北海道で住みやすい街はどこ?人気10エリアの魅力を徹底比較

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北海道で住みやすい街はどこ?人気10エリアの魅力を徹底比較

北海道といえば、豊かな自然環境や新鮮なグルメなど、さまざまな魅力がある地域です。

しかし、広大な土地を持つ北海道にはそれぞれ違った特色を持つエリアがあり、どの街が自分に合っているのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、北海道の主要10エリアに焦点を当て、それぞれの街の特徴や魅力、注意点を解説します。

さらに、住みやすい街を選ぶ際のポイントや考慮すべき要素についても詳しくご紹介します。北海道への移住を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

北海道で住みやすい街10選

北海道で住みやすい街10選

北海道のさまざまなエリアのなかから、移住先としておすすめしたい10エリアをピックアップしました。移住先を検討する際は参考にしてみてください。

札幌市

北海道の中心都市である札幌市は、横浜市・大阪市・名古屋市に次ぐ全国で4番目に人口の多い街です。

大都市でありながら、市内の各地に緑豊かな広い公園が点在しており、北海道の魅力である豊かな自然を身近に楽しめます。飲食店や商業施設も豊富にそろっており、医療機関も充実しているので、住みやすさの面でも高く評価されています。

また、毎年冬には「さっぽろ雪まつり」が開催され、国内外から多くの観光客が訪れます。

豊かな自然と都会の利便性を兼ね備えた札幌市ですが、道内人口の約3分の1が札幌市に集中しており、住宅の需要が高いため、道内の他地域に比べると家賃相場が高額な傾向にあります。

少しでも生活コストを抑えるには、郊外のエリアや駅から離れた物件を選ぶといった対策が必要でしょう。

関連記事:札幌市への移住を叶えたい!6つの魅力や活用できる支援制度を紹介!

旭川市

北海道の中心部に位置する旭川市は、広大な土地ならではの自然環境の美しさが特徴です。

独自の展示方法で全国的にも有名な旭山動物園では、ホッキョクグマやライオンなど多くの動物に出会えます。市内の上野ファームや神居古潭、旭岳には美しい風景が広がり、四季折々の景色を楽しめるのも旭川市ならではの魅力です。

街全体が比較的広く、物件数も豊富にあります。2023年7月時点で、「旭川不動産連合隊」には約2,200件の賃貸物件が掲載されています。

夏には「旭川夏まつり」、秋には「北の恵み 食べマルシェ」、冬には「旭川冬まつり」など、年間を通してさまざまなイベントが開催されており、地元住民や観光客でにぎわいます。

注意点として、旭川市は内陸部に位置するため冬の寒さが大変厳しく、積雪量も多い点が挙げられます。雪かきに手間がかかったり、冬場の車の運転には特に注意が必要だったりすることを頭に入れておきましょう。

関連記事:旭川に移住したい!街の魅力や支援制度、生活費の目安など詳しく解説

函館市

北海道の南部に位置する函館市は、豊かな自然と歴史的な街並みが魅力です。鉄道・フェリー・空港など、国内外への移動手段が豊富にあり、北海道の玄関口として機能しています。

函館山からの眺望や五稜郭公園の歴史的要塞など、観光名所が多いのも函館市の特徴です。

特に夜景の美しさは全国的にも有名で、毎年多くの観光客が訪れています。

港町であることから海産物の宝庫としても知られ、飲食店だけでなく、地元のスーパーや市場でも新鮮な魚介類がリーズナブルな価格で手に入るのも嬉しいポイント。

観光地として有名な函館市ですが、商業施設や娯楽の選択肢が札幌市に比べると少ない印象です。ネットショッピングを活用する、周辺地域への移動がしやすいように、交通アクセスの良いエリアに住むなどの対策でカバーできるでしょう。

関連記事:サポート・サービスを活用して函館に移住しよう

苫小牧市

北海道の中南部に位置する苫小牧市は、太平洋に面した港町です。明治時代から製紙業が発展し、大手製紙会社の工場が置かれるなど、工業都市としても知られています。

苫小牧港周辺には美しい海岸線や公園が広がっており、散策やレジャーに適した環境です。

また、北海道のなかでは降雪量が少なく、夏場の気温も18~21度前後と涼しいため、過ごしやすい気候といえるでしょう。

大型ショッピングモールやディスカウントストアも充実しており、買い物にも便利です。

注意点としては、東西に長い地形のため、市の端から端まで移動するのに時間がかかる点です。電車の本数も1時間に1〜3本と少ないため、住むエリアによっては自家用車が必要になるでしょう。

関連記事:苫小牧が移住先に選ばれる6つの秘密

帯広市

北海道の東部に位置する帯広市は、北海道らしい広大な大地が広がる農業都市です。

紫竹ガーデンや真鍋庭園といったお出かけスポットで四季折々の風景が楽しめるほか、銭湯からホテルまでさまざまな温泉施設が点在する温泉地としても知られています。牧場や乗馬体験など、農業や畜産業に関する観光スポットも充実しています。

さらに、乳製品やスイーツといった地元の食材を活かしたグルメが手軽に味わえるのも魅力です。

「十勝晴れ」という言葉があるように冬場は晴れの日が多く、雪も少ないため、気候は安定しています。一方で夏は最高気温が30度を超える日もあり、季節による寒暖の差が激しい点は気に留めておきたいところです。

また、標高が高い山間部は市街地に比べて雪の量が多く、同じ帯広市内でも地域によって気候が異なることがあります。雪の少ない地域からの移住であれば、なるべく市街地の住まいを探すのがおすすめです。

関連記事:帯広は移住先に最適!おすすめする6つの理由

小樽市

風情ある街並みと美しい運河で知られる小樽市は、札幌市から快速電車で約40分というアクセスの良い街です。市内には歴史的な建物やレンガ造りの倉庫群が残り、国内外から観光客が訪れています。

小樽運河周辺にはカフェやレストラン、ガラス工房などがあり、レトロな雰囲気のなかでゆったりとした時間を過ごせるのは、小樽市ならではの魅力です。

港町のため海の幸が豊富で、活気あふれる市場には新鮮な海産物がそろっています。

注意点として、坂道が多いので自転車での移動には不向きです。また、市内のバスの本数が少ないため、場合によっては車の購入を検討する必要があるでしょう。

関連記事:小樽に移住したい!街の魅力や支援制度は?必要な費用等も詳しく解説

千歳市

北海道の空の玄関口である新千歳空港を有する千歳市は、札幌市の南に位置しています。

千歳川の河川敷や支笏湖など、自然環境も豊かでリフレッシュできる場所が多いのも特徴です。市街地には大型ショッピングモールやアウトレットモールがあり、ショッピングも楽しめます。

また、中学生以下の医療費助成や、市内の協賛店舗で優待が受けられる「ちとせ子育て特典カード」など、子育て支援に力を入れているのも千歳市の特色です。

新千歳空港のほかに自衛隊の基地があるため、飛行機の離着陸の音が気になりやすい点には注意が必要です。

関連記事:千歳市に移住した際の住みやすさは?補助金や支援制度を紹介

※2023年7月に執筆した記事です。最新情報は千歳市ホームページ|子育てをご確認ください。

恵庭市

札幌市の南に位置する恵庭市は、豊かな田園風景と交通アクセスの良さが魅力です。周囲を山々に囲まれた美しい風景が広がり、四季折々の自然の美しさを楽しめます。

札幌市までは快速電車で25分前後、新千歳空港までは約15分で行けるため、日常の通勤や買い物のほか、旅行や出張にも便利です。市内には公園や運動施設、温泉などが充実しており、近場で週末のレジャーを楽しめるでしょう。

さらに子育て支援施設が豊富なことや、自然のなかで伸び伸び遊べる場所が多いことから、子育てしやすい街といえます。

注意点として、市内には大きな商業施設が少ない点が挙げられます。買い物の際は札幌市などの近隣の都市に出向く必要があります。とはいえ、隣接する北広島市や千歳市などにはショッピングモールがあるため、特に不便を感じることはないでしょう。

北広島市

道央圏に位置する北広島市は、交通の利便性の高さが魅力です。隣接する札幌市には快速電車で約15分、車でも高速道路を使えば約35分という好立地のため、通勤や通学に便利です。

市内には広大な森林や公園が広がり、自然散策やピクニックに最適な環境です。農業が盛んな北広島市は、新鮮な野菜や果物を手に入れられるのも大きな魅力。

スポーツ施設やレジャー施設も充実しており、アクティブな暮らしを楽しめます。

ただし、市内に総合病院がないため、ケガや病気の状況によっては札幌市まで出向く必要があります。

また、札幌市に比べて平均気温が2度ほど低く、日照時間も月平均で約50時間少ないなど、隣の市とはいえ札幌市と気候が異なる面もあるため、そのあたりも頭に入れておきましょう。

参考:北広島市ホームページ|第2章 北広島市の地域特性

富良野市

富良野市は、美しい風景と四季折々の花が魅力の街です。ひまわり畑やラベンダー畑などの美しい花畑は有名で、多くの観光客が訪れます。

周辺には美しい山々や温泉地もあり、自然環境も豊かです。農業も盛んで、新鮮な野菜や地元の特産品を味わえます。

さらに冬にはスキーやスノーボードを楽しめるなど、アウトドアが好きな方には魅力的な街といえます。

注意点としては、公共交通機関が発達していない点です。移動には車が必要になることや、仕事の選択肢が限られることが挙げられます。冬の寒さも厳しいため、十分な寒さ対策や雪対策が必要でしょう。

住みやすい街の選び方

住みやすい街の選び方

移住を考えるにあたり、住みやすい街を選ぶには、以下の5つのポイントが重要です。

  • 周辺環境と交通アクセス
  • 気候と降雪量
  • 防犯面や災害面での安全性
  • 仕事環境
  • 子育て環境

周辺環境と交通アクセス

最初に確認したいのは、周辺環境です。スーパーやコンビニ、病院など、生活に必要な施設がそろっているか確認しましょう。

ほかにも飲食店や図書館、レジャー施設など、ライフスタイルによって必要なものは変わってくるので、何を大切にするか優先順位を付けることも必要です。

公共交通機関の充実度と利便性、始発や終電の時刻も調べておきましょう。

車移動の場合は幹線道路までの距離や、通勤時間帯の混雑度合なども確認しておきたいところです。

気候と降雪量

寒さの厳しい北海道だからこそ、気候と降雪量は住みやすさに直結するため、移住先を検討するうえで重要な要素です。広大な面積を持つ北海道は、各エリアによって寒さや雪の多さが大きく異なります。

北海道全体で見ると、函館市・小樽市など日本海に面した南側は比較的暖かい傾向にあります。

反対に千歳市や帯広市など、内陸のエリアは寒さが厳しく、積雪量も多くなります。

雪に慣れておらず、雪かきの手間や雪道の運転を避けたいのであれば、あまり寒さが厳しくないエリアを選んだほうが良いでしょう。

防犯面や災害面での安全性

旅行や短期間の滞在ではなく、一つのエリアで長く暮らすためには、防犯や災害といった側面を考える必要があります。

犯罪率が高くないか、夜道は安心して歩けるかといった点は、移住する前に確認しておきたいところです。

地震や津波といった自然災害のリスクについても、ハザードマップで確認すると良いでしょう。

仕事環境

移住を機に新しく仕事を探す場合には、仕事環境も大切です。

求人数は十分にあるか、数ある選択肢のなかから自分に合う仕事が探せそうかなど、ある程度の目途が立ってから住むエリアを絞り込みたいところです。

自治体によっては、仕事を探している移住希望者と地元企業をマッチングするWebサイトを運営しているところもあります。

すでに仕事が決まっている場合は、勤務先までの距離や時間、アクセスしやすさも考慮しましょう。

子育て環境

子どもがいる家庭が地方移住を考える場合、移住先の子育て環境も大切なポイントです。

北海道には、子育て世代の移住・定住を促進するため、子育て支援制度の整備や保育所の設置などに力を入れている自治体も多くあります。

託児施設の充実度、待機児童の有無など、インターネットや自治体の相談窓口を通して事前に調べておきましょう。

検討中のエリアにおける教育機関や公園の数をチェックすることも大切です。

北海道で住みやすい街を探すなら「北海道不動産連合隊」

北海道で住みやすい街を探すなら「北海道不動産連合隊」

今回は、北海道の10エリアの魅力や注意点、住みやすい街を選ぶポイントについてお伝えしました。北海道で理想的な暮らしを実現するためには、自分のライフスタイルや嗜好に合った街を選ぶことが重要です。

北海道不動産連合隊」では、移住を考えている方が自分にぴったりの住みやすい街を見つけ、充実した移住生活をスタートできるようサポートしています。不動産好きなスタッフが、「これ、いいね!」と思う新着物件をピックアップし、チラシ風のトップページでお届けしているので、掘り出し物が見つかりやすいのが特徴です。

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この記事を書いた人: ラルズネット編集部

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