福岡市早良区の北部や中部は、地下鉄・高速道路・バスなどによる交通アクセスが優れています。また、南部は豊かな自然と農業地が広がっています。
魅力の多い早良区で開業を考えている方もいらっしゃるでしょう。早良区はエリアごとに特色が異なるため、出店の際には地域のニーズに合わせた集客やビジネス展開が必要です。
本記事では、テナント物件・店舗探しの際に役立つ情報を中心に、早良区の特徴や、出店に適した業種・エリアをわかりやすく解説します。
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目次
福岡市早良区の賃貸相場

福岡市早良区で出店を検討しているなら、テナント物件・店舗の賃料相場を把握しましょう。
ここでは、ラルズネット独自の家賃情報と地価公示について解説しています。
早良区内の家賃の平均は?
ラルズネットの「家賃相場表」で福岡市早良区の家賃相場を調べてみたところ、平均家賃は約31万円でした(2024年9月)。
また、早良区内の駅(地下鉄)ごとの賃料相場は下記のとおりです。
駅名 | 物件数 | 平均家賃 |
---|---|---|
西新駅(空港線) | 100 | 約33万円 |
藤崎駅(空港線) | 104 | 約34万円 |
室見駅(空港線) | 52 | 約30万円 |
野芥駅(七隈線) | 19 | 約24万円 |
賀茂駅(七隈線) | 16 | 約15万円 |
次郎丸駅(七隈線) | 10 | 約8万円 |
福岡テナント連合隊で確認した早良区内のもっとも高い賃料は約228万円、もっとも低い賃料は約5万円で、どちらも西新駅のエリアでした(2024年9月)。西新は、福岡市早良区の中でも賃料の幅が広く、選択肢が多いと言えるでしょう。
早良区の地価公示は?
公示価格と不動産の価値は連動しており、地価公示が上昇すると賃料も上がる可能性が高くなります。
福岡市早良区の商業地における地価公示は、平均506,600(円/㎡)です。福岡市全市の平均が1,273,400(円/㎡)であることを考えると、ちょうど中間の地価と言えるでしょう。
また、早良区の商業地区でもっとも高い地価公示は、西新4丁目255番外の1,100,000(円/㎡)で、もっとも低いのは西新5丁目556番の725,000(円/㎡)でした。
早良区では、2021年から2023年にかけて、地価公示の変動率は上昇しています。賃料はしばらく下がらないと考えておきましょう。
参考:地価公示区別平均価格及び対前年変動率
令和6年地価公示 各標準地点の価格推移(福岡市分)
早良区に居抜き物件はある?
居抜き物件とは、前店舗の設備や内装が残されており、そのまま使える物件です。ラルズネットの福岡テナント連合隊で調べたところ、2024年9月の福岡市早良区の居抜き物件数は17件でした。
早良区のテナント物件・店舗物件の総数が150件であったことを考えると、割合は多くありません。
しかし、居抜き物件は設備を新たに購入する必要がないため、初期投資を抑えて開業できます。「可能な限り費用を抑えて開業したい」という方は、ご検討ください。
関連記事:居抜き物件とは?スケルトンとの違いや契約の流れを解説
居抜き物件の5つのメリットを徹底解説!居抜きに向いているのはこんな人
早良区でオススメの出店エリア

早良区は福岡市行政区7区でもっとも面積が大きく、多彩な環境が広がっています。ここでは、早良区の中でも出店に適した次のエリアについて詳しく解説していきます。
- 西新
- 藤崎
- 高取
- 百道
- 室見
西新
西新エリアは、福岡市早良区の中心市街地です。
地下鉄空港線西新駅があり、天神まで7分・博多まで13分の立地です。
西新駅を中心に、大型商業施設や商店などが立ち並び、若者から家族連れまで幅広い層が訪れます。とくに、西新商店街は地元の人々や観光客に人気の高い場所です。
駅前の再開発プロジェクトも進んでおり、今後ますますの発展が見込まれています。
参考:PR TIMES 「西新リボーンプロジェクト」全体竣工
西新地区にある明治通りは福岡市内でも交通量が多いエリアです。公共交通機関だけでなく、車で訪れるお客様も呼び込められれば、高い集客効果が期待できるでしょう。
また、西新には中学校・高校・大学があるため、若年層が好む個性的なカフェや専門店の展開にも適しています。名門校として知られる福岡県立修猷館高校と西南学院大学があるため、富裕層に人気が高く、高級住宅街としての面もあります。
下町的な雰囲気とレベルの高い学生街としての特徴を合わせ持つことから、非常にビジネスチャンスの多いエリアと言えるでしょう。
関連記事:西新のテナント・店舗物件を選ぶメリットや注意点|需要があるジャンルとは?
藤崎
藤崎は、住宅街と商業エリアがバランス良く共存しており、西新に次いで人気のあるエリアです。
地下鉄沿線に位置し、藤崎駅周辺には商店街・大型スーパー・飲食店が集中しています。地域住民の生活圏内にあるため、地元密着型のビジネスに適しています。
たとえば、飲食店や美容室、クリニックなど、地域のニーズに合わせた業種が成功しやすいでしょう。
また、藤崎は名門校が集まる文教地区としても有名です。学生を対象とした軽飲食や雑貨販売は需要が高いと推測されます。
高取
高取エリアは、早良区の中でも比較的新しい住宅地です。高校・大学などが多数ある文教地区にあり、マンションや戸建て住宅が多く、落ち着いた住環境が特徴です。
福岡市地下鉄(空港線)の西新駅と藤崎駅の中間地点にあり、利便性に優れています。
高取商店街を中心に、古くから続く店舗と新しい店舗が共存しており、地域コミュニティとのつながりが強いエリアです。高取をビジネスの拠点として選ぶなら、地域密着と独自性を重視した戦略が効果を発揮するでしょう。
ファミリー層に人気のエリアなので、次のようなサービスを提供する店舗に適しています。
- 教育関連(学習塾など)
- 高齢者向けのサービス
- 日用品店
- カフェなどの飲食店
新しい住宅地なので、地域に溶け込みつつ最新のトレンドを採り入れた店舗も注目を集める可能性があります。
参考:高取校区 – 福岡市
百道
百道の最寄り駅は地下鉄西新駅・藤崎駅です。都市高速も走っており、天神や博多などの福岡市中心地へのアクセスに優れています。
百道の中でも海沿いの地域は、福岡市のウォーターフロント開発地区の一つです。
数は多くないもののグレードの高いオフィスビルがあり、先端技術を持つ企業が集積しています。また、福岡タワーやシーサイドももちなどの観光名所があり、国内だけでなく海外からの観光客も多い傾向です。
戸建てや高層マンションの中には富裕層を対象としたグレードのものも多く、高級住宅街としての面もあります。
参考:福岡市シーサイドももち地区のウォーターフロント開発とその変質
住宅・ビジネス・観光とエリアが分かれており、出店場所によって需要が変化します。事前に綿密なマーケティングを行い、ターゲット層の求めるものを把握できれば、成功する可能性は高いでしょう。
参考:百道浜 – 福岡市
7 海風ととびきりの景観 百道浜お散歩コース – 福岡市地下鉄
室見
室見は、落ち着いた住宅街が広がるエリアです。治安と住民のマナーが良く、ファミリー層に人気があります。
室見川と金犀川に挟まれており、豊かな自然がある一方で商業施設も充実しているのが特徴です。住み心地の良い環境と言えるでしょう。
福岡市の中でも15~64歳の生産年齢人口が多く、さまざまなビジネスに適しています。地域住民が気軽に立ち寄れるカフェ・レストランなどの飲食店や、ファミリー層を対象とした教育サービスなどは需要が高いでしょう。
主要な交通機関として、地下鉄空港線の室見駅があります。天神駅まで約10分、福岡空港駅まで約23分とビジネスの中心地へのアクセスに優れており、ビジネスパーソン向けのビジネス展開もオススメです。
始発である姪浜駅の次の駅なので、通勤・通学で座れる可能性が高い点もメリットの一つです。
参考:室見校区 – 福岡市
早良区でオススメの業種

福岡市早良区では、次のような業種に需要があります。
- 飲食店
- 事務所
- 小売・物販
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
飲食店
早良区は、福岡市の行政区7区の中で4番目に人口の多いエリアです。約22万人が住んでおり、区内の住民が飲食店を利用する可能性は高いでしょう。
また、早良区には文化財や豊かな自然が多く、観光による入込客も期待できます。
2023年に早良区へ訪れた観光客数は467,134人でした。福岡市行政区7区の中で4番目に観光客の来訪が多いエリアで、観光客向けの飲食店も需要が見込めます。
行政区 | 観光者数 |
---|---|
福岡市中央区 | 6,481,884 |
福岡市博多区 | 5,127,729 |
福岡市東区 | 1,363,431 |
福岡市早良区 | 467,134 |
福岡市西区 | 284,361 |
福岡市南区 | 82,409 |
福岡市城南区 | 23,170 |
早良区の中でも西新や藤崎は、福岡市の主要なビジネスエリアである天神・博多・赤坂へ地下鉄1本で移動できます。福岡空港にもアクセスしやすく、ビジネスパーソンが早良区内に住居を構えている可能性は高いでしょう。
天神・博多などに比べて、賃料の安い早良区にオフィスを構えている企業もあります。駅周辺に飲食店を出店した場合、出勤・退勤の時間帯やランチでの集客が見込めるでしょう。
事務所
福岡市早良区は七隈線と空港線の2路線の地下鉄が走っており、下記のような福岡市のビジネス地区へのアクセスに優れています。
- 七隈線:渡辺通・天神南・博多
- 空港線:赤坂・天神・博多
オフィスビルの数は少ないものの、福岡市早良区には事務所として使える物件が多く、事務所を構える業種に適しているエリアと言えるでしょう。
たとえば、福岡不動産連合隊で調べたところ、早良区で事務所の物件は118件ありました(2024年9月)。
もっとも安い賃料が5万円・高い賃料が1,629,914円となっており、マンションの一室からオフィスビルまで、テナント物件の形態にも幅広い選択肢があります。
ニッセイ基礎研究所 「福岡オフィス市場」の現況と見通し(2024年)によると、福岡のビジネス地区の賃料は年々右肩上がりで上昇しています。
事務所を必要とする業種は需要が高いと言えるでしょう。
小売・物販
福岡市早良区の中では、西新・藤崎は駅前に商店街があり、名門校もあることから人が集まりやすいエリアです。また、室見は閑静な住宅街で、居住地として人気の場所です。
生活に必要な物品や食料を扱う小売業には高い需要があると言えるでしょう。
2023年3月に地下鉄七隈線の路線が拡張し、博多駅まで1本で行けるようになりました。
早良区内の七隈線の駅周辺(野芥・賀茂・次郎丸駅)も、今後、利用者数が増えて小売業が有利になる可能性があります。
早良区でオススメの物件タイプ

早良区では、次のような物件がオススメです。
- 路面店
- ビルイン型店舗
- ロードサイド店舗
理由を詳しく解説していきます。
路面店
路面店とは、人通りの多い通りに面した店舗を指します。
早良区の中でも西新や藤崎エリアは駅前に人通りが多く、路面店に適しています。路面店は視認性が高くお客様が気兼ねなく入れるため、広告に多くの費用をかけなくても集客効果が高いのがメリットです。
また、高取や室見のような住宅街も、住人が利用してくれる可能性が高いため、路面店はオススメです。地域に密着した店舗づくりを行えば、地元住民のリピーターを作るチャンスが高まります。
ビルイン型店舗
ビルの中に入居している店舗を「ビルイン型店舗」といいます。
早良区には、大型のショッピングセンターや百貨店の数は多くありません。しかし、西新や藤崎の駅前には雑居ビルが多く、建設中のビルもあります。
同じ駅前でも、路面店よりビルイン型店舗の方が初期費用を抑えやすい傾向です。ビルイン型店舗はビル自体の内装・外装がそのまま使えるうえに、前店舗の残した設備が使える居抜き物件が多いからです。
駅前で美容院・飲食店・エステサロンなど、ビルイン型店舗に適した業種で出店したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ロードサイド店舗
ロードサイド店舗とは、交通量が多い郊外の道路の沿線上にある店舗です。車やバイクなどで来訪してくれるお客様が集客の対象です。
早良区には早良街道・明治通り・今宿新道のような交通量の多い大きな幹線道路が通っています。また、福岡都市高速もあり、インターチェンジに近い店舗であれば、車で来訪されるお客様を集客することが可能です。
注意点として、車で入店しやすい立地か、駐車場のスペースは来客数に対応できるか、などがあります。
ロードサイド店舗で出店する際には、車で移動できる範囲を割り出し、ターゲット層の概算数を必ずデータで確認しましょう。
関連記事:ロードサイド店舗とは?メリット・デメリットや特徴などを紹介
早良区のテナント物件の探し方
早良区でテナント物件を探す際には、以下の3つの方法があります。
- インターネットで探す
- 希望エリアの不動産会社を利用する
- 現地に行って空き物件がないか視察する
上記の方法で最も手軽なのは、インターネットでの検索です。
ラルズネットが運営する「福岡テナント連合隊」では、各地域に特化したサイトでテナント物件を多数掲載していますので、ぜひお役立てください。
また、希望エリアの不動産会社を利用する際、テナント物件の紹介が得意な会社を選ぶのがオススメです。
以下の記事では、テナント物件に強い不動産会社の見分け方や、物件探しのコツについて解説していますので、あわせてご覧ください。
関連記事:テナント物件に強い不動産会社の見分け方|地域密着の会社がオススメ
テナント物件探しのコツ!失敗しないための事前準備も解説
早良区で開業するメリット

早良区で開業する際には、次のようなメリットがあります。
- アクセスの良いところは集客しやすい
- 商業・住宅・オフィスのエリアバランスが良い
- 支援制度が使える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アクセスの良いところは集客しやすい
早良区を、北部・中部・南部で大まかに分けると、次のような特徴があります。
- 北部:
西新と藤崎エリアがあり、商業・行政・文教施設が集まっている。市営地下鉄による交通機能も高い。 - 中部:
大規模な団地が多く、ファミリー世帯が多いエリア。バランス良く商業施設が配置されている。 - 南部:
脊振山系・椎原峠・野河内渓谷など、自然が多く、農業・林業が活発なエリア。
比べてみると、早良区の北部は地下鉄の駅があり、商業地として発展していることから集客に適していることがわかります。
また、早良区には大きな幹線道路が複数あり、店舗の独自性が高ければ遠方から車で来てもらえる可能性があります。
とくに、高速道路のインターチェンジ付近の道路は有利です。早良区は天神・博多エリアから車で20分の距離で、福岡の中心部からのアクセスに優れています。
中部・南部で出店を検討している方は、駐車場のある物件を選ぶと良いでしょう。
商業・住宅・オフィスのエリアバランスが良い
早良区には市街地・商業地・農業地・観光地などのさまざまな特徴を持ったエリアがバランス良く広がっており、多様な客層が存在しています。
エリアごとのターゲット層に合わせた業種・品揃えで出店すれば、成功する可能性は高くなります。
たとえば、早良区の中部で、住宅街の住民をターゲット層に定めたとしましょう。地元のイベントやお祭りに出店し、知名度を高めて地域のコミュニティに溶け込めば、長期的に利用してくれるリピーターが得やすくなります。
博多や天神といった福岡市中心部へのアクセスの良さも、黒字経営につながるポイントです。質の良いサービスを提供すれば、遠方からでも安定した集客が期待できるでしょう。
早良区の百道のように、富裕層が住居を構えるエリアで高級路線を目指すのもオススメです。
支援制度が使える
福岡市は「スタートアップ都市ふくおか」宣言を行っており、起業の支援体制が整っています。
オフィスの年間賃料の補助や、交付金を用意していることもあって、21大都市を比較すると、開業率が1位です。福岡市では「ビジネスを始めたい」「事業を拡大したい」という人に適しています。
早良区で開業したい場合、事業が支援対象か、必ず調べましょう。支援制度の中にはビジネスを始める人に対する相談受付もあります。
開業に対する不安がある場合は、利用してみてはいかがでしょうか。
関連記事:福岡でスタートアップ・中小企業が資金調達を成功させる方法
福岡で起業・開業する人向けの支援制度や相談窓口|飲食店ならではのポイント
早良区ってどんな街?

ここでは、早良区の次のような情報を解説しています。
- 早良区の歴史
- 早良区の基本情報
テナント物件・店舗を探す際の参考になれば幸いです。
早良区の歴史
早良区は、1982年に福岡市西区から分割されて誕生した区です。
「早良(さわら)」の由来は諸説あります。乾燥するという意味の「さわらぐ」や、大和朝廷で天皇に仕えた武内宿禰(たけうちのすくね)の後裔の氏族である「早良臣(さわらのおみ)」と縁ある土地だからという説があるようです。
非常に古い歴史を持ち、弥生時代には早良平野に最大級の集落があったことがわかっています。有田遺跡群や四箇遺跡群のような集落跡の遺跡が見つかっており、現在も保存されています。
また、早良区の西光寺で使われている鐘に「承和六年」(839年)と刻まれていたことがわかり、歴史的にも貴重なことから1954年(昭和29年)に国宝に指定されました。
1281年(弘安4年)には元寇が来襲し、神風が吹いたために防衛に成功したと伝えられています。早良区には、教科書に掲載されるような有名な歴史が残っているのです。
参考:早良区今昔物語
早良区の基本情報
早良区の基本情報を下記のように表にまとめました。
種類 | 詳細 |
---|---|
面積 参考:福岡市推計人口 | 95.87㎢ |
人口 | 224,633人(2024年8月1日) |
世帯数 | 106,654世帯(2024年8月1日) |
主要な交通機関 | 地下鉄 6駅 高速道路インターチェンジ 4か所 西鉄バス など |
犯罪数 参考:福岡県刑法犯市区町村別認知件数 | 1,189件(2023年) |
行事・イベント 参考:福岡市 早良区 さわらイベントカレンダー 福岡市 早良区 さわらの観光 | お田植え舞 賀茂神社の千灯明 初庚申(猿田彦神社) 田隈の盆押し(地禄天神社) 高取・藤崎夜市 など |
公共施設 | 福岡市早良区役所 福岡市総合図書館 福岡市立早良市民センター SAWARAPIA(福岡県立ももち文化センター) など |
金融機関 | 福岡銀行 筑邦銀行 佐賀銀行 西日本シティ銀行 福岡中央銀行 など |
商業施設 | PRALIVA – プラリバ マリゾン 西新商店街 など |
観光施設 | 福岡タワー シーサイドももち海浜公園 福岡市博物館 野河内渓谷 サザエさん通り など |
文化財 参考:福岡市 早良区 史跡神社仏閣 | 妙福寺庭園(市指定文化財) 西光寺梵鐘(国宝) 西南学院旧本館・講堂(県指定文化財) |
災害情報 | 洪水ハザードマップ 早良区 揺れやすさマップ |
福岡市早良区は人口・世帯数とも微増傾向です。2023年8月と比較すると2024年8月の人口は0.5%の増加率となっています。急激な人口減少は予測されておらず、開業の計画が立てやすいエリアです。
ただし、早良区の高齢化率(65歳以上の人口割合)は24.6%で、福岡市全体の22.3%より高めです。エリアによっては高齢者向けのサービスに需要があります。
参考:早良校区 データ集
また、洪水ハザードマップで見ると、樋井川や室見川沿いは浸水の危険性が高いエリアです。出店の際は浸水対策をするか、川から離れたエリアを選ぶと良いでしょう。
揺れやすさマップで見ると、早良区の北側は地震によって6強の揺れが起こる可能性があります。築年数の古いテナント物件や店舗は、耐震工事を行うなどの対策が必要な場合もあります。
早良区の南側に行くほど、地震で大きな揺れが起こる可能性が低いので、出店の際の参考にしてみてください。
関連記事:あなたの店舗は安全ですか?出店者が知っておくべき災害対策と復旧手順
福岡の飲食店経営者は必見!自然災害に備える防災ガイド
福岡市早良区でテナント物件・店舗を探すなら福岡テナント連合隊!

福岡市早良区は南北に長く、北部・中部・南部で特徴が変わります。開業の際には、ターゲット層の需要に合った業種を把握することが成功のカギです。
本記事では、福岡市早良区で開業する際に必要な情報をまとめました。賃料相場やエリアごとの特徴などを解説しているので、お役立てください。
福岡市早良区で開業をお考えの方は福岡テナント連合隊をご利用ください。路面店、居抜き物件コーナーなど、事業者目線で詳細な検索ができるようになっています。
これから出店を考えている事業者様のお役に立てれば幸いです。