北海道北広島市へ移住したい!街の魅力や支援制度を徹底解説

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北海道北広島市へ移住したい!街の魅力や支援制度を徹底解説

札幌市の東に隣接する北広島市は、住環境と自然が調和した場所として移住者に人気の地域です。

2023年の3月には、北海道ボールパークFビレッジが開業し、北海道日本ハムファイターズの新球場であるエスコンフィールドHOKKAIDOをはじめとする新しい施設に注目が集まっています。

今回は、北広島市の基本的な情報、移住するメリットや気を付けておきたいポイントについて解説しています。

北海道への移住を考えている方で、どのエリアに住むか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

北広島市の基本情報

北広島市の基本情報

北広島市は、新千歳空港から札幌市に向かうJR千歳線の途中にある街です。

北海道の最大都市である札幌までのアクセスが良く、ベッドタウンとしての人気が高い地域でもあります。

北海道らしく涼しい気候が特徴で、8月の平均気温は20.6℃です。また、最高気温の平均も25.1℃と、夏でも快適に過ごせる地域となっています。

ただし、12月から翌3月は平均気温がマイナスになる日が多くなります。また、12月から翌2月は降雪が100cmを超えることもあり、寒さと雪への対策が必要です。

北広島市では、北海道ボールパークFビレッジをはじめ、北広島駅前の再開発などの住環境の整備も積極的に行われています。もともとの北海道らしい自然を残しつつ、新しい施設が建設されていることも魅力の一つです。

参考:気象庁|恵庭島松 平年値(年・月ごとの値)※隣市の恵庭市のデータを参照しています。

北広島市へ移住する4つのメリット

北広島市へ移住する4つのメリット

北広島市に移住するメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 札幌市や新千歳空港へアクセスしやすい
  • 北海道ボールパークFビレッジなど新しい設備が多い
  • 家族で遊べる大きな公園が多い
  • 都市機能と自然のバランスが良い

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

札幌市や新千歳空港へアクセスしやすい

札幌市へのアクセスのしやすさは、北広島市の大きな魅力です。JR千歳線の北広島駅から札幌駅までは、快速電車を使えば約20分で到着します。

札幌市は北海道最大の都市で、ショッピングやエンターテインメントなどを楽しめる施設が数多く存在します。また、多くの企業がオフィスを構えるビジネス街もあり、移住後の就業先としても人気です。

北広島市は、そんな札幌市との距離が近く、ベッドタウンとしての機能を持っています。

また、日本各地への路線が就航している新千歳空港へアクセスしやすい点も魅力の一つです。

札幌駅と新千歳空港駅を結ぶ快速電車が定期的に運行しており、北広島駅にも停車します。北広島駅から新千歳空港駅までは約20分で到着します。

新千歳空港から羽田空港までのフライト時間はおよそ1時間30分なので、北広島市内から東京都までは約2時間程度で移動可能です。

二拠点生活や帰省する方にとっては、利便性は大きな魅力といえるでしょう。

北海道ボールパークFビレッジなど新しい設備が多い

北広島市は、地域の再開発を積極的に行っています。

2023年3月には、買い物や食事、レジャーが楽しめる複合施設として、北海道ボールパークFビレッジが開業しました。あわせて、北海道を地元とする日本ハムファイターズの新球場を建設し、ホームグラウンドとして試合が開催されています。

また、北広島駅の西口周辺エリア活性化事業も行われており、2024年までのスケジュールで再開発が進行中です。駅前のバスロータリーや公園の整備をはじめ、ホテルを含めた大きな複合商業施設がオープン予定です。

今後もより暮らしやすい地域としての発展が見込まれるため、移住先としても人気になることが予想されます。

※2023年8月に執筆した記事です。最新情報は北広島市ホームページ|駅西口周辺エリア活性化事業をご確認ください。

家族で遊べる大きな公園が多い

北広島市には、虹ヶ丘公園や輪厚自然公園をはじめ、大小さまざまな公園があります。

北広島市の人口1人あたりの公園面積は約70平方メートルと、北海道平均に比べて2倍以上の広さです。体を思いきり動かして遊べる遊具が備わった公園もあり、子育てには非常に便利な地域といえるでしょう。

北広島市には主に次のような公園があります。

  • 虹ヶ丘公園:
    札幌市に近い公園で、長いすべり台があり子どもに人気。夏には水遊びも可能。年中楽しめるのが魅力。
  • 輪厚自然公園:
    住宅地の中にある公園。舗装された道が公園を一周しており、自転車の練習に最適。大きな遊具があり、小学生でも楽しめる。

都市機能と自然のバランスが良い

北広島市には北海道ボールパークFビレッジのほかにも、三井アウトレットパーク札幌北広島という大型アウトレットモールがあります。また、街のなかにJR函館線や高速道路があり、充実した都市機能を有している点が魅力です。

一方で、美しい自然環境が数多く残されていることも特徴です。市街地に隣接する南の里特別緑地保全地区では、多くの野生動物や植物が生息しています。

また、サイクリングやゴルフ、キャンプといった自然を満喫できるアクティビティも数多く体験できます。

都市機能と自然の調和がとれた地方へ移住したい方にとって、北広島市はおすすめの街だといえるでしょう。

北広島市への移住で気を付けたい3つのポイント

北広島市への移住で気を付けたい3つのポイント

北広島市への移住で気を付けたいポイントとしては、次の3つが挙げられます。

  • 降雪量が多いため雪への対策をする
  • 陸上自衛隊の演習場の周りは避ける
  • 移動用の車が必要になる

移住する前に特徴を把握しておき、事前に対策を考えておきましょう。

降雪量が多いため雪への対策をする

北広島市は降雪が多い地域であるため、雪への対策が欠かせません。

北広島市の年間降雪量は平均で約534cm(過去30年平均)。最深積雪も年間平均84cmと深く、雪が積もりやすい地域です。

そのため、雪かきやスタッドレスタイヤの準備など、雪への対策は万全にしましょう。

また、雪が降った際の通勤経路の確保や、リモートワークに切り替えが可能な仕事探しなど就業環境を整えておくことをおすすめします。

陸上自衛隊の演習場の周りは避ける

北広島市には、隣接する恵庭市の北側に陸上自衛隊の演習場があります。島松駐屯地と呼ばれるこの場所では、定期的に陸上自衛隊の演習が開催されており、砲弾の発射音や航空機の音が聞こえてきます。

北海道防衛局が公開している情報によると、北海道大演習場・島松地区(北広島市近辺の陸上自衛隊の演習場)における砲撃音の騒音発生回数は、1日あたり60回を超えます(2022年度)。

そのため、島松駐屯地に近い北広島市の南側に住むのは、なるべく避けるのが無難です。

移動用の自家用車があると便利

都市環境の整っている北広島市は、市内の移動はバスが中心となります。

ただし、バスの本数が限られているため、日常生活では自家用車を持っていたほうが便利です。

バスの路線によっては、通勤時間には10~20分間隔でバスが運行しているため、通勤には不便しません。一方で、昼時には1時間に1本程度しか運行していない路線もあるため、買い物やほんの少しのお出かけには自家用車を使用するのがおすすめです。

また、北海道の魅力でもある観光地へ足を運ぶ際も、車を持っていれば行動範囲が広がります。移住をする際には、自家用車の購入も検討しておきましょう。

北広島市の5つのエリアの特徴

北広島市の5つのエリアの特徴

ここからは北広島市の特徴を、5つのエリアごとに解説します。ぜひ、移住先の参考にしてみてください。

北広島団地地区

「さんぽまち」という愛称で親しまれている北広島団地地区は、自然環境と住環境のバランスが取れたエリアです。

団地という名前が付いていますが、都会ほど住宅が密集しているわけではなく、ゆとりある住宅地が広がっています。ファミリー向けのUR賃貸住宅が多いことや、保育施設・小中学校などの教育施設が充実していることから、子育て世代にもおすすめのエリアです。

東部地区

北広島市の東部地区は、JR北広島駅や北広島市役所などが位置するエリアで、街の中心となる場所です。

北海道ボールパークFビレッジも東部地区に位置しており、北広島市のなかでも注目度が高いエリアといえます。また、北広島駅周辺の再開発も進んでいるため、将来的に便利な施設が増える可能性が高いでしょう。

スーパーマーケットや病院など、暮らしに必要な施設も揃っています。

西の里地区

北広島市の西の里地区は、天然記念物である野幌原始林をはじめとする自然が多いエリアです。また、西の里公園や虹ヶ丘公園など、緑あふれる公園施設があることも人気の理由です。

西の里地区は、北広島市のなかでも特に高齢者に優しい地域といわれています。介護老人福祉施設や介護医療院が多く存在し、高齢者の住みやすさに貢献しています。

また、地区のなかに天然温泉があるため、のんびりと過ごしたい方におすすめです。

大曲地区

大曲地区は、北広島市の西側に位置するエリアで、国道36号線沿いに大型商業施設や工業団地が並んでいます。

大曲地区にある三井アウトレットパーク札幌北広島は、北海道で最大級のアウトレットモールです。日常生活に必要な施設が多く集まっていることから、ショッピングやグルメなどで不便さを感じる機会は少ないでしょう。

北広島市の5つのエリアのなかで、最も人口が多いのも特徴の一つです。

西部地区

西部地区は、北広島市の南側に広がるエリアで、北海道らしい豊かな自然が広がります。

「ゴルフ銀座」と呼ばれるほどゴルフ場が多く、プロの大会で使用されるゴルフコースも存在します。また、「北広島市自然の森キャンプ場」や「北広島かえるキャンプ場」など、気軽にアウトドアが楽しめることも魅力です。

定住拠点としても2拠点生活の別荘地としても利用しやすいエリアといえます。

北広島市へ移住する際に役立つ支援・補助金制度

北広島市へ移住する際に役立つ支援・補助金制度

北広島市では、移住に役立つ支援・補助金制度が数多く用意されています。

移住を検討する前に、活用できる制度がないかチェックしておきましょう。代表的な制度は次の4つです。

  • UIJターン新規就業支援事業
    UIJターン新規就業支援事業は、東京圏から北広島市に移住した人を対象に、移住支援金を支給する制度。支給の条件としては、北海道が運営するマッチングサイトに掲載されている対象企業に就業するか、市内で起業すること。
  • 地域子育て支援センター
    未就学児と保護者が自由に訪問できる子育てセンター。「あいあい・どんぐり・ぶらんこ」の3つの施設が用意されている。保護者同士の情報交換の場や、友達作りができるような場となっているため、移住後の子育てに関する悩みを解決できる。
  • 子ども医療費助成制度
    北広島市に住民登録のある0歳から中学生までを対象とした助成制度。病院での初診時一部負担金や通院代の一部費用などが助成される。子育てに関する費用を抑えられるため、家族連れで移住を検討している方におすすめ。
  • 住宅用再生可能エネルギー及び省エネルギー機器設置補助金
    北広島市内に住宅を持つ場合、太陽光発電システムや定置用蓄電池、ペレットストーブなどの設置にかかる費用の一部を補助してもらえる制度。特に冬場は光熱費が高額になりがちなので、発電や蓄電池の設置を負担してもらえるのは大きなメリット。

    ※2023年8月に執筆した記事です。最新情報は上記のリンク先をご確認ください。

2023年8月時点では、自治体や民間企業が用意した体験用施設に短期間だけ移住できる、「おためし移住」の制度は終了しています。ただし、過去にこの制度を活用した方の体験日記が公開されているため、移住を検討する際の参考にするのも方法の一つです。

北広島市で快適な移住生活を実現しよう

北広島市で快適な移住生活を実現しよう

北広島市は、都市機能と自然が程良く調和しており、新しい施設などの建設も進んでいる注目のエリアです。落ち着いた環境で暮らしたい方のなかでも、特に交通の利便性や買い物のしやすさなどを重視する方には、北広島市が向いているでしょう。

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本記事の内容を参考に、ぜひ北広島市への移住で理想の暮らしを実現させてください。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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