家電をそろえる必要があります。

    ベッドやテーブルなどの家具を新品でそろえようとした場合、予算の目安は約5~10万円です。

    家電も、冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器をそろえると約10万円はかかります。

    家具・家電に必要な金額として、約20万円は見積もっておいた方がよいでしょう。

    家具・家電の費用を抑えるなら、中古で買いそろえたり、友人・知人に譲ってもらったりする方法もあります。

    札幌は初期費用を抑えやすい

    札幌は、敷金・礼金不要の「ゼロゼロ物件」が多く、全国的に見ても初期費用を抑えやすい地域です。

    札幌不動産連合隊で調べたところ、敷金・礼金なしの物件数は2,937件でした(2025年3月の情報)。選択肢は多いと言えるでしょう。

    ただし、ゼロゼロ物件の中には、次のようなデメリットが含まれるものもあります。

    • 賃料を高く設定している物件がある
    • 敷金がないため賃金未払い時・退去時の原状回復費用が高額になる場合がある
    • 駅から遠い・築年数が経っているなど人気がない物件の場合がある
    • 解約予告期間が2か月になっている場合がある(通常1か月)

    周辺の賃料相場や契約内容をしっかり確認するのが、トラブルを避けるコツです。

    デメリットを把握しておけば、ゼロゼロ物件でお得に部屋を借りても問題ありません。家具・家電付きの物件を選べば、さらにコストの削減が可能です。

    札幌の一人暮らしの生活費

    札幌の一人暮らしの生活費

    ここでは札幌で一人暮らしをする場合の、生活費の相場について解説します。

    住居(家賃)

    札幌不動産連合隊で賃料相場を調べたところ、下記のとおり、札幌市内のワンルーム・1Kの平均家賃は37,680円でした(2025年3月の情報)。

    間取り平均家賃
    ワンルーム・1K37,680円
    1DK・1LDK50,636円
    ワンルーム・1K・1DK・1LDK48,186円
    参考:札幌不動産連合隊 家賃相場表

    全国平均だと、一人暮らしをしている人の家賃平均は53,135円なので、札幌の家賃は安いと言えるでしょう。
    参考:総務省統計局 家計収支編 単身世帯 用途分類 1世帯当たり1か月間の収入と支出(調査年月2024年)

    また、札幌市内はエリアによって賃料相場が異なります。下記に札幌10区のワンルーム・1K、1DK・1LDKの平均家賃をまとめました。

    区名ワンルーム・1K平均家賃1DK・1LDK平均家賃
    中央区40,385円58,127円
    北区37,605円45,305円
    東区30,981円49,201円
    白石区42,603円45,260円
    豊平区38,600円48,131円
    南区28,333円39,666円
    西区42,096円54,067円
    厚別区55,282円
    手稲区34,617円47,141円
    清田区35,000円31,125円
    参考:札幌不動産連合隊 家賃相場表(2025年3月の情報)

    利便性がよく駅チカの物件は高めです。しかし、札幌の中心部から離れたエリアで築年数の古い賃貸であれば、駅から徒歩圏内でも1万円台の物件があります。

    エリアによっては、1DKや1LDKを借りて生活するのも難しくないでしょう。

    食費

    全国平均では、一人暮らしの人の食費は42,015円です。札幌で一人暮らしをする場合も、同じくらいで見積もっておけば問題ありません。
    参考:総務省統計局 家計収支編 単身世帯 用途分類 1世帯当たり1か月間の収入と支出(調査年月2024年)

    ただし、食費は自炊か外食中心かで大幅に差が出ます。

    自炊中心なら3万円程度に抑えることも可能です。しかし、外食が多いと5万円以上かかることもあります。「外食が多い」という方は、食費を多く見積もっておきましょう。

    札幌には業務スーパーや激安スーパーのほか、エリアによっては八百屋や魚屋があります。食費を抑えたい人は、そういった店舗の徒歩圏内に住むのもオススメです。

    水道・光熱費

    ここでは、一人暮らしをしている人の平均的な使用量を例に、札幌での水道・光熱費を解説します。

    項目費用目安
    水道代2,000~3,000円
    電気代5,000~8,000円
    ガス代夏季:1,800円
    冬季:3,900円
    灯油代
    ※灯油ストーブの場合
    夏季:-
    冬季:5,200円
    合計(最大)夏季:8,800円
    冬季:20,000円
    ※ガス給湯・灯油ストーブ利用を想定した例です。

    水道料金

    一人暮らしの水道利用量の平均は、約8.2立方メートルと言われています。

    札幌市水道局の水道料金の計算方法によれば、使用量10立方メートル以下は基本料金1,452円、下水道使用料は660円です(2025年3月の情報)。

    シャワー・風呂の頻度や節水状況によって使用料は変動します。水道料金は一月当たり約2,000~3,000円と考えておけばよいでしょう。
    参考:札幌市水道局 水道料金の計算方法

    電気代

    平成26年度 東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書によると、一人暮らしで集合住宅に住んでいる人の電気の使用量は、一か月当たり平均約186kWhでした。

    電気使用量はPC・ゲーム・家電などの利用時間で変動します。中には120kWh前後で生活している人もいるので、一か月120~200kWhの使用量を想定しておけば問題ないでしょう。

    札幌でもっとも契約されている電力会社は「北海道電力(ほくでん)」です。プランや生活形態によって差があり、ほくでんと契約した場合、120~200kWhの電気代は約5,000円~8,000円が目安です(2025年3月の情報)。

    近年、札幌では真夏日・猛暑日が増えているので、夏はエアコンの電気代も考慮しましょう。

    ガス・灯油

    札幌は冬に暖房や給湯費がかさむため、夏の2倍以上のガス・灯油代を想定しておきましょう。

    北海道消費者協会が公開している令和3年度 北海道家庭用エネルギー消費実態調査によれば、北海道でもっとも利用されているエネルギー種別は灯油でした。

    集合住宅では、給湯はガス、暖房は灯油という賃貸物件も多いので、契約前にガスと灯油の価格を把握しておくとよいでしょう。

    札幌市が公開している石油製品小売価格調査によれば、灯油1リットル当たり130円です。

    灯油ストーブの暖房(単身世帯)は、一か月当たり約30~40リットルの使用量が平均なので、約3,900~5,200円と見積もっておきましょう。ただし、これは冬の想定です。夏は暖房費がかかりません。

    一方、北海道ガスが公開している都市ガスの単価は、0~15立方メートルまでの基本料金が946円、1立方メートル当たりの単位料金が約210円です。

    一人暮らしのガス使用量の平均が14立方メートルと言われているので、一か月当たり3,886円と想定できます。

    ※基本料金・単価はいずれも2025年3月時点のものです。

    医療・保険代

    全国平均では、単身者が保健医療にかける費用の平均は7,751円です。医療保険や医療費は月5,000円~1万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

    保険料を抑えたい場合は、共済を選ぶのもオススメです。

    参考:総務省統計局 家計収支編 単身世帯 用途分類 1世帯当たり1か月間の収入と支出(調査年月2024年)

    通信費

    総務省の家計消費状況調査(2024年10月~12月期)によると、一人暮らしをする人の通信費は、平均すると8,064円です。

    • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料:5,352円
    • インターネット接続料:2,712円

    平均以上の金額になっている場合は、格安SIMに切り替えたり、インターネット回線との同時契約プランに変えたりといった対策があります。

    交通費

    交通費は住む場所によって変動します。

    公共交通機関を利用するなら、定期代は月5,000円~1万円程度が目安です。自家用車を持つ場合は駐車場代やガソリン代も考慮しましょう。

    その他の支出

    一人暮らしを始める際には、月々、次のような支出も想定しておきましょう。

    • 交際費
    • 娯楽費
    • 被服費
    • 理容院・美容院代
    • 音楽・読書のサブスク代 など

    総務省統計局の統計によれば、上記のような支出の平均は34,063円でした。これらの内訳には不定期の支出も含まれているので、月に1~2万円と見積もっておくとよいでしょう。

    参考:総務省統計局 家計収支編 単身世帯 用途分類 1世帯当たり1か月間の収入と支出(調査年月2024年)

    札幌で一人暮らしする注意点

    札幌で一人暮らしする注意点

    札幌で一人暮らしをする際には、次のような点に注意が必要です。

    • ガスの種類
    • 洗濯機置き場のサイズ
    • 冬の通勤

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    ガスの種類

    札幌の賃貸物件には「都市ガス」と「プロパンガス」の物件があります。

    都市ガスは地下の導管でガスを供給するシステムです。ランニングコストを抑えやすいのが最大のメリットです。

    ただし、都市ガスは人口が集中しているエリアしか供給されていません。また、都市ガスは設置工事が高額なので、供給エリアであっても賃貸物件のオーナーが選択しないことも多いです。

    札幌不動産連合隊で調べたところ、札幌の賃貸物件数6,615に対し、都市ガスの物件数は1,580でした(2025年3月の情報です)。

    一方、プロパンガスは都市ガスより料金が割高な傾向です。暖房にプロパンガスが使われている場合、生活費を圧迫する原因にもなりかねません。しかし、プロパンガスは供給する会社によって価格差があり、すべてにおいて高いわけではありません。

    下記は都市ガスとプロパンガスの料金例です。

    ガス種類使用量料金目安
    都市ガス10立方メートル2,470円
    プロパンガス10立方メートル5,940円~11,240円

    プロパンガスの料金は、幅広いことがわかります。プロパンガスの物件を検討している場合は、基本料金や従量単価を確認しましょう。

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      洗濯機置き場のサイズ

      古い物件やワンルーム・1Kの場合、洗濯機置き場が狭いことがあります。

      すでに洗濯機を持っている場合、サイズによっては設置できない場合もあるでしょう。内見時に、洗濯機置き場を計っておくと安心です。

      また、北海道では、冬は雪や寒さが厳しいため、外干しはできません。基本的に冬は室内干しをします。気になる方は浴室乾燥機がある物件を借りて干す方法もあります。

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        冬の通勤

        札幌は豪雪地帯です。

        積雪や路面凍結を考えると、通勤にもっともオススメなのは雪の影響を受けない地下鉄です。地下鉄には南北線・東西線・東豊線の3路線があります。いずれかの路線の沿線上で賃貸物件を探すとよいでしょう。

        また、札幌の路面電車は大雪に強く、冬でも運休はほとんどありません。

        JRは大雪で運休が発生する可能性があるものの、ひと冬に数回程度です。JRを通勤手段に加えると、賃貸物件の選択肢も広がります。

        駅から徒歩10分以内の物件を選べば、雪に悩まされることはほとんどないでしょう。

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          車通勤は、幹線道路などの大きな道路までの距離が重要です。

          札幌は除雪サービスが充実しており、大きな道路は夜間に除雪されるため、車通勤でも問題ありません。ただし、大雪が降ると住宅街の除雪が遅れることがあります。積雪量によっては早めの行動が求められます。

          北海道の雪対策については関連記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
          関連記事:北海道の雪対策にはどんなものがある?移住前に知っておきたい情報を網羅!

          車通勤の方は、駐車場の料金だけでなく、除雪サービスの有無も調べておくと安心です。

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            札幌への引っ越し費用相場

            札幌への引っ越し費用相場

            ここでは、札幌市へ引っ越す際の費用相場について解説しています。

            北海道内からの引っ越し

            単身者が北海道内から札幌市へ引っ越す場合、荷物の量と距離によって費用が変動します。

            段ボールの量が約10~15枚程度であれば、標準的な荷物量です。それより多いか少ないかで判断するとよいでしょう。

            また、移動距離が長いほど料金は高くなります。札幌市内(10~29km)位であれば約3万円代が目安です。しかし、50km以上離れると4万円以上の費用が必要です。

            荷物が多い場合はプラス1万円、繁忙期はさらに費用が1~2万円増加します。

            北海道内の引っ越し費用は、3万~7万円程度が相場と考えましょう。

            北海道外からの引っ越し

            単身者が北海道外から札幌へ引っ越しする場合は、約6万円~ 23万円が相場です。

            たとえば、東京から北海道に引っ越す場合の費用は約10万円ですが、広島から北海道だと約23万円が目安です。移動距離や移動手段によって費用が増減します。

            荷物が多かったり、繁忙期の移動だったりすると、費用が2倍近くまで増えることもあるので、注意が必要です。

            札幌の平均収入と賃貸物件の相場

            札幌の平均収入と賃貸物件の相場

            「札幌で一人暮らしをする際に、収入の何割を家賃にすればよいのだろう?」と迷われる方も多いでしょう。

            ここでは、札幌市で働く社会人の平均収入と家賃相場について解説します。

            札幌の社会人の平均年収

            札幌市統計書(令和3年版)-職業及び労働によると、2020年(令和2年)の全産業の平均月収は252,285円、年収に換算すると3,027,420円でした。

            札幌市で働く人の平均年収は、約3,000,000円と予測されます。

            厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査によると、北海道の月収の平均は288,500円でした。年収に換算すると3,462,000円なので、札幌市は北海道内の中でも、若干年収の低いエリアと言えるでしょう。

            また、東京や大阪などの大都市圏に比べると平均年収は低いものの、家賃が安い分、生活費を抑えることが可能です。

            家賃は年収の4分の1が適正

            一般的に、家賃は手取り収入の25~33%以内が理想と言われています。たとえば、手取り20万円なら、家賃は5~6万円程度が目安です。

            しかし、貯蓄や余裕のある生活を考えると、家賃は収入の25%以内がオススメです。札幌の平均月収の約25万円であれば、6.2万円以内が適しています。

            ただし、「安ければ安いほどよい」とは言い切れません。次から、札幌での住居の選び方について解説します。

            札幌で住み心地のよい部屋を見つける方法

            札幌で住み心地のよい部屋を見つける方法

            札幌で一人暮らしを始める際には、次のような点に注意しましょう。

            • 冬の生活を意識する
            • 治安を意識する
            • エアコンの有無を確認する

            冬の生活を意識する

            札幌で「住み心地のよい部屋を見つけたい」と考えている人は、冬の生活を重視して物件を探しましょう。

            札幌は12月~翌年1月にかけて氷点下になることも多く、断熱・暖房の性能が低いと快適な生活が送れません。
            参考:気象庁 日ごとの値(2024年1月) 札幌(石狩地方)

            札幌市が市内の専門学校生・大学生を対象にとったアンケートによれば、入居前に重視した点と、入居後不満に感じる点が、下記のとおり異なります。

            入居前に重視したこと学校や駅からの近さ
            家賃立地(生活利便性)
            部屋の広さ など
            入居後不満に感じたこと断熱性能(部屋の寒さ・暖かさ)
            静かさ
            暖冷房・給湯等の光熱費
            暖房・給湯設備の熱源・種類 など
            参考:賃貸住宅の選び方・住まい方マニュアル

            断熱性能・暖房・給湯設備を重視せず入居した人は、冬季の寒さや暖房費に悩まされていることがうかがえます。

            物件を探す際には、次のような項目をチェックしましょう。

            項目内容
            断熱性能・窓は複層ガラスか→ペアガラス・トリプルガラスの方が断熱性能が高い
            ・築何年か→築年数が浅い方が性能のよい断熱材を使用している
            ・RC造か木造か→RC造は気密性が高く暖房効率がよい
            ・角部屋か中部屋か→外気に接しない分、中部屋の方が暖かい
            暖房の熱源ガス・灯油・電気など、熱源によって冬季の暖房費用が変動する
            ※費用が高いのはプロパンガス>都市ガス>灯油の順。
            日当たり日当たりが悪い北側の部屋などは冷えやすい

            断熱性能が高い部屋は暖気を逃がさないため、冬の暖房費を抑えられます。札幌の平均収入と賃貸物件の相場」で紹介した家賃相場を多少オーバーしても、断熱性能の高い部屋であれば冬に元が取れるでしょう。

            基本的に、木造よりRC造の方が暖房効率はよいです。ただし、湿気対策をしないとカビが発生しやすいのがRC造のデメリットです。

            一方、古い木造の建物は気密性が低いことが多く、冬に寒さを感じやすいでしょう。築年数の浅い木造の賃貸アパート・マンションであれば、性能のよい断熱材を利用していることが多く、快適に過ごせる可能性が高くなります。

            断熱性能は見た目ではわかりません。不動産会社やオーナーから情報を得て判断しましょう。

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              治安を意識する

              札幌は全国的に見ても、治安のよい都市です。しかし、札幌市内でも、エリアごとに治安に差があります。

              たとえば、繁華街として有名なすすきのは、客引きや窃盗事件が多く、周辺エリアも治安がよいとは言えません。ショッピングモールや飲食店がそろっており、地下鉄もあることから利便性は高いものの、女性の一人暮らしには向かないエリアと言えるでしょう。

              北海道警察のホームページでは犯罪発生・検挙状況を公開しています。札幌の区ごとの犯罪件数も公表しているので、事前にチェックしてみましょう。
              参考:北海道警察 統計(数字で見る事件・事故)

              また、住んでみたいエリアの住民の口コミを検索しておくのもオススメです。

              女性が一人暮らしを始める場合は、2階以上を選んだり、オートロック・防犯カメラ付きの物件を選んだりといった対策をしておくと安心です。

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                エアコンの有無を確認する

                札幌の夏に涼しいイメージを持つ人も多いでしょう。

                しかし、近年は札幌でも真夏日・猛暑日が増加しています。札幌市では2021年4月から熱中症警戒アラートを発表し、注意喚起するようになりました。

                気象庁のデータによると、札幌の2024年の真夏日(30度以上)は6~8月で18日でした。
                参考:国土交通省 気象庁 2024年の猛暑日・真夏日などの日数

                2023年の8月には36度を記録しており「札幌だから夏は扇風機だけで過ごせる」とは言えない状況です。
                参考:国土交通省 気象庁 札幌(石狩地方)2023年(月ごとの値)

                夏を健康・快適に過ごすためにも、エアコン付き物件を選ぶと安心です。

                エアコンのない物件は、大家さんにエアコンをつけてもらえないか、自分で窓エアコンを設置してもよいか確認・交渉してみましょう。

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                  札幌の一人暮らしの疑問点

                  札幌の一人暮らしの疑問点

                  ここでは札幌で一人暮らしを始める人が持つ疑問について、Q&A形式でお答えします。

                  Q.札幌は冬に生活費が高くなりますか?

                  A.冬は暖房を使用するため、夏より必ず生活費が高くなります。

                  札幌の賃貸物件でメインの暖房は、灯油ストーブです。灯油価格が高騰したり、寒さが厳しい年だったりすると、生活費が1~2万円増加することも珍しくありません。

                  プロパンガスを暖房の熱源にしている場合、暖房費だけで2万円以上かかることもあります。

                  Q.札幌の一人暮らしで車を持つのは大変ですか?

                  A.降雪量が多いので屋外駐車場を契約すると、雪かきが大変です。駐車場代(1万円前後)や除雪の手間のほか、車の維持費を考えると、車を持たない方が生活の負担は少ないでしょう。

                  ただし、徒歩圏内に地下鉄や市電がない場合は、車を所有した方が通勤や外出には便利です。

                  生活するエリアの利便性に合わせて決めましょう。

                  Q.札幌の一人暮らしで節約するなら何を削ればいいですか?

                  A.冬の暖房費を抑えるのがもっとも効果的です。

                  物件探しでは断熱性能を重視しましょう。古い物件でもリフォーム工事などで断熱性能が高くなっている場合があります。内見で壁の厚みや空気の流れを確認したり、不動産会社に問い合わせたりしてみましょう。

                  また、暖房の設定温度を低めにし、厚着をする・ホットカーペットを併用する・断熱カーテンを使う、といった対策もあります。ただし、やりすぎて体調を崩すと、かえって病院や薬にお金がかかってしまいます。無理は避けましょう。

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                  札幌は家賃が安く、一人暮らしの際に工夫すれば生活費を抑えられる点が魅力です。一方で、冬の暖房費がかさむ点には注意が必要です。

                  本記事では札幌で一人暮らしをする際の、月々の生活費・初期費用・物件選びのポイントなどについて解説しました。収入に対する家賃相場についても説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

                  札幌で賃貸物件を探すなら、不動産ポータルサイト「札幌不動産連合隊」がオススメです。

                  エリア・間取り・都市ガス・エアコン付きなど、さまざまな条件で検索が可能です。

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