アパート・マンションを借りる時、入居審査で通りやすい職業、通りにくい職業というのは、存在する。
中小企業よりは、一流有名企業に勤務している方が有利だし、自営業よりは、公務員の方が審査は通りやすい。特に審査に通りにくいのは、水商売関係に勤務している方である。
なぜなら、よはり過去に家賃滞納や、生活時間の違いによる入居者どうしのトラブルなどのクレームが、他の職業の方に比べて非常に高いからである。水商売関係に勤務している方が、全てそうだとは言わないが、現実問題として、大家さんや不動産業者には、敬遠されている。
私は、結構その人物、個人を見て問題が無さそうなら、入居してもらっているが、それでも、半数は期待を裏切る結果になる。
この間も、他の不動産会社で、入居を断れ続けていた、28歳で子供が1人いるス
ナック勤務の母子家庭の方に、入居してもらったが、後から 変な男と一緒になり、ヤバイ街金融からも金を借りるようになり、結局アパートに居られなくなり、男と一緒に夜逃げ。
入居した時には、「子供を、私がガンバッテ育てないと」と言っていたのに、 逃げる時には、子供を自分の親の所に置き去りにして、逃げちゃった。 彼女を信じて入居してもらっただけに、残念である。
逆に、私達、不動産業も職業的差別を受ける時がある。犯罪や事件等を起こした人物の職業が、不動産業とか不動産ブローカーなどと報道されることが多いためか、社会的にはあまりイメージが良くない。
まあよくあるのが、入居時に必要な書類に住民票や印鑑証明などあるが、そろえてもらう時、「不動産屋に、印鑑証明など預けられない、コピーでいいか」とか、「後で住民票や印鑑証明の原本は、返してくれ」とか言われる。
私が、車で事故を起こした時など、名刺を出して、職業が不動産屋と知ると、過剰に反応する人がいる。何かお金をたくさん取られるとか、メンドウな事になるとか、思っているんだろうね。銀行に行っても、融資を受けずらいし、世の中キビシイね。
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