北大生が一人暮らしする物件の選び方|かかる費用やオススメなエリアは?

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「北海道大学に進学することになったので、一人暮らしを始めたい」という方に向けて、物件選びのポイントやオススメなエリアを解説します。

広大な敷地面積を誇る北海道大学は、進む学部によって最寄り駅が異なる場合があります。なんとなく物件を選んでしまうと、「冬の通学がしんどい」「進んだ学部が家から遠い」という不満が出てしまうかもしれません。

快適に通学するためにも、一人暮らしするエリアは慎重に検討するのがオススメです。

この記事では、気になったエリアですぐに物件探しができるように、オススメなエリアごとに物件一覧を掲載しています。北海道大学で一人暮らしをする方の参考になれば幸いです。

関連記事:札幌市で大学生が一人暮らしする費用の目安|物件選びやオススメなエリアも解説

北海道大学の学生が一人暮らしする物件の選び方

北海道大学の学生が一人暮らしする物件の選び方

北海道大学の学生が一人暮らしする物件を選ぶ際は、下記のポイントをチェックしましょう。

  • 地下鉄へのアクセス
  • 駐輪場の有無
  • 防犯設備

まず、降雪量が多い札幌市では、冬季の移動は地下鉄が確実です。JRやバスだと運休・遅延になるケースも多いため、地下鉄へのアクセスが良い物件を選ぶのがオススメです。

次に、北海道大学札幌キャンパスは、敷地が東京ドーム約38個分ともいわれるほど広大なため、構内の移動に自転車が欠かせません。賃貸物件に駐輪場があるかチェックしましょう。

また、北海道大学がある北区や、近隣の中央区は、人口が多いこともあって、市内10区のなかで犯罪認知件数が多いエリアです。

参考:北海道警察「犯罪発生・検挙状況(札幌方面)」(2024年12月時点)

そのため、オートロックやモニター付きインターホンが付いている賃貸物件を選ぶと安心できます。

下記の表では、当社の不動産ポータルサイト「札幌不動産連合隊」の物件リンクをまとめました。ご自身の希望に合わせて物件をチェックしてみてください。

希望物件リンク
春まで家賃が発生しない物件がいい!春から家賃
駐輪場付きの物件がいい!駐輪場付き
防犯設備が充実した物件がいい!オートロック
モニター付きインターホン
家賃が安い物件がいい!家賃3万円以下
家賃5万円以下
エアコン付きの物件がいい!エアコン付き
※「一人暮らし向けの物件」「札幌市内」で抽出しています

関連記事:大学生の一人暮らし!部屋探しのポイント6選|よくある失敗を避けるには?

北海道大学の学生が一人暮らしするのにオススメなエリア

北海道大学の学生が一人暮らしするのにオススメなエリア

北海道大学の学生が一人暮らしするのにオススメなエリアとして、下記の4つを紹介します。

  1. 北12条駅エリア
  2. 北18条駅エリア
  3. 北24条駅エリア
  4. 創成川付近エリア

それぞれの特徴や家賃相場をみていきましょう。

北12条駅エリア

北12条駅エリアは、北海道大学のほとんどの学部にアクセスしやすいので、多くの北大生が住んでいます。

1年生が通う「高等教育推進機構」(通称「教養棟」)からは少し遠いものの、2年生以降であれば通学しやすいエリアです。

夜11時まで営業しているスーパーがあるため、帰宅が遅くなっても買い物できます。

学生向けのリーズナブルな飲食店が多いため、外食もしやすいです。

札幌駅まで徒歩圏内という都心部でありながら、治安が良いという評判が多いのも魅力的です。

北海道大学の学生が一人暮らしするなら、真っ先に検討したいエリアといえます。

    項目内容
    家賃相場
    ※1R・1Kに限定
    ※2024年12月時点
    36,585円
    アクセスしやすい学部・医学部保健学科
    ・薬学部
    ・教育学部
    ・文学部
    ・法学部
    ・理学部
    ・工学部
    周辺施設・まいばすけっと(スーパー)
    ・ツルハドラッグ(ドラッグストア)
    ・セイコーマート(コンビニ)
    参考:家賃相場表

    北18条駅エリア

    北18条駅エリアは、1年生が通う「高等教育推進機構」に近いです。北12条駅エリアと同じく、多くの北大生が住んでいます。

    ただし、2年生以降は専門課程が決まるので、獣医学部以外はやや遠くなります。進む学部によっては、契約更新の時期に引っ越す前提で入居するのも選択肢の1つです。

    小規模なスーパーは点在するものの、大型店舗が近隣にないため、まとめ買いはしにくいという口コミが見受けられました。とはいえ、ドラッグストアやコンビニが多いため、買い物に困ることはないでしょう。

    「デカ盛り」が有名なお店など、学生に人気のある飲食店や、おしゃれなカフェが多いエリアでもあります。

    家賃相場は北12条駅エリアより少し安く、「高等教育推進機構」に近い立地である点から、入学時に検討したいエリアといえます。

      項目内容
      家賃相場
      ※1R・1Kに限定
      ※2024年12月時点
      34,439円
      アクセスしやすい学部・高等教育推進機構(教養棟)
      ・獣医学部
      周辺施設・まいばすけっと(スーパー)
      ・なの花北海道ドラッグ(ドラッグストア)
      ・ローソン(コンビニ)
      参考:家賃相場表

      北24条駅エリア

      北24条駅エリアは、一部を除いた各学部からはやや遠く、「北20条東門」に近いです。北12条駅エリア・北18条駅エリアと比べると、住んでいる北大生は少ないです。雪が降る時期は徒歩通学が難しくなるため、地下鉄での移動になるでしょう。

      とはいえ、北12条駅エリアより約1,800円ほど家賃相場が安いため、コストを抑えたいときの選択肢になります。

      北24条駅エリアは、「第二のすすきの」「北のすすきの」と呼ばれ、繁華街でもあります。お店が多いぶん夜も明るく、治安が良いという口コミが多く見受けられました。

      大型スーパーが近くにあるため、買い出しもしやすいです。

      北12条駅エリア・北18条駅エリアに比べると、北海道大学へのアクセスの良さはやや劣りますが、買い物がしやすく便利な地域といえます。

        項目内容
        家賃相場
        ※1R・1Kに限定
        ※2024年12月時点
        34,781円
        アクセスしやすい学部・獣医学部
        周辺施設・スーパーアークス(スーパー)
        ・ツルハドラッグ(ドラッグストア)
        ・ファミリーマート(コンビニ)
        参考:家賃相場表

        創成川付近エリア

        創成川付近エリアは、利便性や都心部へのアクセスが良い立地です。

        スーパーやドラッグストアが近く、買い物には困りません。さらに、地下鉄を使えば札幌駅まで約3分でアクセスできるため、外出もしやすいです。家賃の割に部屋が広いという評判も見受けられました。

        とはいえ、北海道大学へのアクセスをみると、北12条駅エリア・北18条駅エリアほどの利便性はありません。

        数年前のブログやYouTubeには、「創成川付近は北海道大学からやや遠いものの家賃を抑えられる」という内容が散見されます。

        しかし、2024年12月時点の「北13条東駅」の家賃相場は37,253円・「東区役所前駅」の家賃相場は40,950円となっており、北12条駅エリアと比べてそれほど安くありません。

        創成川イースト付近は再開発が進み地価も高くなってきているので、家賃にも影響している可能性があります。

        部屋の広さを優先したい人や、部屋探しに出遅れてしまった場合などは、創成川付近エリアを検討するのも良いでしょう。

          項目内容
          家賃相場
          ※1R・1Kに限定
          ※2024年12月時点
          北13条東駅:37,253円
          東区役所前駅:40,950円
          アクセスしやすい学部・医学部保健学科
          ・薬学部
          ・教育学部
          ・文学部
          ・法学部
          ・理学部
          ・工学部
          周辺施設・コープさっぽろ(スーパー)
          ・サツドラ(ドラッグストア)
          ・セブン-イレブン(コンビニ)
          参考:家賃相場表

          北海道大学の学生が一人暮らしするのにオススメしないエリア

          北海道大学の学生が一人暮らしするのにオススメしないエリア

          北大生が一人暮らしするのにオススメしないエリアは、桑園駅付近です。

          オススメしない理由としては、下記の2つが挙げられます。

          1. 最寄り駅がJRであるため冬季の移動がしづらい
          2. 学生向けの賃貸物件が少ない傾向にある

          JR桑園駅は札幌駅から1駅と利便性が良いですが、地下鉄と比べると運休や遅延の発生率が高く、冬季の移動がしづらいです。2022年2月には、JR北海道で大規模な運休が発生し、14日間にわたっておよそ104万人の移動に影響しました(参考:読売新聞オンライン「列車がみるみる雪に埋もれ…2度の大規模運休、JR北海道に重い経営課題」)。

          また、桑園駅エリアはファミリー層が多く、学生が一人暮らしする賃貸物件が少ないです。実際に「札幌不動産連合隊」で桑園駅エリアの賃貸物件を検索すると、173件の登録がありますが、そのうちワンルーム・1Kの物件は8件のみでした(2024年12月時点)。

          地図でみると桑園駅付近は北海道大学に近く、JRも通っているため、通学しやすい印象を受けるかもしれません。付近には大型のショッピングセンターがあり、利便性も高いエリアです。

          しかし、北海道大学の学生が一人暮らしする場合にはオススメできないエリアです。

          北海道大学の学生で一人暮らしをしている人の割合

          北海道大学の学生で一人暮らしをしている人の割合

          「そもそも北海道大学の学生は、どのくらいの人が一人暮らしをしているのか」が気になる方もいるのではないでしょうか。

          北大生の住居形態について、北海道大学が公開する「学⽣⽣活実態調査報告書(詳細分析版)2022 年版」をリサーチしました。

          報告書によれば、80.8%の北大生が自宅以外に住んでいます。住居形態は下記のとおりです。

          • アパート・マンション
          • 下宿・学生会館
          • 北大学生寮
          • その他の寮
          • 親戚・知人宅
          • シェアハウス
          • その他

          北海道大学といえば「恵迪寮」をはじめとした学生寮のイメージも強いですが、入寮希望者は全体の5.2%と多くありません。

          ルームシェアをしている場合もあるので、一人暮らしをしている学生の正確な割合はわかりませんが、「アパート・マンション」「下宿・学生会館」に暮らす北大生の割合は、74.7%でした。

          北海道大学の学生が一人暮らしをする費用

          北海道大学の学生が一人暮らしをする費用

          この項目では、以下の2つを解説します。

          1. 北大生が一人暮らしをする費用・内訳
          2. 生活費を節約する方法

          費用の内訳

          北海道大学が公開する「学⽣⽣活実態調査報告書(詳細分析版)2022 年版」によれば、「アパート・マンション」「下宿・学生会館」で暮らす北大生の支出の割合は、下記のとおりです。

          なお、北海道大学の学生寮で暮らす学生の支出平均は、70,000円でした。そのうち住居費(光熱水費込)は18,000円です。

          政府統計局が公開する「家計調査」(2024年7~9月期)によると、単身世帯の水道・光熱費は11,332円です。この数字を用いて計算すると、北大生の家賃平均は以下のようになります。

          • アパート・マンション暮らしの学生の家賃平均:37,668円
          • 下宿・学生会館暮らしの学生の家賃平均:43,668円

          「下宿・学生会館」で暮らす学生の住居費は、「アパート・マンション」の場合より6,000円高いです。「下宿・学生会館」は食事付きの場合も多いので、住居費が「アパート・マンション」より高いものの、その分の食費が浮いていると推測できます。

          全国平均における下宿生の住居費(2023年)は54,130円なので、いずれにしても全国平均より生活費は安いです。

          参考:全国大学生活協同組合連合会「第59回学生生活実態調査

          全国平均より生活費は安い傾向にあるとはいえ、大学生の一人暮らしは毎月約100,000円以上かかります。可能な限り生活費を抑え、支出を減らしたい方も多いのではないでしょうか。

          次からは、生活費を節約する方法を解説します。

          生活費を節約する方法

          一人暮らしする大学生が生活費を節約するには、下記のような方法があります。

          • 通信費の節約:スマホは格安SIMに変更する
          • 食費の節約:自炊する
          • 生活費の節約:ポイントを貯める・活用する
          • 教材費の節約:中古品も活用する
          • 住居費の節約:ルームシェアをする

          もし現時点で大手キャリアと契約しているなら、スマホを格安SIMに変更するのもオススメです。下宿生の通話通信料の平均は3,190円なので、それより高額な場合はプランを見直してみましょう。

          自炊したりポイントを貯めたりすることでも、生活費が節約できます。教材費も意外と高くつくので、中古品の活用を検討してみてください。もし友人と条件が合えば、ルームシェアをすることでも住居費を節約できます。

          支出のバランスを整えたいなら、高時給なアルバイトを探すのも選択肢です。北海道大学生活協同組合」では、北大生に向けてアルバイトの求人を掲載しています。とくに教育系のアルバイトは時給が高い傾向にあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

          なお、経済的な理由で授業料の支払いが困難・かつ学業成績が優秀な学生は、授業料が免除される制度もあります。詳しくは北海道大学のホームページをご確認ください。

          北海道大学の学生が一人暮らしする物件を探すなら「札幌不動産連合隊」!

          北海道大学の学生が一人暮らしする物件を探すなら「札幌不動産連合隊」!

          北海道大学の学生は、80%以上が自宅以外に住んでいます。一人暮らしする物件を探すなら、以下のエリアがオススメです。

          • 北12条駅エリア
          • 北18条駅エリア
          • 北24条駅エリア

          もし物件探しに出遅れてしまった場合は、創成川付近エリアも検討すると良いでしょう。

          北海道大学で一人暮らしする物件を探すなら、「札幌不動産連合隊」をご検討ください。早期に契約しても春まで家賃が発生しない「春から家賃発生OK」物件も検索できますので、コストを抑えつつ物件探しができます。

          新生活の住まいを探す参考になれば幸いです。

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          この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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